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復職:焦りと向き合いながら自分のペースで進む

リワークプログラムに通い始めた頃、他の参加者が復職準備や産業医面談について話すのを耳にすることがよくありました。当時の私は、それを単純に「そうなんだ」と他人事のように聞いていました。その時はまだ、自分の進み具合や目標に対する焦りを感じることはありませんでした。 しかし、数ヶ月が経つと、周りの人々の進展を見て焦りを感じるようになりました。自分より後に参加した人が順調に復職準備を進めているのを見ると、「自分はまだそこまで到達していない」と感じることがありました。こうして他人と自

    • 復職:身体的ストレスとの向き合い方

      不快な動悸に悩んでいたことがあります。医師に相談したところ、身体には異常が見つからなかったものの、精神的なストレスが原因である可能性が高いと言われました。この不快な症状は日常生活に大きな影響を与え、不安が絶え間なくつきまとっていました。皆さんの中にも、同じような経験をされている方がいるかもしれません。 ストレスマネジメントの講座で学んだ「価値判断をしない」と「今に意識を向ける」方法は、私にとって大きな助けとなりました。強い動悸がするたびに「危険だ」と決めつけるのではなく、「

      • 復職:心と身体の連動を活かして社会復帰を目指す

        心と身体が密接に関連していることを実感する瞬間が、日々の生活の中で何度も訪れます。特に、緊張する場面では、失敗を恐れる考えが頭を巡り、その結果、感情がますます緊張し、身体も汗をかくなどの反応を示します。この悪循環に陥ることは避けがたい現実です。 このような状況から抜け出すためには、行動を変えてみることが有効かもしれません。例えば、深呼吸を取り入れることで、心と考えが落ち着き、身体の反応も緩和されます。この小さな行動の変化が、心と身体のバランスを取り戻す助けとなるでしょう。

        • 復職:備えることの重要性と視点の切り替えの大切さ

          備えながら生活することは、決して悪いことではありません。日々の生活で「こうなったらこうしよう」と考え、準備を整えておくことで、多くの問題を回避でき、安心感を持って過ごせます。このような姿勢は、実際に役立つことが多いのです。備えることができると、予期せぬ事態に対しても冷静に対処できるでしょう。備えの重要性は計り知れません。 しかし、周りから「心配しすぎだ」とか「細かいことにこだわるね」と言われることもあります。こうした言葉を聞くと、自分の行動に疑問を持ち、不安を感じることがあ

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          復職:心のクセを乗り越える方法

          リワークの講座で「自分の考えのクセに巻き込まれないように」「客観視しましょう」とよく言われます。理解していることはわかっていますが、実際に実行するのは容易ではありません。長年社会人として生活してきた中で、物事を俯瞰し、全体の状況を考えるように努めてきたはずです。それでも、調子が悪い時にはうまくいかないことがあるのが現実です。 この問題に対して、日常生活の中で具体的な人物を思い浮かべることが効果的かもしれません。仕事上のストレスや日常のちょっとしたイライラを感じる時に、その人

          復職:心のクセを乗り越える方法

          復職:自分の普通は相手の普通じゃないかもしれない価値観の違いをどう受け入れるか

          ある時友人とと激しく口論したことがあります。私は「普通、こうするでしょ」と言いましたが、「普通って何?」と返してきました。その瞬間、自分の価値観が全ての人に通じるわけではないと気付きました。この経験は、他人との関わり方を見直すきっかけとなりました。 性別や年齢が同じだからといって、価値観や考え方も同じとは限りません。異なる背景や経験を持つ人々と接する中で、自分の価値観を押し付けることなく、相手の立場を理解しようとする姿勢が求められます。これは容易ではありませんが、重要なこと

          復職:自分の普通は相手の普通じゃないかもしれない価値観の違いをどう受け入れるか

          復職:変わり続ける自分の価値観に沿って生きる

          人生には、何が本当に大切かを見つけることが求められる瞬間があります。その大切なもの、つまり「軸」は、必ずしも硬く揺るぎないものではありません。例えば、今週末の映画を楽しみにするような些細なことでも、自分にとって価値があると感じられれば、それが軸になります。重要なのは、常に自分にとって何が重要かを見直し、再発見していくことです。 軸というのは変わり得るものです。以前は大切だと思っていたことが、ある瞬間にそうではなくなることがあります。かつては「家族が笑顔でいられること」が軸だ

          復職:変わり続ける自分の価値観に沿って生きる

          復職:共感と同意の違いを理解することで得られる心の余裕

          認知行動療法の講座は、気分の変化に対処するために自分の考え方と行動を変える方法を学ぶものです。これは、日常生活や仕事の場面で非常に有効です。しかし、共感力が高すぎると他人の感情に引きずられ、自分自身が疲れてしまうことがあります。相手の話に深く感情移入することで、自分もその感情に巻き込まれてしまうのです。 仕事の場面でも同様の問題があります。お客様からのクレームや他部署からの文句を自分ごととして受け止めると、過度なストレスを感じてしまいます。誠意を持って対応することは大切です

          復職:共感と同意の違いを理解することで得られる心の余裕

          復職:漠然とした不安にどう立ち向かうか

          リワークプログラムで「認知行動療法(実践編)」を学んだ経験があります。この講座では、復職後の具体的な状況を想定しながら、どう対処するかを実践的に学びました。私にとって、この学びは非常に重要でしたが、同時に難しい課題でもありました。皆さんと共有することで、少しでも役立てばと思っています。 復職に向けて準備を進める中で、常に不安がつきまといました。不安というのは、対象がはっきりしない漠然とした恐れです。復職後の職場で技術の進歩についていけるかどうか、この不安が大きな障害となって

          復職:漠然とした不安にどう立ち向かうか

          復職:小さな変化が生む大きな前進

          リワークプログラムに参加している中で、何度も涙を流すことがありました。その涙は、抑え込んでいた感情が一気に溢れ出すもので、最初はどう対処すればいいのかわからず、不安と戸惑いでいっぱいでした。特に過去の記憶に対する不安を少しずつ慣らしていこうと試みた時、そのペースが速すぎたため、感情が抑えきれずに溢れ出してしまったことがあります。この涙は、自分が弱いからだと感じることが多かったのです。 その時の涙は、自分が弱いからだと感じ、自分を責めることが多く、「まだこんなものか」と落ち込

          復職:小さな変化が生む大きな前進

          復職:適度な自己主張を身につける方法

          リワークプログラムに参加していた頃、コミュニケーションについて学ぶ機会がありました。特に印象に残ったのは「アサーション」、すなわち適度な自己主張をする方法です。これは相手に配慮しながら自分の意見を伝える技術で、一見簡単そうに思えますが、実際には様々な困難が伴います。上司に意見を言うのが怖い、未熟だから先輩に意見するのが恐れ多いと感じることがあるでしょう。我慢し続けると、それが大きなストレスになります。 アサーションはそのような状況を改善するための技術ですが、理不尽な相手に対

          復職:適度な自己主張を身につける方法

          復職:言葉と非言語の一致がもたらす効果的なコミュニケーション

          リワークプログラムで学んだことを振り返ると、特に印象に残っているのはコミュニケーションにおける非言語的要素の重要性です。例えば、怒った表情で「勝手にしなさい!」と言う場面が頭に浮かびます。これでは、相手はどう受け取るべきか分からず、非常に混乱してしまいます。人は言葉だけでなく、表情や身体の動きからも多くの情報を受け取るものです。 幼少期のことを思い出すと、「勝手にしなさい」と怒鳴られた経験がありました。その時、何をすれば良いのか分からず、ただ混乱するばかりでした。このような

          復職:言葉と非言語の一致がもたらす効果的なコミュニケーション

          復職:ストレスサインの認識と対処法

          生活の中で、自分がどう感じているかに気をつけることが大切です。呼吸が浅くなったり、肩に力が入ったりするのは、体が出すサインです。これらのサインを見逃さず、気づくことが重要です。日々の忙しさの中で、自分の体が発している小さな声に耳を傾けるのは難しいことかもしれません。集中して仕事に打ち込んでいるときこそ、無理をしてしまうことが多いです。だからこそ、自分の体がどう反応しているかを意識することが大切だと感じます。 私自身、以前ストレスを感じると口内炎や肩こりがひどくなることがあり

          復職:ストレスサインの認識と対処法

          復職:認知行動療法を通じて不安に対処する方法

          リワークプログラムに参加し、「認知行動療法」という講座を受けました。これは、落ち込みや不安に対処するために自分の考え方や行動を変える方法を学ぶものです。この講座を通じて、私はリラックス法や思考の修正、自分を観察することの重要性を学びました。 しかし、現実は簡単ではありません。不安は突然やってきて、学んだ方法がうまくいかないこともあります。例えば、いつも実践している呼吸法がうまくいかないことがあります。不安感は自分の思考に煽られる性質があり、自分は案外自分に優しくないものです

          復職:認知行動療法を通じて不安に対処する方法

          復職を目指すうつ病患者のためのストレスマネジメント

          リワークプログラムに参加していると、比較的安定した環境で過ごすことができるため、ストレスを感じることが少ないかもしれません。リワークに通う期間は、心理的に安全な環境で、15:30頃には帰宅できるという点でも、日常のストレスが軽減されます。しかし、この時期の安定した環境に慣れてしまうと、復職後の変化に対する準備が不十分になることもあります。 復職が近づくと、出発の時間は早く、終了の時間も遅くなります。職場の環境は必ずしもストレスフリーではなく、一定の負荷がかかります。特にリモ

          復職を目指すうつ病患者のためのストレスマネジメント

          自己紹介

          私の名前はSokuoです。このプラットフォームを通じて、リワークで学んだ知識と経験を皆さんと共有したいと思いますのですこしでもお役に立てたら幸いです。 私の目標: リワークで学んだ内容を整理し、私自身や読者の皆さんが必要なときに必要な情報を迅速に得られるようにすること。 私の投稿を読んでほしい人: 現在、リワークに通っていて予習や復習をしたい方々。 日々の忙しさのためにリワークで学んだことの復習が難しい方々。 復職が予想より早く、学びたいことが十分に学べなかった方

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