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【20年の軌跡-Vol.02】 育て上げの叩き上げ-ジョブトレ一筋のリーダーは今日も諦めない。 #SDN20

育て上げネットの歩みを紹介する企画「20年の軌跡」。
2回目のテーマは、創業時からの中核事業「ジョブトレ」
ジョブトレの背景や経緯をご紹介しつつ、スタッフ阿部と理事長工藤が、対談形式でディープに語ります。

育て上げネットをご存知の方はもちろん、若者支援やNPOについて理解を深めてみたい方もぜひご覧ください!
これまでの軌跡(Vol.1)はこちら

なおこの記事では、さまざまな方に読んでいただけるように「ひきこもり」「ニート」など、普段は意図的に使わないようにしている表現・言葉遣いを使用しています。

写真(右) 工藤くどう けい 
1977年、東京都出身。認定NPO法人育て上げネット理事長。
成城大学中退。Bellevue Community College卒業。内閣府、厚労省、文科省など委員歴任。「無業社会」など著書多数。金沢工業大学客員教授。プライベートでは、長男次男、双子の三男四男の四児の父。

写真(左) 阿部あべ わたる
ジョブトレの現場リーダーとして若者の成長を見守る。壁を作らない関わりで、若者たちの"アニキ"のような存在。



【ジョブトレについて】

概要を教えてください

――まず、ジョブトレについて教えてください。

【工藤】
活動当初からあって、育て上げネットの中核となる事業です。チームを組んで、仕事体験メニューに取り組み、インターンシップなどを経由して就労に向けてステップアップしていきます。働き始めたあとも継続的にサポートします。詳しく知りたい方は動画もご覧ください。

主流ではなかった「通所型」

――就労支援にも色々ありますが、なぜ仕事体験を事業にしたのでしょう?

【工藤】
起業する前に全国の宿泊型施設をリサーチする機会があり、宿泊型はもう全国にあるのだから、優先度は低いなと思いました。

同時期に国が作ったフリーター支援施設の責任者をやっていて、たくさんの若者が通っていたので、“通所でも来る”と可能性が見えました。

――vol.1でもお話しされていましたね

【工藤】
ここは、ド真ん中のフリーターに混ざって、「働くに苦労しているけれど、ひきこもってるわけでもない層」も来ていたんです。

“ニーズはあるのに支援が手薄だな”と思っていました。
不登校や中退、未内定で卒業…ある教育段階を出ると、「働きたいけど働けない」層になり得ることもわかっていました。

ある種マーケットが見えたので、事業化に踏み切りました。宿泊型ほどの手厚さは要らない通所できる層。フリーターでもなくひきこもってるわけでもない人が一定数いる。じゃあそのニーズに対応できるようにしよう、と。

――対象が先に決まったんですね

【工藤】
そのあと、名称とプログラム内容を考えました。
正式名は「若年者就労基礎訓練プログラム」
堅くて長いので、通称を「ジョブトレ」と定めています。

生活サイクルの改善や、自分への自信・働ける自信を獲得、”就活しよう”と思えるまでの支えが不足していたので、あくまでも“基礎訓練”にフォーカスしてプログラムを作りました。

――ハローワークや職業訓練校っぽい印象です

【工藤】
よく勘違いされます(笑)

”基礎訓練”は、ユースコーディネーターと呼ばれるスタッフとこなしていきます。[ユースコーディネーター]は、手取り足取り支援をするのではなく、潜在的に持つ力を引き出すための機会を提供する役割のこと。
サポートでなくてコーディネートです。

――利用者は集まりました?

【工藤】
当時はメディアに取り上げられると講演が増え、イベントにもよく人が集まってくれました。創業した2004年は「ニート」という言葉が強烈に広がった年でした。

すると、メディアがニート、どこにいるんだ?と探しはじめ…
ここにいるぞ、となったとあとは1日3件とか取材がありましたね。

最初に動いたのは保護者でした「うちの子ニートかも、どうしたらいいの…?」となって。イベント開催のノウハウはあったので家族相談を経て本人にリーチしていました。

――「働いたら負けかなと思ってる」も2004年でしたね

【工藤】
自己責任の世論が強くて当事者の苦しさに関心が向いていなかった。だから「自己責任ではない」というメッセージがご家族や当事者に刺さりやすかったのかもしれない。

僕自身がそういう人たちと一緒に暮らしていたので生育歴で信頼してもらえたのではないかと今では思います。


【対談:理事長工藤×リーダー阿部】

フリーターでもひきこもりでもない人

利用者時代の阿部(2006年)

――阿部さんは元利用者と聞きました

【阿部】
育て上げに初めて来たのは2005年。
高校卒業して1年ほどニート状態だった時期に、母に連れてこられました。

【工藤】
フリーターでもなく、ひきこもりでもない人だったよね。

【阿部】
外に出たくなくて家にいたときもありますし、友達と遊んでたときもあります。最近の言葉だと広義のひきこもりというか…何もしてなかったです(笑)

【工藤】
ジョブトレど真ん中だったね

【阿部】
当時、両親が離婚して、再婚して。
再婚した父はまだ仲良くなかったので、何も言ってこなかった。

けど母は「将来どうするの」とか「何かしなさい」とか言って、理事長のお父さんが運営する青少年自立援助センターを見つけてきました。

一緒に行った説明会で「君はうちみたいな宿泊型じゃないよ。立川に育て上げネットという通所の若者支援があるからそこに行けばいい」と言われたんです。

【工藤】
宿泊と通所はタイプが異なり、人それぞれ。宿泊型は24時間のきめ細かいサポートがあるけど、阿部くんは違うだろうと父は判断したと思う。

【阿部】
育て上げネットに来たときは20歳。

初めてジョブトレを見学した日は、20歳と言うと周囲の方がびっくりしてました。当時は僕が最年少で、30代半ばを過ぎてる方が中心。

「20歳でなんでこんなとこ来るんだ」
「まだお前は希望がある」
と言われました。

――ジョブトレに通うのは大変だった?

【阿部】
僕は苦ではなかったです。むしろエネルギーが有り余ってました。
やることがないから仕方なくゲームをしてたんですから。

毎日何もないんです。
今、僕が関わってる若者たちも言ってますけど、楽しくないんですよね、ゲームをしていても。

しかも家にいることが申し訳なくなっちゃう。

なので毎日行く場ができて僕にとっては嬉しかったです。
あと、周りは年上の人ばかりだったので可愛がってもらえました。

「何で働かないんだ。若いからチャンスいっぱいあるじゃん」とか。
「いやあなたも働いてないでしょ(笑)」みたいな。
そこから「チャンスってどこにあったんですかね」っていう話をしたり。

仕事の練習もするので、ひたすら切手を綺麗に切ったりとか、清掃活動もたくさんやりました。今までやったことがなかったので、僕自身は新鮮で楽しくて仕方なかったです。

地域農家の力も借りて(2022年)

農園の畑仕事もあって、僕は行きたいけどあまり連れていってもらえなかった(笑) なぜか新聞販売店が多くて。どうして毎日こっちなんだろう、と思っていました。

――仕事の偏りに理由はあるんですか?

【工藤】
スタッフがいろいろと考慮しながら決めます。
新聞販売店の仕事は、チラシの折り込みで特殊な機械を使わないといけない。機械にセットして新聞を入れていく過程で、職人みたいな微調整が必要。
結構センスがないとできないので、阿部くんがいないと終わらない。
農園に行かれちゃったら困るとなってました(笑)

――どれくらい利用したんですか?

【阿部】
1 年くらいです。その間に半年ほど地域若者サポートステーションの前身の施設でフロア対応みたいなことをやっていました。

相談員ではないので面談はしなかったけど、施設に来た若者と雑談してコミュニケーションをとってました。

【工藤】
今でいう居場所スタッフみたいなものだよね。
相談員でもなく講座の講師でもなく…

【阿部】
何か教えるわけではなく、「よく来たね」「今日は何で来たの?」と話しかけてました。これまでそういう経験がなかったので、当初は戸惑いもありました。

――職員になったのはいつ?

【阿部】
ある日、理事長に「これからどうするの?」と聞かれました。

「特に思いつきません」と言ったら、「うちでやれば?もし何かやりたいこと見つかったらそれはそれでいいし。」と言っていただいて。そこから正式に職員になりました。

【工藤】
給料いくらだったんだろう、15万くらい?

【阿部】
そこから色々引かれて手取りで12、3万だった気がします。
僕からすれば大金でしたね。

【工藤】
(創業当初の)うちからしても大金だよ!(笑)
阿部くんが18年ということは、ほとんどうちの歴史と一緒だね。

――町内会のリーダーもやってますね?

【阿部】
創業時から法人として地域の清掃活動はやっていたのですが、「阿部くん、若いからやりなよ」みたいな感じのノリで最近担当することになりました。

ようやく町内会の皆さんに名前を覚えてもらったぐらい。
ここ数年は、町内会でのSNSの管理も一任されています。「阿部さんたち中心でやってよ」と言われてたときは嬉しかったです。

地域イベントを支える若者たち

ジョブトレの今昔物語

――20年で変化はありますか?

【工藤】
ちょっとずつ変わってきているけど基本構造は変わってないです。
朝来る、夕方まで何かする、ゲームなど放課後的な時間をつくる、家に帰る。それが基本。

家を出て、特定の場所までちゃんと来れるようにするのが大切。
通勤通学みたいなもの。それは変わらないし変えなくて良い部分。

――最前線の阿部さんはどうですか?

【阿部】
以前に比べるとおとなしくて、リーダーが生まれにくいのかなと思います。昔は、職場体験を仕切るようなリーダー気質の子がけっこういました。

【工藤】
その中から何人かスタッフになってもらったよね

【阿部】
はい。よく世話をしてくれた利用者の方が、僕の1ヶ月前に職員になりました。その人に続いて僕も入職しました。

【工藤】
20年くらい前は公共事業が未熟で、若者支援を担う人の属性がなかった。
いつも、何て募集する?という話になってました。キャリアコンサルタントの技能検定制度ができたのが2008年ですから。

しいていえば、不登校の子を見ていた保護者とか教員免許持ってる人とか。
あと海外経験が長くて日本社会が合わない…みたいな人も不思議と多かった。
それにTHE・スタッフという人に声をかけない若者も多くて、“若者と付き合える人”を採用したかった。

――若者支援には資格があるんでしょうか?

【工藤】
資格を持っている方はどんどん流入しています。
僕は専門性も大切にしつつ、若者と付き合えるかどうかの方が求められるとみていますが、社会的にはやっぱり専門資格・国家資格持ってることが優位です。

若者支援のスタッフだって専門家なのに、〇〇家っていう共通の言葉が今の日本にはないんだよね。最近、阿部くんに講演依頼がきたりしていて、世の中の流れが変わってきたなーとは思うけど。

【阿部】
僕はいまだに何の資格もないです。
元利用者だということも、自分からはあえて言ってません。

――元利用者という方は多いんですか?

【工藤】
うちでサービスを受けていた若者で、今スタッフをしている人は10人くらいいます。僕の個人目標で、できれば10%ぐらいはサービスを受けていた側の人間がスタッフになった方が良いだろうと思っていて。

――それはなぜでしょう?

【工藤】
当事者的な視点を持った方が中にいた方が良いかなと。
例えば精神障害領域だと「経験専門家」という職域があって、統合失調症の治療モデルのなかに、医者と看護師に加えて、治療が終わって復帰した方も交えるんです。
知識や技能の専門家の方と並ぶ人がいなきゃいけないと思う。

――阿部さんは変化についてどう思う?

【阿部】
時代が変わっていくので、変えるべき文化や利用者層に応じた支援の形にする必要はあると思う。

すべてがらっと変えるよりは、あくまでもジョブトレの良さを今の時代に合わせつつ守っていきたい。僕は昔のジョブトレを知るひとりとして「熱量」を残したいと思っています。

自分のゲームの話もそうですが、やりたいことも、やることも何も持ってない若者がいるんですよ。引き出したくても空っぽの人。

「やりたかったらどうぞ」では絶対にダメで、「とりあえずやってきて」とある程度強く押さないと動けない人がいる。仕方なく行動を起こすと、やりたくないことが見える。やりたくないことがたまると、やってもいいことが残ったり見えてきたりする。

【工藤】
本人の持っている力や言葉を引き出すまで待つスタンスの方が主流なのかな。どちらが良い、悪いという話ではないです。

【阿部】
これは表現が難しいし、誤解されそうだけど「待っても自発性が出ない人が世の中にいる」と当時の僕の経験から言いたい。

【工藤】
傍から見たら「熱量」が「本人の意思」を上回って見えがち。「ただ強制してるだけでしょ」と。この辺がわかりづらい。

【阿部】
まさに僕のアプローチはそう。
実際、「背中押しすぎなんじゃないか」と思われたりする。

そのとき、ジョブトレは働くまでが最初のゴールだけど、若者自身にはその先いくつもゴールがあることを考えるんです。

人によるけど恋愛とか結婚とか、僕らが(支援を)やらない部分。
これは働いたから実現できるものでもないので。

【工藤】
待つことでうまくいく場合もある。
ただ、本当に待つだけで10年経ってましたというケースがそこら中にあるんです。その10年は誰が責任を取るのだろう。

集合写真(2022年)

「障害」は諦めの言葉ではない

――難しさや悩みはありますか?

【阿部】
今は臨床心理士だったり、精神保健福祉士だったり高度な知識をがあるスタッフと相談しやすくなったので「ジョブトレ以外」が選択肢に入りやすくなりました。

以前は、いわゆる知的障害と思われる方と、かなり長い時間を共にしたこともあります。彼の可能性をあらゆる角度から探り、できることを一緒に探しました。

どれも本当に全然できなくて…
もう100回目だよ、でも101回目はチャンスあるかもしれないしな・・・と。

やればやるほど本人は苦しいでしょ、というのが今は見える。
今のジョブトレだったら、彼の人生はもっと別のものだったと思う。

その方はいま他の支援機関で元気にやっています。
たまに「理事長います?」と突然会いに来てくれるのは、僕たちにとってはありがたいことですね。

――では、よかったことは?

【阿部】
就労支援でよかったなと思うのは、障害があるかどうかは、「働く」こととは関係ない。誰とも一言も喋らなくても、例えばある品物をこっちからこっちへ・・・と、同じ作業をずっとできるとか。

問題行動はあるかもしれないけど、たったひとつ「これができる!」で雇われる子もいる。清掃がとんでもなく丁寧とか。挙動不審だけど、なんか最高にトイレを綺麗にする人って清掃業者とかから需要はある。

その方にジョブトレが合うかは別だけど、障害があるから〇〇すべき・・・みたいなことは考えてないです。

【工藤】
診断に価値がないという意味では決してないよね。客観的に示されたことで配慮ある職場を選びやすくなったり、その方の人生にプラスになった事例もたくさんあります。
診断がおりていても、僕たちが勝手に選択肢を狭めるようなことはないようにしたいね。

【阿部】
例えば、ゲームのデバッグをする会社は1日に10時間ゲームをやり続けられる人を天才と言う。でも一般的には(依存性がなくても)ゲーム中毒とか言われる。

労働市場はこの才能を探してる。若者と会社の間に入る僕らが、ゲームが仕事になると思ってないと「10時間もゲームやっちゃだめだよ。こんなのでは働けないよ」と勝手にはしごを外してしまうかもしれない。

【工藤】
労働として価値があるものを見つけられさえすれば、一緒に働きたい、働いてほしいという人は絶対にいるよね。

――ジョブトレの諦めない気概を感じました。

【阿部】
僕たちができる最大限のことを、その子に今すればいいじゃん。障害があろうが病気があろうが、彼が働ける場を考えることが必要でしょ?と。

【工藤】
熱量だけで全員に適切な対応ができるわけではないからこそ、専門的な知見のあるスタッフがタッグを組む必要がある。いろんな視野が重なるから提示できる選択肢は確実に増えたね。

阿部くんはほぼずっと異動せずジョブトレにいるけど、20年前の子がふらっと来たときに、知っているスタッフがいる安心感は絶大。まあ僕はいますけれども、現場でいてくれる人は絶対に残さないといけない。

――元利用者はふらっと来る?

【阿部】
最近は14 年ぐらい前に利用していた方がきました。
今は支援者と利用者ではなくて、友達として、大人として、仲間としてつながっています。

この前も4年ぶりぐらいに来た方が「9年間正社員だったけどもう飽きちゃったんです」とやってきて。「じゃ次の仕事探すか!」みたいな話に。「元気ですか?」とフラッと来る人もいます。

【工藤】
20周年に式典をやるかわからないけど、やるなら20年前からつながる若者も呼びたい。コロナ前は忘年会をやってたけど、そこだけ顔を出す人もいた。

僕の20周年じゃないから、僕の挨拶とかもいらない。
育て上げネットの20周年だから当日欠席でもいいくらい。阿部くんが最初にしゃべったらいいよ。

普通、NPOの周年式典だと寄付者を呼んでお礼を伝えるのが王道なのかな。
その反対はどうかな。公共性を限りなく排除しないと本来やりたいことはできないから、(広報担当の)山崎くんあたりが全体を仕切らないとだめだな。

社会的反響が限りなくゼロに近い、内々の会が性にはあってる。

――おもしろそうです。2部構成でどっちもやりましょう(笑)


今回はここまで!

読んでいただきありがとうございました。
次回は私たちの活動が枝分かれした最初の取り組み、高校への出張支援プログラムについて振り返ります。
7月中旬公開予定です!

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