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41歳、3年+9年半、海外で働いて思うこと

イギリスに3年。
カンボジアに9年半。
海外生活も、もうすぐ13年になる。

憧れて渡航した英国は、3年で飽きた。

だからカンボジア生活も、当初は「3年程度住んで、また違うところへ行こう」と軽い気持ちで考えていた。

しかし、気がつけば恐ろしく長い期間カンボジアにとどまってしまっている。
自分自身が一番驚いているし、引いている。。。

カンボジアに来てから最初の数年ほどは、ノマドワーカー的に日本の仕事を遠隔でやったり、まだ小さかった日本人コミュニティの中からの仕事を貰う。
まぁ、いわゆるカンボジアに住んでいる『なんでもやる』フリーランスのデザイナー。

案の定、そんな生活もやはり3,4年ほどで飽きてくる。

高校・中学は3年。大学も4年。
人間は3,4年の区切りで、次に進むもの。

だから何度もカンボジアを離れて違う国へ行くことも考えた。

ミャンマー? アフリカ? 
それともアメリカ!?また、ヨーロッパ?

先進国・途上国関係なく考えてみたが、ふと思った。
どこへ行っても、やることは一緒なんじゃないか?」

どこに住んだとしても、仕事の内容は変わらない。
その地のカフェで、自由に気ままに、デザインの仕事をやるだけだろう。

だったら「カンボジアじゃないとできないことはなんだろうか?」

そう思って立ち上げたのが『社会貢献×デザイン・アート』をコンセプトにしたSocialCompassの活動だった。。。

と、講演などではよく話す。

嘘ではない。
嘘ではないのだが、理由はそれだけではないかもしれない。

当時の提携していたビジネスパートナーとの解消、それに伴ってメンバーの雇用、そして結婚など、これでもかというくらい色々なことが重なる。

「重なる時って、重なるよね。」
が、まさに襲いかかってきたのである。

ある意味、違う国に行く以上の環境の変化。

ただ単に住む国を変えただけではない、それ以上の『大きな変化』が続いた。

しかし仕事は、とても楽しく充実。
プライベートも息子もできて、バタバタとした生活を送っている。

とはいえ、もうカンボジアは海外生活というより、カンボジアに『自国』感が出てきてしまっている。

未だクメール語も話せないのに。

一時帰国もしにくくなった日本の方が、海外なのかもしれない。

すっかり3,4年の区切りから、大きく逸脱してしまった。
今では、ダラダラとカンボジア生活を続けてしまっている。

しかし去年、40歳という大きな区切りがやってきた。

10年の区切りは、人生を見つめ直させる。
人間は10年の区切りで、次に進むもの。

またカンボジアから、海外挑戦を企てたくなってきている。



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