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たぶん続くダイアリー

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2022年1月の記事一覧

1歳児のコミュニケーション

昨日、保育園に娘を迎えに行くと
風呂敷をマントのように首に巻いたRちゃんと
追いかけっこをしている娘の姿があった。

Rちゃんは、窓向こうの私に気づいて、立ち止まった。
そして、娘のほうに駆けていった。
「ママ!(おかあさんが迎えに来たみたいよ)」と伝えてくれたのかな
と思っていたら、ふたりで部屋の一番奥に走っていき、
よく見るとテーブルの下に潜り込んで、
見つからないよう隠れているのだった。

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つながりは、責任をともなう

「つながりは、責任をともなう」

ゲームクリエイターの小島秀夫さんが口にしたひと言が、今私が気になっているコトのひとつというか、自分の課題であるような気がした。

ゲーム「デス・ストランディング」のプロデューサーやデザイナーである小島さんはこのゲームを制作するとき、安部公房の短編小説『なわ』にヒントを得、世界や社会の分断が進む一方で、人と人のなかに生きづく「つながり(なわ)」をテーマにしようと考え

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チャイの量が少ない問題

スパイスカレーが市民権を得ているのかどうかはわかんないけれど、
都内にもスパイスカレーのお店が増えた。
おいしいよね、スパイスカレー。

ところで、スパイスカレー店の「チャイ」とは
なぜあんなにも量が少ないのか!
大方の店が、ちびっとの量のチャイを出す。
すごく不満である。
もっと飲みたいのである。

昨日、とある街の、評判のスパイスカレー屋でランチを食した。
セットならチャイが160円ということ

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負けず嫌い

3年前に取材した、新潟の伝統工芸士さんを再び訪ねた。

穏やかで、芯の強い、素敵な蒔絵師さんで、伝統をリスペクトしながら、それだけにこだわらず、自分の好きや得意を交えながら、全く新しいカタチにつくりあげる柔軟さを持っている。

そして、とにかく「負けず嫌い」である。彼女のものづくりの魅力は、そこにあるのかもしれない。

悔しさを力に変えて技術を高め、最終的には批判したさえ人もファンにしてしまう。そ

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世田谷区✕ジモティー

世田谷区とジモティーがコラボして、区民の不用品(ちゃんと使えるものなど、色々指定あり)を無料で回収し、ジモティーが必要な方に販売したり、譲ったりする、という情報をみつけて予約しておき、昨日、指定の場所に不用品を持ち込んだ。

その時の暮らしでは必要なアイテムで、きちんと吟味し、それなりのお金を払うのであるから、いい加減な気持ちで買ったものはない。
だから、本当なら、壊れてどうしようもなくなるまで使

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丹田を鍛える

産後しばらくして腰痛がひどくなり、整形外科に通っている。

下北沢にある有名なクリニックなのだが、そこには診察を行う医師以外に、医学療法士がたくさん在籍しており、マッサージやリハビリが必要な患者がお世話になっている。私もその内のひとり。

で、毎月数回、マッサージとリハビリ(運動療法)を受けにいくんだけど、医学療法士という骨格や筋肉を知り尽くしたプロが、各人の症状、体格、骨格にあわせたプランを用意

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アーノルド神経反射

耳のなかがときどき痒くなる。

で、綿棒でやさしく耳の中の側面をなでるのだが、

吐きそうなくらい、激しい咳がでる。

それも右耳の時だけ。

どうやらその現象を「アーノルド神経反射」というらしい。

飲食物が気管に入った場合、反射的にモノを押し出そうとするけれど、それと同じ働きなのだとか。

複雑~。

ちなみに耳垢がウエッティな人はワキガである、

という説があるけど、本当だろうか。

どうで

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熊手のご利益

熊手のご利益

例の熊手を西のカベに飾って、

「福よ来い、福よ来い」

「商売繁盛、商売繁盛」

と手を合わせていると、いつもより早いペースで仕事の問い合わせが来る(気がする)。

有り難いことである。

昨年もそうしていたけれど、

今年はより、その仕事に「価値」を感じるか? を一番の軸にして、

ちゃんと対価にも配慮されている仕事を請けることにしている。

仕事を選べるほど、経済的に余裕があるわけでは決して

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不安を口にすること

不安を口にすることは、ものすごいエネルギーがいる。
私は割と発する方だけど、それでも、どんなタイミングで、どんな話の流れにして、どんな言葉を使って、どう話せば伝わるかな、とか考えて、話す前には大きく息を吸って、大小さまざまな覚悟を持って話す。
だから、普段からそういうことを口にしない人は、余計にパワーがいるんじゃないかと思っている。
でも、その不安を解放したあとは、ホッとして、逆にエネルギーを得て

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言葉を回収させてくれ

初々しき男女が隣のボックス席に座ると、娘がふたりをジーっと見始めた。

ふたりは満面の笑みで娘に反応している。

なんだかいい雰囲気ですなあとムフムフ思いながら、彼らと娘のあたたかな視線のやり取りをしばらく横目で眺めていた。

……が、あまりにも娘が無言で介入するもんだから、「ほら、デートの邪魔しちゃダメ」と口走ってしまったのである。「邪魔し」を発している頃にはもう頭のなかで「あーーー!」と叫んで

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淡くぼかす隔たり

淡くぼかす隔たり

一昨日訪ねた、生活介護・就労継続支援B型事業所〈スタジオクーカ〉のこと。

クーカのギャラリー&カフェは、平塚駅周辺の商店街を抜けた先にある古いビルの1階にある。入り口は小さなギャラリースペースになっていて、訪れた日は ≪歴代大繁クマデ展 ~あなたの幸せを願って辻太郎が作ります~≫ の巨大熊手が3体展示されていた。

ガラス壁から陽光が気持ちよく入る店内は、読書愛好家には「ヘヴン!」と思える最高の

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千億万欲しいよね

千億万欲しいよね

酉の市は11月に開催される初冬の風物詩であるが、昨日、しかも仏滅に、熊手を拝受した。

購入したのは「厄除桃&疫病退散アマビエくまで」。神奈川県平塚市にある生活介護・就労継続支援B型事業所〈スタジオクーカ〉に通所する、辻太郎さん(本名:伊藤太郎さん)が制作したもの。やー、すっごいカワイイ。

昨年10月、WEBメディア〈こここ〉で、この熊手を紹介する記事を担当した(よければ読んでね)。

zoom

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ヤングケアラー(続)

昨日に引き続き、今調べている「ヤングケアラー」について、自身の頭の整理もかねて日記にしたためたい。

ところで、今でこそ未成年が介護を担うことについて問題提議がされるようになってきているけれど、戦前や戦後まもなくまでは、家族間に要介護者がいる場合、家族がケアするのはごく当然であり、もちろん未成年であろうと介護を担っていたはず。それは、大方が“大家族”であり、ケアできる家族がたくさんおり、さらに地域

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ヤングケアラー

仕事の関係で、「ヤングケアラー」について調べている。

通学や仕事をしながら、慢性的な病気、精神的な問題、障害のある、親、祖父母、きょうだいなどの介護・看護・世話・見守りなどを担う、18歳未満の未成年を「ヤングケアラー」と呼んでいる。

家族なのだから、なにかあったら世話するのが当たり前、といえばそうなのかもしれない。「大好きな家族だから」と自ら進んで介護を引き受ける子どもはたくさんいるだろうと思

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