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SocialCompass活動レポート

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『社会貢献&SDGs×アート&デザイン』をコンセプトとした 一般社団法人ソーシャルコンパスの活動報告をまとめていきます!
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途上国の宇宙感を映し出すプラネタリウム『SocialCompass活動レポート』

カンボジアの子どもたちが考える宇宙とは? カンボジアやミャンマーの子どもたちに対して環境問題啓発していく上で、『僕たちの地球を守ろう』という概念が理解できるのか、という疑問にぶつかった。 なぜなら、カンボジアでは理科教育が進んでいない。 カンボジアの子どもたちは地球が丸いことも知らないかもしれない。 地球を知らないのに、『僕たちの地球を守ろう』は理解できないだろう。 ということは、夜空の星々が宇宙だということも知らないかもしれない。 そこで実際カンボジアの子どもたちに

やりたいことは、みんなの笑顔をつくること

弊社、ソーシャルコンパスのDnanさん。 アートコンテストWhiteCanvasの運営、そして授賞式と展示会、そしてアートのワークショップ全般を仕切ってくれている。 アートコンテストの作品募集の運営作業。 資料作成や翻訳作業。 そして、今回の企画のために、AEON MALL側とのやりとり。 そして作品の展示。 キュレーターというか、プロデューサーというか、そんな仕事をぜ〜んぶ、Dnanさんがやってくれているのだ。 自分が不甲斐ないばかりに、特に今年はまるまる押しつけて

バスーカおばちゃんとアニメを作る!

カンボジア・バッタンバンからさらに二時間近く行ったサムロートで、農協のおばさま方といっしょにアニメーションの制作を行いました。 NPO法人テラルネッサンスがJICA草の根支援で行っている『地雷埋設地域にある農協の運営強化支援』。 我々ソーシャルコンパスは、このプロジェクトの中で、元は地雷原だった場所を農地に開拓した方々の農協を対象に、プロモーション力向上のサポートを行っています。 テラルネッサンスと一緒に、農協のおじさま方、おばさま方と直接打ち合わせをしながら進めて行き

インド・バンガロールのスラム地域でキャラクター創ってみた!

インド・バンガロールのスラム地域で、NPOボーンフリーアートJapanと共に、アートのワークショップを開催しました。 バンガロールというとIT都市で『インドのシリコンバレー』のイメージもありますが、やはりそこはインド。貧困の格差も大きく、物乞いやホームレスのような方々もちらほら目に入ります。 特にバンガロールに来て驚いたのは、現地の人々は「ナマステ」と挨拶しないことでした。というのも、バンガロールの公用語はカンナダ語で、ヒンドゥー語ではありません。だから、地方から移住して

セブのストリートチルドレンたちと?アニメーション作ってみた。

フィリピンのセブ島で、ストリートチルドレンの子どもたちとアニメーションのワークショップを行いました。 ワークショップは元インターンのYukaさんが紹介してくれたボランティア団体EMS(イロイメモリアルスカラシップ)の活動の一環。子どもたちにはキャラクターを考えてもらい、ストップモーションアニメーションを作りました。 対象は、セブのセントニーニョ教会で物売りなどを行っていた子どもたちです。EMSは、そんな彼らに奨学金や教育を施すNPO施すNPO法人です。 息子の日奈太も、

日本デザイン学会へラオス・ミャンマーのクリエイティブ教育に関する報告論文を寄稿

2023年3月発行の「デザイン学会」特別号にて、ラオスとミャンマーのクリエイティブ教育に関する報告論文を書かせていただきました。 日本デザイン学会(http://jssd.jp/)は1953年に設立し、デザインに関わる学術的研究を行う学会です。 現在20の部会があり、ファッションやプロダクトデザインといった古典分野から、子どものためのデザイン、農業、環境デザインといった多岐にわたる分野の部会があります。つまりデザインに関することを幅広く扱う学会なのです。 ソーシャルコン

小児がんの子どもたちとアニメーションワークショップしてみた【医療×アートの可能性】

2023年7月5日、一般社団法人ソーシャルコンパスは、特定非営利活動法人ジャパンハートと共に、小児がんの子どもたちと一緒にアートのワークショップを開催しました。 今回のワークショップでは、4歳から10歳程度の小児がんの子どもたちと一緒にキャラクターを考えて、ストップモーションアニメーションを制作しました。 対象者が非常に繊細な状況であるので、最初は緊張感も感じましたが、子どもたちも非常に積極的に楽しんでくれたので、ほっと一安心。 そして、抗がん剤治療による身体の負担を抱

有料
100〜
割引あり

Waste Summit Cambodia 2023に出展

ソーシャルコンパスは、2023年5月13日にプノンペンのホットスポットFactory Phnom PhnomPenhで開催されたWaste Summit Cambodia 2023に参加・出展した。 Waste Summit Cambodiaとは、カンボジア政府、国際NGO、INGO、民間企業、ビジネス、そして関係者が集まり、創造的な廃棄物ソリューションについて議論する年次のサミット。 ソーシャルコンパスは参加の一環として、私たちはカンボジアの環境問題を強調したワッティー

カンボジア人女性アーティスト 初のデジタルアート展示会を開催したい!

Jessy An のアート初個展のクラウドファンディングが、無事に達成することができました!! このクラウドファンデイングは、カンボジア人女性アーティスト Jessy An の初個展を6月中旬から開催するにあたって立ち上げました。 元々は私の日本語の通訳でした。絵なんて全然センスがあるように思えないフツーの田舎出身の女の子でした。 そんなJessyとも、10年の付き合いになります。 気がついたら、映像の撮影したり、デザインしたり、イオンモールプノンペン3号店のモニュメ

カンボジアも新しい時代へ!?【SDGs=イオンモール×ワッティー】

我々ソーシャルコンパスは、イオンモールカンボジアが推進しているSDGs(持続可能な開発目標)活動を紹介するワッティーアニメの第一弾を制作しました。 イオンモールカンボジアは、太陽光発電、ゴミ拾い活動、献血イベントなど、多様なSDGsに関連した取り組みを展開しています。 しかし、イオンモールがカンボジアにできたこと自体がソーシャルインパクト!! イオンモールができる前までは、プノンペンの正月やお盆の期間中は、みんな田舎に帰ってしまい誰もいなくなりました。しかし、今では長期

耳が聞こえなくても、言葉が話せなくても、クリエイティブはできる!?

「耳が聞こえなくても、言葉が話せなくても、クリエイティブはできるはず?」 と思っていたが、驚いた! 目が見えるのに、クメール文字がスムーズに読めないのだ。 我々ソーシャルコンパスは2023年3月10日と20日の2回に渡ってPhnom Penh Thmey Special Education High School(プノンペン・トメイ特別教育高校)の聴覚および言語障害のある学生が30名ほどに対してワークショップを行った。 以前、ソーシャルコンパスは情報大臣の依頼でコンポン

再生

【TBSラジオ『アシタノカレッジ』に出演!】カンボジアの社会問題をアートとデザインの力で解決!

3月2日(木)、TBSラジオ『アシタノカレッジ』に出演させて頂きました! 当日は、ミャンマーからの帰国日で、バタバタしていたのですがなんとか間に合いました! YouTubeでアーカイブが見れます!是非ご覧ください。 https://www.youtube.com/live/RrTTGJWDe7E?feature=share&t=1385

ミャンマーでは今、空前のアートバブルだ!!(前編)

現在、ミャンマーでは空前のアートバブルが起きているようだ。 実際、ヤンゴンにある多くのギャラリーを訪れたところ、かなりの数のアート作品が売れている様子。 なぜこのような現象が起きているのだろうか? クーデターが起きて2年。 ミャンマーから明るいニュースを聞くことはなかった。 「果たして、無事に入国できるのか?そもそも、入国できるのか?」 そんなイメージだったミャンマー。 夜になると人っ子一人歩いていないが、昼間は3年前のコロナ以前と変わらない。 とはいえ、経済は停滞気

ミャンマーの子どもたちの創造性が溢れる Dream Trainでアニメーションを作ろう!

4年ぶりに訪れたミャンマー。 思ったよりも、ミャンマー最大の都市ヤンゴンは平穏な雰囲気が流れている。 初日は、そんなヤンゴンにある国際ボランティア団体ジャパンハートが運営する児童養育施設『Dream Train(ドリームトレイン)』でワークショップを行いました。 Dream Trainは、貧困により人身売買やHIVの危険にさらされるミャンマーの子どもたちを守るために、国際ボランティア団体ジャパンハートが2010年に開設された養育施設。 現在は、116名のミャンマー人の子