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結婚式乾杯の挨拶原稿公開

バツイチ子持ち京大卒元メガバンカーで最近プログラミングスクールを卒業し物販ビジネスと就職活動をしている総一郎です。


今日参列した友人の結婚式にて乾杯の挨拶をご指名いただいたので、原稿を公開する。

15年もの付き合いになる彼とのLINEを一番古いところまで遡って読み返して作り、1週間ほど毎日のように声に出して読み本番に臨んだ力作だ。

一応新郎からも「最高」「フツーに笑ってしまったわ」「スピーチ上手いな」というフィードバックをもらえたので、与えられた責務は無事果たせたと思う。

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▼結婚式乾杯の挨拶原稿公開
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僕と○○くんは、京都大学のテニスサークルこそ同じでしたが、学部も学科も違いますし、出身も違います。

そんな二人ですが、なぜかとても気が合って、

大学時代、「もしかしてあいつら付き合ってるんじゃない?」とゲイの疑いをかけられるほど長い時間を一緒に過ごしていました。

社会人になってからも毎日のようにLINEをし、思いついたら電話をかけ、

長期休暇を合わせて二人で旅行に行くこともありました。

それほど仲が良かったので、僕の結婚式の乾杯の挨拶は迷わず彼に任せました。

僕が中国に駐在していた時も、彼は月に何回か電話をくれましたし

帰国してからも家が近かったので、気が向いたらLINEで

「いく?」の3文字だけ送ると

「いこか」と3文字返ってきて、

1時間後には東西線木場駅の近くの行きつけの焼肉屋に集合し、

ビール片手に、店員の言いつけを無視して上レバーを生のままレバ刺しとして食べる。

そんなことを毎月のようにやっていました。


そんな、もはや気持ちが悪いと思われるほど仲の良かった彼と僕は性格が似ているのかというそうでは有りません。

僕は思い立ったら大学を休学してカナダに留学をしてしまったり、YouTubeの動画に感化されて動画を見た1週間後に会社に退職願を出してしまうような、そんな破天荒な男です。

一方で彼は「会社から止められているから」と、コロナ禍では三密を避けて僕の飲みの誘いにもなかなか応えてくれないような、そんな律儀な男です。

そんな性格の違いがありながらも、

どんなに悪いことでも、どんなに恥ずかしいことでも、彼はバカにせず、笑い飛ばさず、話を聞いてくれて、

性格が違うからこそ、

「ほんま気ぃつけや」

と僕を心配する言葉を耳にタコができるほどかけてくれました。

そんな安心感のある男だったから、なんでも話せる仲になったんじゃないかなぁと思います。


そんな、まるで家族のような時間を過ごしてきた○○くんに、今日東京○○さんという家族ができます。


先日三人でお会いさせていただいて、

「なるほど、手堅い○○が選んだお相手はしっかり才色兼備やなぁ」と思いました。

二人の会話を聞いたり、やり取りを見たりして、「とうとう○○にも真の女房役が現れたか」と、少し寂しい反面、

「俺の○○をよろしくお願いします」と勝手に思いました。


ただ、○○くん、僕も元女房役として

たまには「いく?」と送るので、「いこか」と返してください。


そして、○○さんもその時は、彼の貸出し許可をお願いします。


最後になりますが、○○くん、○○さん、あらためて結婚おめでとう。

そして、今日二人の大事な日に、乾杯の挨拶を任せてくれてありがとう。



それでは、みなさんご起立ください。

○○くん、○○さん、○○家、○○家御両家、ご参列のみなさまの幸せを祈り、声高らかにご唱和下さい。


乾杯!!

PS(追伸)  
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