sola

1977年生まれ。 外資系 Marketing担当。旅行代理店→外資系OEMメーカー→…

sola

1977年生まれ。 外資系 Marketing担当。旅行代理店→外資系OEMメーカー→外資系製造業→外資系ソフトウェア。 8年のキャリアブランクを経て、キャリアの再構築を開始し、5年目突入。O型、牡羊座。

マガジン

  • 【実録】専業主婦の再就職日記

    専業主婦になって8年、ひょんなことからフルタイム、外資系企業にいきなり再就職してしまった1か月の記録と、私の新卒からのお仕事あれこれ。 ちょっと変わった再就職日記なので、まるっきり参考にならないかもしれないですが、社会復帰を目指す専業主婦の方々の希望になれば。

  • Life

    仕事のこと、家族のこと、日常のこと。 心に留まったことを自由な視点で。

  • 音楽エッセイ

    小田和正さん、オフコース、星野源さん、その他アーティストや好きな曲についての勝手なつぶやき。

最近の記事

引越し

昨夏から書けていなかったnote。 こちらで何を書いたら良いのか、迷子になっていました。 素直に書けない、ギミックを盛り込んでしまいたくなることを息苦しく感じていて、1年ほど前からこっそり開いていた別なnoteへ、こちらで書いた気に入っている記事だけを引っ越してみました(少し気になっていた箇所は修正したりして)。 だいぶ、色んなことに行き詰まっていることにあまり代わりはないのですが、自由に表現できる場を手に入れて、気持ちも軽くなりました。 こちらでの更新は、たぶん今後は

    • 海峡を渡る風

      このところ、日々が過ぎるのがとても早い。 うっかりすると一週間単位で飛ぶように過ぎてゆく。 このnoteも早く書きたかったけれど、上手く構成が纏まりそうになくて1ヶ月半も放置してしまった。 何十年も同じ背中を追い続けてきて、初めて“知らない土地までライブを観に行く“ということになった。 知らない土地へ行ってライブを聴くことは、少しだけ、疎外感を味わう行為でもある。 地域ごとにノリ方や盛り上がり方が違ったり、何だか置いてきぼりに遭うようなこともあるから。 特に小田さんは、幕

      • 緑の街

        花道を元気に走る75歳を、観に行った。 昨秋はコロナ回復後だったからか、随分と背中が小さくなったように感じたけれど、今回はまた背筋も伸びて、声もとても良く出ていたし、危なげなく3時間弱のステージをこなしていた。 遠目で良く見えなかったけれど、APCのデニム(多分)、白のスニーカー、Tシャツはネイビーの多分これもAPC→後半は白のツアーTにチェンジ。 スニーカーは以前はスピングルのを履いていたり、某海外ブランドの革製の時もあったけれど、今回は何だったんだろう? 花道をダッシュ

        • 別れの街

          3月から忙殺気味で、土日はその隙間を埋めるように観たい展覧会(が今年は目白押しなのだ)に行っている間に、季節は新緑から初夏へ移っていた。 GWに入って、ようやく録り溜めていたものを観る時間を作ることができ、先日録画しておいた"SONGS"を観た。 ちょうど昨年の秋頃に"Guilty"について書いたが、 その前に取り上げた“別れの街“と併せて、地上波で歌われることは滅多にないので、今回は貴重な回だったと思う。 “別れの街“は男性の女々しさを前面に出した曲だということは、以

        引越し

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        • 【実録】専業主婦の再就職日記
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        記事

          宵の嵐

          春の嵐の夜、同僚の家にお邪魔した。 私より少しだけお姉さんの同僚は、仕事もプライベートも経験豊か、出身も同じ東北、いま住む街は以前私が住んでいたところ、そして私と好きなものが似ている。 会社でもらった美術展のペアチケット、誰かに1枚譲ろうと思った時に、真っ先に浮かんだのが彼女だった。 せっかくだからと予定を合わせて二人で出掛けた美術展、観終わったあとに目の前のワインビストロで昼ワインを飲みながら少しだけ深い話をして、とても仲良くなった。 その彼女の家に、私達よりひと回り近

          宵の嵐

          今だから

          訃報がまた、飛び込んで来た。 何だか眉唾と言われそうだけれど、誕生日のその日、この曲を聴きたくなってYouTubeで何度かリピートしていた。 その日に、逝ってしまったのだとは露ほども知らず。 未だにCD化もサブスクリプションも行われていないこの曲は、レコードから上手くYouTubeに上げて下さった方のものを聴くしか手立てがない。 1985年の国立競技場、『All Together Now』。 レコードと同じメンバーで演奏され、Liveもレコードを流してるのでは無いかと思う

          今だから

          理想と幻想

          子供の春休みに合わせて実家に帰る折、出がけに思い立って『サヨナライツカ』をトートバッグに放り込んだ。 20数年前、同じように帰省の折、駅の書店で平積みになったその赤い表紙に惹かれて買い、何度か読み返して来た本。 豊の優柔不断さが、嫌いだった。 沓子のその後の人生を頼りないものにするほど、魅力のある男性だとは思えなかった。 結局は自分の面子を守り、世間体を気にするだけで、どう書いたら良いか分からないからと沓子からの手紙に返事も返さず、沓子の死に際にようやくタイヘ飛ぶ。 すべ

          理想と幻想

          Lost in translation

          新しい会社の同僚たちと、しばしばオフィスで顔を合わせる機会が多くなってきた。 日本のIT業界はまだまだ男性比率が高い。 外資系といえどもその傾向は強くて、その中にあってもマーケティングは元々女性比率が高い部署である上に同年代も多いということも相まって、何となく連帯感が醸成されつつある。 そうは言っても、私のように子どもがいるのはあと一人だけで、他はDINKSかシングルなので、時間の自由度という意味では部署で一番制約があるのが私、ということになる。 年末にこの女性だけが集ま

          Lost in translation

          白と黒

          昨年末、フェリックス・ヴァロットンの展覧会へ足を運んだ。 その世界観がとても気に入り、普段はそんな事しないのに珍しく展示物のポストカードを購入した。 カード用のフレームも白と黒。 雰囲気に合わせてフレームも買い、サイズに合った額に収めて寝室に飾った。 気に入ったものは、いずれも愛情と駆け引き、人間の本性が見え隠れする、ヴァロットン得意の皮肉が籠められた作品。 ひとつは、「怠惰」。 ベッドの上、女性が気怠げに片手で猫を撫でている。 先に身支度して出て行ったのか、愛し合った相

          白と黒

          バランス

          先月は忙しすぎて、Noteの下書きすらも手を付けられなかった。 8月に今の会社に転職して、早3か月。 もっとスタートダッシュできるかと思っていたけれど、本来のRoleとは別なことに入社早々関わることになり、色んなことが停滞したまま名ばかりの試用期間も過ぎ、今日で漸くその巻き込まれ案件も終わって一息つくことが出来た。 先月なんてあまりに雑に振られた仕事(同僚曰く、パワハラレベル)の対応に追われ、ちょうどPMSとも重なって精神的に不安定になり、”前の会社に戻りたい”と思ってしま

          バランス

          Guilty

          前回のnoteで「別れの街」について触れたあと、少し気になって調べてみたところ、プロデュースをするにあたって小田さんが”男の女々しさを前面に出そう”と言った、というリリース時の記事を見つけて、思わずにんまりしてしまった。 あれはやはり、きっちり意図して書かれたもので、緻密に構成されていたのだと。 そしてそれが当時中学生だった、曲のターゲット層でない私にもきちんと伝わっていたということは、マーケティングの成功を意味する。 「別れの街」の1年前にリリースされた「Guilty」は

          再構築の、その先。

          3年3か月勤務した会社を辞めて、今月から新しい会社で仕事を始めた。 今回はお話をいただいたのが2月の終わりで、順調に面接を経てあとはOffer Letterという段階で先方の都合で1か月半ほど無しのつぶてになり、そもそも転職自体を考えてもいない段階で降って湧いたお話だったからと、こちらも悠長に構えていた。 前の会社を辞めたかった訳でも無かったし、だいぶ自分の裁量に任せてもらえていて自由に仕事ができていて、大きな不満があるわけではない。 色々な方から信頼を置いていただいてい

          再構築の、その先。

          I Love You

          この週末、33年追いかけ続けている小田和正さんのコンサートへ行く筈だった。 ところが息子が急な発熱。 COVIDを疑って検査したところまんまと陽性反応で、念のためにと私も検査したら薄っすら陽性。 全くの無症状だけれど、予定は断念した。 陰性だったとしても、周囲に2週間以内に感染した者がいれば来場は見合わせる決まりではあるので、どちらにしても致し方ない。 同じ状況でもきっと誤魔化してでも来る人はいるのだろうけど、33年真摯にファンをして来たのだから、ここでルール違反は犯した

          I Love You

          独りで立つ

          先日、約2年ぶりに旅に出た。 どこへ行こうか散々悩んで12年ぶりに行ってみることにしたのは、学生時代から社会人初期にかけて足繁く通った場所。 GW前で雨だったこともあり、人が殆どいない道を緩く歩きながら、色んなことを考えた。 12年前に来たのは前の会社を辞める前で、ストレスフルな仕事を続けるか悩んでいた時期だった。 構築したいキャリアと、出産の年齢的なリミット、望んだところで叶うかも分からない先行きの不透明さ。 全てを望み通りに、タイミング良く手に入れるなんて無理な話で、き

          独りで立つ

          居場所 2022

          先日、といっても1ヶ月ほど前になるけれど、久しぶりに外で飲む機会があり、女性ばかり4人で集まった。 誘ってくれたのは仕事で知り合った少し歳下のバイタリティー溢れる人で、彼女の部下のひとりと、一緒に仕事をした他の会社の方と、初めてご一緒したにも拘らずとても楽しい会だった。 誕生日直後だった私に、こっそりバースデー・プレートと花束を用意してくれるあたり、心遣いが憎い。 にしても、今どきの婚活事情やマッチングアプリの事など、世の中凄いことになっているんだー、と驚くばかりだった。

          居場所 2022

          So far so good

          私が33年来、背中を追い続けているその人は、また違った角度から素敵な表現をしてくれた。 自分の生まれた“春“というこの季節を毎日愛おしむように過ごせたこの年に、この曲が流れて来ること。 生きてゆくことの迷いや不安を見透かして、そっと「大丈夫だよ、君だけじゃないよ」と声を掛けて貰ったような。 私は誰かを、ほんの少しでも幸せにできているだろうか。

          So far so good