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タイ在住の日本人アーティスト阿部恭子さん『WhiteCanvasタイランド』

WhiteCanvasプロジェクトは、2020年からカンボジア、タイ、スリランカで始まった。

この3カ国の中でも、タイのアートは圧倒的なクオリティを誇っている。

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WhiteCanvasタイランド2020,2021作品の一部

スタイルもコンセプトも多種多様。

東南アジアだけでなく、タイのアート文化は日本よりも進んでいると言ってもいいだろう。

そんなWhiteCanvasタイランドのオーガナイザーは、バンコク在住のアーティスト阿部恭子さんだ。

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阿部恭子さんは大分県出身。
福岡のデザイナーズスクールを卒業後、1996年からバンコクに住んでいる。

タイ在住歴は26年。

私にとっては、東南アジアの大先輩にあたる。

1990年代後半にはバンコクの老舗AKKOアートギャラリーで個展を重ね、2007年には国際交流基金の助成により個展「The Country that I Love-Thailand(Installation)」を開催。

そして2008年には作品がタイ・ブンチャイ美術館に所蔵されるなどして、アーティストとして評価を固めていく。

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2018年 BTSバンコク スカイトレイン ラッピング

2018年には、BTSバンコク・スカイトレインの車体のラッピングデザインに選ばれ、恭子さんのデザインした電車がバンコクを走った。

そんな恭子さんの活動はタイだけでなく、日本やスリランカにも広がっている。

被災地でもある岩手県釜石市には、「こすもす公園」という子どもの遊び場がある。この公園に隣接する工場の壁面に描かれた「希望の壁画」という巨大な作品の制作に携わったのだ。

この活動は絵本にもなっており、イラストも担当。

2014年 希望の壁画

また、一般社団法人スプートニク・インターナショナルが支援するスリランカの学校の壁面にも作品を描く。

まさに、アジアを駆け巡る日本人アーティストだ。

Suptnik Girls School 2019

恭子さんとは、一昨年2020年にWhiteCanvasを立ち上げた時に知り合った。

ZOOMを使ってオンラインミーティングをしたり、comonyでメタバース美術館を鑑賞したり、いろいろな交流をしてきた。

アジアアートの第一人者でもある恭子さんには、WhiteCanvasカンボジアの審査員もお願いする。

まさに、恭子さんがWhiteCanvas方向性の支柱となる方だ。

2021年10月 WhiteCanvasタイランド授賞式

しかし、私はまだ阿部恭子さんにお会いしたことがない。
それどころか、恭子さんの作品を直接みたことがないのだ。

細かく繊細なタッチの作風は、彼女のFacebookのタイムラインで制作過程を見るだけでもワクワクしてしまう!

そんな阿部恭子さんに、一度お会いしてみたい。
だから今、私が行きたいのは日本よりも、タイ。

週末に行ける国だったタイは、今や近くて遠い国になってしまった。

本当ならば、飛行機で1時間。

近くて遠い国にタイにお邪魔して、阿部恭子さんの作品を手にしてみたい。

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WhiteCanvasについてより詳しく知りたい方は、こちらから。
NHK worldのドキュメンタリー『Side by Side』(英語)に取り上げられました。


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