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ゲームは悪ですか?『アトムの童』とつぶあんさんに考えさせられたこと

TBSの日曜劇場『アトムの童』ご存じですか?

『アトムの童』は、2022年10月16日よりTBS系「日曜劇場」枠にて放送中のテレビドラマ。主演は山﨑賢人。 若き天才ゲーム開発者が倒産危機の老舗玩具メーカーと手を組み、ゲーム業界の大資本企業に立ち向かい成長していく姿を描く。 令和4年度文化庁芸術祭参加作品。

出典:ウィキペディア

20日の放送の内容は、
「ゲームなんて百害あって一利なし」
というアンチゲーム派が登場。

ゲームは悪ですか?

「学校でゲームなんて持っての外です!」
PTAからの抗議を受け、学童保育で山崎賢人演じる主人公(ゲーム開発者)が作ったゲームで遊ばせることが禁止になった。
そう言われた主人公は子供たちの通学の安全をゲームによって学ぶ「シリアスゲーム」の開発に乗り出す。

シリアスゲーム: Serious game)とは、エンターテインメント性のみを目的とせず、教育・医療用途(学習要素、体験、関心度醸成・喚起など)といった社会問題の解決を主目的とするコンピュータゲームエレメカも含まれる[1])のジャンルである。前述の用途に専ら用いる意図で開発されたゲームを指し、広義にはシリアスゲームとして利用可能な一般のゲームを含む[2]シミュレーターとの違いは、ゲームを起源にしている点にある。すなわち、第2目的としてエンターテインメント性が常に存在している。

出典:ウィキペディア

「ゲームの何がいけないのでしょうか?」
とゲーマーであり、ゲーム開発者でもある主人公にとって、アンチとの遭遇は初めてであり、戸惑いを見せる。

教員である私の中にも、ゲームはマイナス面が刷り込まれています。

例えば、

中毒性がある(他のことが手につかない・自制心が効かなくなる)

「子供がゲームばっかりやって勉強しなくて困る」
という相談は昔からありました。

しかし、オンラインゲームが全盛のいま、いつでもどこでも誰とでもゲームができることから、その傾向がさらに強まっているように思います。

特に深刻なのは、オンラインゲームに夫婦してハマり、子供がネグレクト状態になっているよう事例が増えてきています。

ゲームで親子がつながった事例

そんな中で、ガツンと頭を殴られたような記事に出会いました。
つぶあんさんのこちらの記事です。

つぶあんさんは、元々昔はゲームをされたそうですが、しばらく遠ざかっていたとのこと。
親としては、アンチゲーム派の立ち位置にいたことがわかります。

実は、息子は中学2年の二学期から学校へ行けなくなってしまった。
一日中、ゲームをしていた。
私には、それが理解できなかった。
こんな言葉をかけていた
「ねぇ、いつまでやってるの」
「もう、いい加減にしたら?」
「やめないと、禁止するよ」
家にいてゲームしかしない。
大声を出す息子に、とにかく私がイライラしていた。

引用:つぶあんさん『ゲームで学んだこと』より

つぶあんさんの気持ちが痛いほどわかります。

しかし、つぶあんさんは、ある時、テレビで見た脳科学者が
「あつまれどうぶつの森は神ゲー」
という発言が気になり、その真意を確かめるべく、「あつ森」に挑戦。

そのためには、息子さんから任天堂Switchを借りることに。

しかし、せっかく始めた「あつもり」も、勝手がわからず、楽しくなかったとか。

そんな様子を見た息子さんが色々とアドバイスをくれ、少しずつ、「あつもり」の楽しさがわかるようになっていったそうです。

そして、ゲームをせざるを得ない、息子さんの心情に気づくことができた。
さらには、つぶあんさんにアドバイスをくれる息子さんの『優しさ』に気づく。

ゲームを通じて、親子の温かなコミュケーションが復活。
息子さんへの感謝の気持ちが湧いてきたのです。

ゲームが悪いのではなく、ゲームをする側の心の持ち方で状況は全く変わることを学ばせてくれる記事です。

「ゲームばかりしていても何の役にも立たない」は死語

親や先生(私は教師です😅)は昔から
「ゲームばかりやっていても、将来の進路に繋がらない。そんなことより勉強しなさい!」
と言ってきました。

しかし、現在eスポーツがオリンピック種目に採用される可能性も高いと言われていたり、プロのゲーマーが活躍したりしている現実があります。

そもそも、親や教師(私も教師ですが😅)は自分の経験という狭い視点からのアドバイスが多いものです。

「ユーチューバーになりたい」
が漫才のネタで笑いをとっていた時代はすでに過去のものになっています。

「ユーチューバーになりたいとです」で笑いをとっていた時代が懐かしい

キングコングの梶原さんが「カジサック」としてユーチューブデビューした時は、

「あいつは終わった」

テレビ関係者や、芸人たちは冷ややかに見ていたそうです。
しかし、芸人を始め、あらゆるプロ達YouTubeに参入しています。

今やYouTuberは、子供達の憧れの職業です。

ベネッセ教育情報サイトより:https://benesse.jp/juken/202112/20211217-1.html


植松電機の植松社長は自らを「ゲームオタク」と称し、好きなことをとことんやってきたからこそ、今の自分がいるというお話をされていました。
大人は「ゲームより勉強!」と言ったり、
「宇宙に関する仕事をしたい!」と夢を語ったら、
「お前の頭では、そんなのは無理」と否定され続けた過去を語られていました。


勉強のできなかった植松さんを支えてくれたのは、お母様の
「思いは招くよ」
だったと言います。

終わりに

私はゲームが得意ではありません。
だから、ゲームにハマったこともありません。
一時『ウィニングイレブン』を息子と対戦した時期もありましたが、息子の方が上手くなって、勝てなくなり、やめてしまいました😅

要するに、夢中になれるものがある。
そのこと自体が尊いのではないかと。

そして、子供であっても、自分とは違う他人。
人それぞれの価値観を尊重することが大切である。

そんなことを、今回のドラマとつぶあんさんの記事から学ばせていただきました。

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