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「分組連」で仕事の難題を解決する

「分組連」とは僕が作った言葉で、「分解」「組み合わせ」「連携」の三つの単語の頭文字を合わせたものである。

山下英子さんの『断舍离』を何度も読んだことがあり、

その中で“物事に対しての片付けの哲学”は仕事にも有効だと思う。

断:仕事場の欲をなくす
舍:優先順位が低い仕事を捨てる
离:頑固な思考を止める

これで仕事場はスッキリするし、やること、やれること、やるべきこともはっきり分かってくる。

しかし、スッキリした後に残された課題は、難題しかないと思う。

スポーツと同じく、みんなが一生懸命練習するのは成長したいためなので、成長したければ筋肉と反射を鍛えてあげなければいけない。「断舍离」の考え方でやるべきことを明確にしてからが仕事のスタートだと言える。

仕事をうまくやるための方法論はたくさんあるが、僕のおすすめは「分組連」である。

「分組連」について

「分解」「組み合わせ」「連携」の三つのキーワードを軸にして、わからないほど難しいことを細かく分解していく。新たな連携は、分解した部分を再構築することである。

ここに簡単な例を挙げる。

スマートフォンの時代になったのはIPhoneのおかげである。iPhoneのすごいいところは、新しい時代を作ったのではなく、現状にあるもの同士を新しく組み合わせてから新しい時代になったのであると。

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iPhone=iPod+Phone+Internet

我々が人類の生活を変える商品の開発をするのはなかなか難しいかもしれないが、難題を解決する方法を身につけたら、違う人生になるだろう。

仕事の難題について

上司から難しい仕事を与えられた時、自分の心理的に大きく四つに分かれている。

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 ①はマイナス思考で仕事にまだ慣れてない人間。
 ②は優秀なスタッフの思考、難題にあったこそ、チャンスだ。
 ③は一番いたいパターン。
 ④は仕事場で無理だろう。

大体の人は①のタイプだと思う。新人ではないが、でもまだ一人前にはなっていない。前はすごく頑張ってたけど、いい結果が生まれないから、少し諦めている状態である。
②のタイプは新人と一人前の人。
③④はよくないパターンなので、今回は触れない。

「分組連」という考え方は、特に①と②の新人にとってヒントになると思う。

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難しい仕事に直面し、どうしたらいいのがわからない場合、あの方法がある。

難しい仕事とは?

初めてやること、何回やっても失敗してしまうこと。

世の中には、表面を見るだけではわからないことが多い、わからないままでは問題を自分で解けるわけがない。そこで自分がわかるものに当てはめて考えてみると、そんなに難しくなかった、ということことがわかる。自分がわかるものにしてさらに見てみると、そうでもないことが多いのだ。

すぐにわからないものに出会ったときには、「分組連」を使えば問題を単純化できる。

仕事を分解

まず、難題について自分自身にいくつか問いかけてみましょう。

ターゲットは何?
どのような方法で実現する?
ターゲット:一般人、法人、その他
欲しいもの:1、2、3
連携方法:▲、■、●

組み合わせすると

A1▲、A2▲、A3▲。。。トータルで9パターンがある。
その中でベストの組み合わせを選んで実行してみる。

例えば、自分を例にする

「宣伝費用をかけないで中国に商品を販売できるビジネスモデル」という課題があるとする。さて、これにに対してはどうしたらいいのだろうか?

今まで述べてきたように、複雑な問題はまず分解する。

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ターゲットが大企業の場合、他のリソースを持っているので、広告代理店、MCNや代購組織などとの連携ができると予測する。

ターゲットが中小企業の場合、ToBかToCによっても方法が変わってくると思う。
  ・ターゲットがToBの場合、専門APPと貿易商社と連携できると思う。
  ・ターゲットがToCの場合、代購とMCN(特に生放送の投稿が多いMCN)との連携が効果的だと思う。

ターゲットが個人の場合、MCNと契約しKOLとして活動したら、お金をかけなくても可能だと思う。

これらのように、分解すればたくさんの可能性ができている、まだ解決できない場合は、さらに一層分解して方法を探す。このようなやり方を続けていけば、必ず最後には答えがあると思う。

宿題

ライバルの難題を「分組連」してください。
自分の難題を「分組連」してください。

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