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パーパス消費を取り込むブランディング|URBAN REMEDYの事例紹介

世界の食トレンドと消費者が食に求める3つの役割で紹介した通り、食事が栄養補給から自己実現への手段へと変化するなか、消費者が食に求める役割は、主体的な選択、コミュニティへの帰属、パーパスの発見の3つに分けることができます。

このうちの「パーパスの発見」をしたい消費者ニーズに応えてくれる食品には、どのような事例があるでしょうか? 本記事では米国で成長を続けるサラダブランド URBAN REMEDY の取り組みを紹介します。


1. URBAN REMEDY とは


URBAN REMEDYは、2009年に漢方医で鍼灸師の資格を持つネカ・パスクワレによって設立された「Food is Healing」(食は癒し)という信念を体現する米国のオーガニック&プラントベースの食品会社です。

古くから伝わる薬草の原理と現代の食のテクノロジーを融合し、商品はすぐに食べられるサラダやスナック、コールドプレスジュースに特化しています。すべての商品でオーガニック認証と非遺伝子組み換え認証を取得し、グルテンフリーで低血糖の食品を提供しています。

栄養価が高くカラダによい食品であると同時においしさを重視し、人々が健康的で環境にも優しい食品にアクセスできるように事業を展開しています。


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