小倉ソフ子|ミニマリスト

光と風と本とコーヒー|オットと息子(5歳)と3DKのレトロ団地で3人暮らし|ミニマルな…

小倉ソフ子|ミニマリスト

光と風と本とコーヒー|オットと息子(5歳)と3DKのレトロ団地で3人暮らし|ミニマルな暮らしのエッセイ|創作小説も書きます|Amazonアソシエイト参加中

マガジン

  • 季語の掌編小説集

    四季を感じられる身近な言葉から、小さな物語を 季語をタイトルにした掌編小説、ショートショートです

  • ミニマリストの暮らしの話

    生活の中の気づきや工夫など、あれこれを書いた記事を、まとめて行きたいと思います。

  • ミニマリストの団地暮らし

    築30年越、3DKの団地のお部屋に引っ越しました。そこでの暮らしの記事をまとめて行きたいと思います。

  • 団地暮らしの十二か月

    団地で暮らす四季折々を、ひと月ごとにまとめて行きます。 2024年の1月スタート。 どうぞよろしくお願いします。

  • ミニマリストの服の話

    服が好きです。服や靴、身につけるものについて書いた記事をまとめて行きたいと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

ミニマリスト|noteで書いた全記事を、8種類のマガジンにまとめています

こんにちは。ソフ子と申します。 オットと4歳息子と3人で、レトロ団地の3DKでミニマルに暮らしています。 このたび、自分で書いてきたミニマリストの記事のマガジンを作ってみました。 今までに書いた記事が、いつのまにか100記事を越えていました( ※2023年12月現在)ので、種類別にいくつかのマガジンにまとめてみました。 全マガジンの一覧はこちらです。 現在のところ、全9種類です。 クリエイターページのトップには5種類までしか表示されていないのですが、 ページ上のタブか

    • 夏季語・ショートショート 8|水羊羹

      「何にもなくてごめんね」 と言いながら、Yがコンビニから帰って来た。 「いや、こちらこそ」 と、Yの両手のアイスコーヒーを受け取る。 「何か差し入れを持って来ればよかった」 Yはくしゃりと笑って、いやいや、と顔の前で手を振り、 「わたしね、アイスコーヒーはここのがいちばんおいしいと思う」 と言いながら、手首にさげていた白いポリ袋をガサガサと開いた。 アイスコーヒーのガムシロップとミルク、それからおにぎり、サンドイッチ、ポテトチップス、緑茶、炭酸水、そして最後に水羊羹がふたつ

      • ミニマリストの団地暮らし|手作りの虫よけ 天然ハッカスプレーで爽やかな夏を

        こんにちは。ソフ子と申します。 えーやん(夫)もち助(息子・5歳)と3人で、レトロ団地の3DKでミニマルに暮らしています。 今週末から来週には本州も各地で梅雨明けとのこと、いよいよ夏本番ですね。 団地は緑が多い分、虫も多い! ので、ハッカ油を使ったスプレーを作ってみました。 作り方は、薬局でよく見かけるスタンダードなハッカ油のメーカーの、建永製薬さんのページを見てその通りに作りました。 必要なものは ハッカ油と無水エタノール、水とスプレーボトルだけ。 上の作り方のリ

        • 夏季語・ショートショート 7|ハンモック

          「雲」という看板がいつも気になっていた。 駅前の繁華な通りから一本路地に入った、小さな店が立ち並ぶ一角にその店はある。 日中は静まり返ったその通りは、宵の口からポツポツとネオン看板が立ち並ぶ。 間口の小さな、屋根も低い店々がひしめき合って並ぶ様は、さながら少しノスタルジックな映画のセットのようだ。 蒸し暑い日だった。 スコールのような激しい雷雨が残していった水溜りが、あちこちでぼんやりとネオンを映して、地上と反転した極彩色の道を作り出している。 寄せてくる夕闇をかわしなが

        • 固定された記事

        ミニマリスト|noteで書いた全記事を、8種類のマガジンにまとめています

        マガジン

        • 季語の掌編小説集
          8本
        • ミニマリストの団地暮らし
          57本
        • ミニマリストの暮らしの話
          116本
        • 団地暮らしの十二か月
          6本
        • ミニマリストの服の話
          15本
        • 小説|テイク・オフ!
          5本

        記事

          夏季語・ショートショート 6|夏シャツ

          ゴリゴリゴリゴリ……という音で目を覚ますと、かすかにいい匂いがした。 眠い目をこすって敷きっぱなしのマットレスから起き上がり、仕切りのガラス戸を開けると、予想通り、キッチンで祖父がコーヒー豆を挽いていた。 「おう、目が開いたかね」 と、わたしを見て祖父は言った。 コンロの上では細口のホーローポットにお湯が沸き、白く細い湯気をゆらゆらと立ち昇らせている。 「じいちゃん、早いよ」 時計を見て、文句を言った。まだ朝の五時半だ。 「何を言うか、いらっしゃい、だろうまずは」 コ

          夏季語・ショートショート 6|夏シャツ

          夏季語・ショートショート 5|ソーダ水

          帰り道で星を拾ったので、フリスクのケースに入れて持ち帰った。 帰宅して水を飲んでいる時に思い出して取り出すと、なんともいえないよい香りがする。 思わずコップの水に放り込むと、星はシュワシュワと溶けて光るソーダ水になった。 よく見ると星のすべては溶け切らずに、ほんとうに小さな小さな小さな星がコップの中で光っている。 やがてくるくると回転し、新たな渦を創り出そうとしているのがみてとれたので、わたしはあわててコップをかたむけ、それらを一息に飲みこんだ。 ビッグ・バン。 かく

          夏季語・ショートショート 5|ソーダ水

          夏季語・ショートショート 4|三光鳥

          山歩きにはそぐわない革靴を迷った末に脱ぎ捨てて、わたしは今、崖を登っている。 さすがに垂直ではないがかなりの角度の岩肌の、突起を見つけては掴み、足場を探して爪先をのせ、じりじりと体をおしあげながら、もうずいぶんの時間がたった。 「三光鳥を探して来い」と社長は言った。 《ツキ・ヒ・ホシ》月・日・星と鳴く尾の長い鳥で、捕まえてうまく飼い慣らせば世界のすべてを手にすることができるらしい。 「いったいどのように世界のすべてを」 挙手して質問しかけた社員は、どこからともなく現

          夏季語・ショートショート 4|三光鳥

          夏季語・ショートショート 3|麦湯

          まっすぐ家に帰りたくなくて路地を曲がったら、いつの間にか、踏んだことのない敷石の道を歩いていた。 道に迷った? そんなバカな、と顔を上げて、さらに目を疑った。 最寄駅に着いたのが午後八時過ぎ。 とっくに日が暮れていたのに、顔を上げたその時、辺りの風景が薄ぼんやりした夕暮れだったからだ。 逆ならあり得る。 さっきまで夕暮れだったのに、急に日が落ちたということならある。 しかし、路地を曲がったら急に夜が夕暮れに戻るなんてことがあるだろうか。 何か変だ。 混乱してスマホを取

          夏季語・ショートショート 3|麦湯

          ミニマリストの団地暮らし|6月の暮らし〜ここからまたぼちぼち行こう

          こんにちは。ソフ子と申します。 えーやん(夫)もち助(息子・5歳)と3人で、レトロ団地の3DKでミニマルに暮らしています。 今回は「6月の暮らし〜ここからまたぼちぼち行こう」です。 どうぞよろしくお願いします。 1.体調を崩した6月 急に真夏のように暑くなったり、ドザーッと大雨が降ったり、嵐のような風が吹いたり……気候に翻弄された1ヶ月でした。 もち助(息子・5歳)が胃腸の風邪になり、私と二人で1週間の引きこもり状態に。近所のクリニックがとても混み合っていて、皆不調な

          ミニマリストの団地暮らし|6月の暮らし〜ここからまたぼちぼち行こう

          夏季語・ショートショート 2|メロン

          メロンそのものではなく、メロンを模したものが好きだ。 メロンカラーのもの、メロンの香りのもの、メロン味のもの。 着色されたあざやかなグリーン、人工香料のメロンらしさ、とろりとしたシロップの甘さ。 メロンを模した何かを探してわたしは、コンビニ、スーパー、ドラッグストア……街の中の様々な地点を回遊する。 メロンソーダ(グラスでも自販機の缶でも)、メロンガム(ときどき見かける板タイプ)、期間限定のフラペチーノ、アイスクリームフレーバー、それからなんと言っても定番の、かき氷用

          夏季語・ショートショート 2|メロン

          夏季語・ショートショート 1|白靴

          わたしはこの時期には午前三時半のアラームで起きる。 ベッドを出て、顔を洗い、うがいをして、キッチンでグラス一杯分の水を飲む。 夜はTシャツとジャージで寝ているので、着替えはしない。 そのまま軽くストレッチをして、首にタオルをかけ、玄関へ行く。 スニーカーに足を入れて、紐を結ぶ。 軽く、クッション性のある素材で、包まれている感じが心地よい。 わたしはこの靴が好きだ。 外に出るとまだ暗い。 もう一度脚周りを丁寧に伸ばしてから、走り始める。 ジョギングで15分くらい行った住

          夏季語・ショートショート 1|白靴

          ミニマリストの団地暮らし|梅雨の暮らしと夏越の祓

          こんにちは。ソフ子と申します。 えーやん(夫)もち助(息子・5歳)と3人で、レトロ団地の3DKでミニマルに暮らしています。 モヤモヤとした梅雨らしいお天気が続いています。 今回は、梅雨の暮らしと、今月末の夏越の祓(一年のちょうど半分の大晦日のような日)について、過去に書いた記事をいくつか、こちらにまとめてみようと思います。 梅雨の暮らしについての記事3選 梅雨時期を快適に過ごすために、心がけているいくつかのことを書きました。 除湿機やサーキュレーターの活用という基本的

          ミニマリストの団地暮らし|梅雨の暮らしと夏越の祓

          ミニマリストの団地暮らし|Tシャツに重ねるもの

          こんにちは。ソフ子と申します。 えーやん(夫)もち助(息子・5歳)と3人で、レトロ団地の3DKでミニマルに暮らしています。 少しお久しぶりです。毎日暑いですね。 気温も湿度も高いとなるとなかなかに厳しいですが、そんな毎日でも快適に好きな服を着て過ごしたいものです。 今回は、主にTシャツに重ねる、暑い日のアウターについて考えてみました。 1.Tシャツ一枚ではなく、何かを重ねたい 40代という私の年齢もあるかもしれませんが、暑い日でもTシャツ一枚ではなく、何かしらのアウ

          ミニマリストの団地暮らし|Tシャツに重ねるもの

          ミニマリストの団地暮らし|リペアできるビニール傘 +TIC LITE という選択

          こんにちは。ソフ子と申します。 えーやん(夫)もち助(息子・5歳)と3人で、レトロ団地の3DKでミニマルに暮らしています。 今回は、ビニール傘について。 最近、突然のお天気の急変、しかも豪雨が多いですね。 今日も東京は現在は晴れていますが、夕方に急な雷雨の可能性があるとか。 外出の際は天気予報を確認して折りたたみ傘を持つようにしていますが、ついうっかり忘れた時にかぎって突然の雨にみまわれるなんてことがあります。(先日まさにありました……) 外出先でやむを得ずビニール傘

          ミニマリストの団地暮らし|リペアできるビニール傘 +TIC LITE という選択

          ミニマリストの団地暮らし|5月の暮らし〜外で楽しむこと、家で楽しむこと

          こんにちは。ソフ子と申します。 えーやん(夫)もち助(息子・5歳)と3人で、レトロ団地の3DKでミニマルに暮らしています。 今回は「5月の暮らし〜外で楽しむこと、家で楽しむこと」です。 どうぞよろしくお願いします。 1.外とつながり始めた5月 まだまだお天気は不安定ですが、すっかり軽装で外出できる気温になりました。 暖かいというより、すでに暑い! 春をとばして初夏になった! くらいの感じがしています。 今年の台風も発生し始めて、雨の日の周辺は湿気が大変ですが、晴れた日

          ミニマリストの団地暮らし|5月の暮らし〜外で楽しむこと、家で楽しむこと

          ミニマリストの団地暮らし|モヤモヤの季節にごはんがすすむ、彩り納豆

          こんにちは。ソフ子と申します。 えーやん(夫)もち助(息子・5歳)と3人で、レトロ団地の3DKでミニマルに暮らしています。 我が家では、かなりの割合で夫のえーやんが料理を担当しています。 今年はそんな彼のミニマルなレシピ記事も、時々(月イチくらい)で、お届けしてみたいと思います。 5月は、モヤモヤの季節にも栄養満点でおいしく食べられる、彩り納豆。 主に、写真とキャプションでお届けします。 【えーやんのミニマル・レシピ|モヤモヤの季節にごはんがすすむ、彩り納豆】 ◯材料

          ミニマリストの団地暮らし|モヤモヤの季節にごはんがすすむ、彩り納豆