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無くなってしまうかもしれない景色

またまた素敵な梅林を見つけた。
向こうの山ではたくさんの霧が立ち昇っていた。

その様子を写真を撮っていたら、散歩をしてるお婆ちゃんに出会った。
挨拶をしてお話をする。

「ここの梅はね、昔はみんなで集まって梅を収穫したり、売ったりしてたんだよ。
でも今は人も減って、みんな歳で、梅を収穫したり、サイズとか分けるのも大変でね、梅を取らなくなったんだ。でもね、お花見はするの。綺麗でしょ。晴れてる日は向こうに山が見えてね、それはそれは綺麗なんだよ。」

他にもたくさん、この土地の素敵をお話してくれた。
この土地も、もしかしたらいつかは手入れする人もいなくなって、荒れ地になってしまうのかもしれない。

今見れている景色も、いつまでも当たり前に見れるものとは限らないなと、改めて強く感じた。

せめて旅をしてお金をその土地に落とすこと、挨拶から交流が生まれて、人が少しでも活気が出ること、
少しでも素敵な土地が誰かに伝わって、観光地だけではない旅をしてくれる人が、増えたらいいな。

温かく優しい土地と人は、イコールだなって、いつも思う。

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