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【第2回】図形が苦手な子の特訓方法
こんにちは、理子です。
私が長年算数・数学の授業をやってきて気付いたことがあります。
それは、図形が苦手な子は、図形を描くのも苦手だということ。
そもそも、直線をフリーハンドでひけない子も多いです。
逆に、図形が得意な子はフリーハンドできれいに図を素早く描けます。
私は普段、次のようなことに気を付けて指導しています。
【図形問題での指導】
・図を必ず大きくノートに描いて解く
・図に分かる数値を書き込む
・図を描くとき定規を使わない
・色ペンを使って解かない
図を必ず大きくノートに描いて解く
まずは図を描くことに慣れさせます。小学生のうちは絶対に8~10mm方眼のノートをおススメします。
図形が描きやすく、長さも分かりやすいです。
私は今も普段の勉強は方眼を使っています。
4年生くらいまでは、ノートの4分の1から半分くらいの大きさの図形がいいと思います。
図に分かる数値を書き込む
図を描くだけでは利用できていないので、分かる数値や、途中の計算で出てきた数値を書き込みます。
同じ長さに印を付けたり、解くのに必要なものが、書き込んでいるうちに分かってきます。
図を描くとき定規を使わない
これが一番大切です。きれいに描くために定規を使うことを指導している人も多いですが、図形が苦手な子は直線がフリーハンドで描けないことが多いです。
最初は線が曲がっていても、練習すればそのうち真っすぐ描けるようになります。
定規を使うと、定規の目盛りを頼ってしまします。そうすると、長さの感覚を養うことができません。
算数・数学が苦手な子は、平気で3㎝の長さより5㎝の長さを短く描く子がたくさんいます。
フリーハンドで、きれいな図を描けるように訓練しながら、長さの感覚を養っていきます。
色ペンを使って解かない
テストの時は、色ペンを使えないです。
解いている最中は色ペンは使わないで、丸付けし終わってから直すときに色ペンを使います。
色ペンを使いながら解くと、色を付けたところに引きずられて、ひらめき力が低下する場合があります。
算数・数学が苦手な子は、問題を見ただけで手が止まってしまいます。
これをいかに、動かせてあげるかが指導のポイントです。
図形を描くうちに、同じ長さに気付いたり、分からない角度の求め方を気付いたりと、手を動かすことで気付くことが多いです。
まずは、図形を描く訓練をしてみてはどうでしょうか?
ご覧いただきありがとうございました('◇')ゞ
理子
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