見出し画像

復職:認知行動療法を通じて不安に対処する方法

リワークプログラムに参加し、「認知行動療法」という講座を受けました。これは、落ち込みや不安に対処するために自分の考え方や行動を変える方法を学ぶものです。この講座を通じて、私はリラックス法や思考の修正、自分を観察することの重要性を学びました。

しかし、現実は簡単ではありません。不安は突然やってきて、学んだ方法がうまくいかないこともあります。例えば、いつも実践している呼吸法がうまくいかないことがあります。不安感は自分の思考に煽られる性質があり、自分は案外自分に優しくないものです。だからこそ、自分の思考や感情と距離を取ることが大切です。

リラックス法や思考の修正、自分の観察では対処できない時には、別のアプローチが必要です。そんな時、自分に5つの質問をすることが有効です。「その不安は本当のことですか?」「どうしてそう思うのですか?」「それが起きる可能性はどのくらいだと思いますか?」「なぜあまり起きないと思うのですか?」「同じ不安を持つ友人に何と言ってあげますか?」このように問いかけることで、自分の思考を冷静に分析することができます。

具体例として、「みんなに嫌われている」と感じる時のことを考えてみましょう。「それは本当か?」、「どうしてそう思うのか?」、「それが起きる可能性は?」、「Aさんだけが厳しい目つきで見ている。他の人は違う。」、「友人に同じことを言われたらどう答えるか?」。こうして自分の思考を一つずつ問い直すことで、少しずつ冷静さを取り戻すことができます。

この5つの質問をすぐに見られる所に書いておくのが良いかもしれません。手帳やスマートフォンのメモアプリ、パソコンの壁紙など、目につく場所に書いておき、不安が訪れた時にすぐ確認できるようにするのです。一行目をゆっくり読み、すぐに答えが出てこなくても一つずつ自分に質問していくことで、不安を少しずつ和らげることができます。

ただし、この5つの質問も万能ではありません。最初はうまくいかないこともありますし、練習が必要です。他の方法が良い場面もあります。どこかに自分に合う方法が必ずあるわけではないですが、自分にとって有効な方法を見つけるために、試行錯誤を続けることが重要です。

最後に、完璧な方法は存在しませんが、この文章があなたの助けになればと思います。様々な方法を試してみて、自分に合った方法を見つける努力を続けてください。それが不安やストレスに対処するための一歩となるでしょう

さて、あなたは次にどの方法を試してみますか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?