帰宅ラッシュ　④（終）／全4話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・101作目】

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〇　新宿駅・ホーム

　時刻は0時をまたぎ、日も変わっている。まもなく終電の時刻。
　一人のOLが疲れ果てた様子で電車を待っている。

O　（ため息をついて）明日も仕事か･･･　やだな･･･　
　　明日会社爆発したらいいのに･･･

　終電が到着。ドアが開く。珍しく満員。さらに誰も降りる素振りがなく、顔に生気がない。どこか負のオーラが漂っている。

O　･･･満員か。でもこれに乗らなきゃタクシー･･･　仕方ないや。
　　帰ったらシャワー浴びて、早く寝よ。
　　･･･もうずっと休んでたいな。。。

　OL　ぎゅうぎゅうの満員電車に乗り込み、人波の中へと押し込まれていく。

　全員が乗車しドアが閉まる。
　ドアの前には主人公が立っている。
　主人公　先ほどとは打って変わって生気のない顔。
　彼もまた「乗客」の一人となったようだ･･･