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カンボジアの『ハードカバー』事情

絵本の印刷を発注。

とりあえず、500部。

印刷のデポジットを払った。
半額の$887.5。

昨日は、この印刷屋を紹介してくれたNom PoPok福原明さんと大路紘子さんとランチ。

お二人が制作した『食育の絵本』を頂く。
ハードカバーの質感のある絵本。

この『食育の絵本』は、カンボジアの学校に配布されている。

クメール語の本。
それもカンボジアではなかなか見ないハードカバー。

カンボジアの子どもたちは、とても喜んでくれているようだ。

というのもカンボジアでは、本と言ったらペラペラの教科書。
それも、教科書をコピーしてホッチキスで留めたものを使う子どもたちも多い。

ハードカバーは珍しいのだ。
それも、子どもたちにでも読むことができるクメール語。

喜ばないはずがない。
みんな大切そうに、胸に抱えて、自分だけの本を持ち帰ってくれるようだ。

今朝、日系の病院Sunrise Japan Hospitalへ行く。
息子の日奈太が転んで、大きな"たんこぶ"ができてしまったからだ。

幸い、日奈太は特に大きな異常はなかった。

待合席で薬が来るのを待っていると、向かいの席のカンボジア人保護者の方が見たことがある絵本を真剣に読んでいる。

「食育絵本だ!」

Nom PoPokが、Sunrise Japan Hospitalにも絵本を寄付していたのだ。
知り合いが作った絵本を、知らない人が読んでいる。

なんだか、とても感動。

病院から直接、印刷屋に向かう。

印刷の色チェックの約束だったのだ。
しかし印刷屋に着くと、印刷機が調子が悪いと言われてチェックも何もできない。。。

わざわざ来たのに・・・。
せめて、事前に連絡くれれば良いのに・・・。

福原さんと大路さんから、印刷屋とやりとりは大変だったと聞いてはいた。

早速、クメールクオリティーの仕事ぶり。

とぼとぼ帰るのも癪なので、印刷が仕上がったらオフィスまで持ってきてもらうように交渉。

夕方。
オフィスに、色校が届く。

素人には、違いがあまりよくわからない。

絵本の最終納品までは10日間、とデポジットを支払った際には言っていたが、本日聞き直すと14日間になっている

油断をすると、なかなか進まない。

それがカンボジアの印刷事情。

そんなこんなの今日一日。

つづく

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