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仕事にするという覚悟

先日は取材同行での撮影の仕事だった。

当然ながら撮影担当は撮影のために現場に行くので、取材対象者と編集者の話に入ることはないのだが、先方と編集者さんのお人柄に甘えて最後にしれっと手を挙げて質問をさせていただいた。

質問の内容は割愛するとして、その質問に対してライターさんが
「本当にいい質問でしたね。助かりました。編集者できるんじゃないすか?」って言ってくれたんです。

その場では嬉しかったので、編集者として仕事をするということをちょっとだけ考えてみた。自分は人の話を聞くのが好きで文章を書くのが好きなのに、なぜそれを仕事として選ばないのかとふと考えた。

出てきた答えは、好きな人の話を聞くのが好きなだけだったからだった。
性に合わない人や、性に合わないテーマについて聞くのはやっぱり苦手で、「職業にしたらそういう仕事も舞い込んでくるだろうな」と勝手に尻込みしてしまった。

でも、今の自分の仕事も全ての仕事の工程で苦手なことがないわけではない。それでもなんとか続いているのは、好きが上回っているということだろう。

当初から考えたらこんなこともしなくてはいけないのか・・・ということは山ほどある。今は好きなことをやるために苦手なことも多少やっているけど、好きなことだけをやって、他を任せて生きていくことができたらもっと豊かだなぁ、と思う。

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