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脱線して仕上げたもの

Mercurio half wallet

パレルモからボンジョルノ!
Soffio di Sofiaのミキです。

先日、革を仕入れてから創作意欲に火が付いて・・・
急ぎの仕上げもある中、ちょっと脱線。
どうしても作りたくなってグッと集中して仕上げたお財布の新色です。

オールヌメ革のお財布は経年変化を存分に楽しめる

ヌメ革のナチュラル(使い込むと飴色に変化が楽しめる)とは別で、イレギュラーなイエロー。今回仕立てに使ったボディの革はベジタブルタンニン鞣しの革なので、これもまた経年変化(濃い色へと変化していく)を楽しめる。

仕上げはいつも使う方(お客様)だと思っているし、経年変化を楽しむのも長く愛用する醍醐味であると思う。

午後のいい光が差し込んだアトリエで、撮影

イエローのインナーは色で遊んでみる。

一般受けするものを作るより、一部のコアな人にうけるモノづくりを続ける方が、溢れるモノの中で差別化できていいと思う。それが売れる売れないはまた別の話だけれど・・・

小さいながらも紙幣はおらずに収納可能

クリーム色ベースに素材違いのイエローとビビットピンク!
ハッとする配色が心踊る。

シチリアの光景を連想させる。レモンとブーゲンビリア。

コインも取り出しやすいデザイン

一部の箇所を除いて、こちらのお財布は手縫いでしっかりと縫い上げていますから、愛情もたっぷり。もちろん他のモデルも十分に私の愛を込めていますよ。


製作したのは私自身ですが、自画自賛しつつ新たな製作に向けてムクムクと意欲が湧いてきました。これから日本での展示会に向けて色々と準備を段取りよく進めていかないといけない約2ヶ月です。どこまで作っていけるか、私の頑張りどころ!

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