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ミャンマー鉄道に乗ろう!!【SociaCompass活動レポート】

2018年6月、ミャンマー最大の都市ヤンゴンから、中部の都市マンダレーまで鉄道に乗った。

所要時間14時間。

飛行機だと1時間半。バスでも10時間で着くので、鉄道はあまり人気がないようだ。

それもバスだと1万5,000チャット(約1080円程度)なのに対して、鉄道は18USドル(寝台席)なので、仕方ないことかもしれない。

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チケットはインターネットからも取れるようなのだが、ヤンゴンにあるセントラルステーションで直接購入。

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駅に来ても、特に電光掲示板などのガイドもない。
乗り過ごさないように、油断はできない。

プラットフォームから線路までも高さがないので、みんな普通に線路を歩いている。。。危険とはいえ、アジア感も満載。

そして、日本人だとわかると、めちゃくちゃ声をかけられる。というのも、ミャンマー鉄道は日本の支援を受けていることを知っているのである

ちょっと嬉しい。

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座席はこちら。
二段ベットではなく、シーツを張った長椅子タイプは嬉しい。

意外に心地が良い座り心地で、バスより快適かもしれない。

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ちなみに一般席はこちら。この席を選べば、長距離バスより安いのであろう。思ったより綺麗で、めちゃくちゃお金がなければアリかもしれない。

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動き出して気がつく。

めちゃくちゃ、走行速度が遅いのである。
すごいゆっくりな走行。こりゃ、確かに線路の上を歩いていても、避けれるかもしれない。。。

というのも、ミャンマー鉄道の線路は、老朽化や整備不足により速度が上げれないだ。

そこで、日本政府は「オールジャパン鉄道輸出」を推進していて、線路の補修や車両の提供など多様な支援をミャンマー政府に行っているのである。

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原付バイクにも追い抜かされそうなスピードで、ゆっくりとマンダレーへ向かう。一応、社内販売も行っており、コーヒーを頼んでMacでノマド作業。

しかし、スピードは遅いがよく揺れる。

線路が歪んでいるのであろう。

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やれることもないので、座席に横になって外の眺めを楽しむ。

これはこれで、最高かもしれない。

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車内食も座席まで運んできてくれる。
卵が乗ったチャーハン。悪くはない。

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意外にも予定時刻通りにマンダレー駅に到着した。
これも日本支援のおかげだろうか?

事前に思っていたよりも、快適だったヤンゴン・マンダレーの鉄道旅。
時間に余裕がある人には、おすすめかもしれない。

そして、SocialCompassはJICAミャンマー事務所、国際開発センター、そしてジャーナリストの北角裕樹氏のヤンゴン編集プロダクションと共に、『未来のミャンマー鉄道』についてのアニメーションを制作した。

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ミャンマー人が大好きなマンダレー名産のセインタロンマンゴーをモチーフにした主人公のセイタローが、ミャンマーの伝説に登場するゾージー(錬金術師)と一緒にタイムスリップし、改良後の鉄道の魅力を体験しながら安全について学ぶというストーリー。

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JICA支援により、ヤンゴン・マンダレー間、14時間かかるところを8時間に短縮を目指している。

それ以外にも、駅には目的地を表示する電光掲示板やバリアフリー。

車両も座りやすくなるだけではなく、トイレも綺麗に整備されていくようだ。

とはいえ、2月のクーデター以降、JICAのプロジェクトも止まってしまっていると聞く。

また再び、ミャンマー国内の優雅な鉄道旅ができる日が待ち遠しい。

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