《これを楽しむ者に如かず》 誰のためでもなく、この旅路そのものを楽しみ、あるがままに生きよう。 はじめに 旅するスーパースター、蕎麦宗です。 2023年3月14日〜3月21日に、西の出雲大社から東の玉前神社まで、レイライン上の7つのパワースポットを繋ぐ1170kmの自転車旅にチャレンジした。それがこちら↓ 計画を始めた2022年の春はコロナ禍真っ只中で、閉塞した社会の空気感の中、何かをやらんと企てた挑戦がレイラインツアーだった。その時、掲げたテーマが と
三島始発の新幹線に乗って品川へと向かう。千葉行きの横須賀線に乗った時にハタと気がついた。今日か祝日で良かった。というのも、輪行=自転車を分解した状態で袋詰めにする大荷物は、東京近郊の朝のラッシュでは大ひんしゅくで、そもそもすし詰め状態の車内に仕事に行く他の乗客達は乗せてくれなかっただろう。
旅するスーパースター、蕎麦宗です。 ついにこの日を迎えた。 約20年間営業してきた蕎麦宗を閉店した。その2024年(令和6年)9月9日は、年号で言うと昭和99年9月9日と9999のゾロ目。意味的には《終わりと始まり》。そのまんま過ぎるけれど、僕の人生にとっての新たなスタートを、偶然にもこんな日に選べて嬉しい。 教職公務員を辞め料理人の道へ入った29歳を第1ステージから第2ステージへの移行期。そして24年間の料理人と20年の蕎麦宗を閉店にて区切るのが、第2ステージか
旅するスーパースター、蕎麦宗です。 いよいよ、蕎麦宗の閉店に向けてあとわずかとなり、残る日数をカウントダウンするところまできた。大人になると自ら区切りを付けない限りは、そうそう《終わり》を迎えることは少ない。と、以前【カウントダウン】に書いた。 さて、そんな20年近くやってきた店に、思わぬ来訪者、しかも困ったヤツがやってきた。それはネズミである。 雨漏り修繕がようやく終わり一安心と思いきや、それが原因で外部と中を繋げる通路ができてしまったようで、獣臭と糞害があって
旅するスーパースター、蕎麦宗です。 蕎麦宗にとって最後のイベント【成瀬家LIVE in蕎麦宗】も無事に終わり、残すところの営業日はあと9日となった。 のろのろ台風の影響で開催も危ぶまれたのは、出雲から来てくれる成瀬家のお二人の飛行機や、神奈川からの愛守花さんの脚である東海道線が計画運休される可能性があったから。 が、想定以上に台風の進度は遅く、なんと難は免れた。煽りを受けたのは週末のお客さんで、東京方面から来店予定だった2組5名様がキャンセル。ひと組は小田原まで辿
旅するスーパースター、蕎麦宗です。 先だってのこと。偶然、同日同時間に蕎麦宗に横浜国立大学時代のゼミ関係者が来店してくれた。 1人は村瀬さんといって、和歌山大学の教授を勤めている先輩。【正解だらけの車選び】その4話・その5話の【浜のカローラFX編】に出てきたので、古くからの蕎麦宗note読者には覚えがあるかも知れない。良かったらこちらの記事を先にどうぞ!↓ その村瀬さんが前日に予約してくれて、13:00くらいの来店となった。 その朝もう1人から予約の連絡が入った
旅するスーパースター?蕎麦宗です。 暑い毎日の続く2024の夏。前回の東京オリンピックが延期した影響で、あっという間の3年間を経てフランスはパリでのオリンピック開催となった。 我が家はスポーツ好き一家なので、両親がTVに齧り付いてオリンピックを見ている様子が日常だった。だから当然の如くにパリオリンピックがやっていることを承知していたのだが、いかんせん僕自身は興味を持てないでいる。だから例え日本選手が金メダルを取ったとて 『ふ〜ん』・『へー!』 という程度。しかしな
旅するスーパースター、蕎麦宗です。 先だって、高校時代の同級生が大阪からひょっこりやってきて、『北の流氷』と言う映画にまつわるひょんな話の経緯から、とある団体の長の方とお会いすることになった。 紹介して繋げて下さる方の依頼で、『履歴書めいた物を用意してもらえるとありがたい』とのこと。 ということで、20年ぶりくらいに久々の履歴書っぽいモノを書いてみた。振り返ると普通でないし、ずいぶんと色々な事やってる。けっこう大したヤツだ!と自画自賛しておく。 パソコンを持ってな
旅するスーパースター、蕎麦宗です。 その習慣は唐突に始まった。始めたのは2024年7月4日の朝。 その前日の晩に、ひょっこりオススメに上がったYouTube動画《サイコパスおじさん岡田斗司夫》を観ていたら、彼が《モーニングページ》なるものを紹介していた。 それは《ずっとやりたかったことをやりなさい/ジュリア.キャメロン著》という本の中のワークの一つ。以前【マウスをクリック出来なくなったおかけで、ずっとやりたかったことをやっている】でも話題にしたこの本は、《モーニン
旅するスーパースター、蕎麦宗です。 閉店の噂を聞いて久しぶりに来てくれる常連さんが多い。中には20年来の方々も多々いるので、 『あの頃はまだ若かったねぇ〜』 と、互いに平等に流れた年月を振り返る。大方の人は『そんなに変わらない日々を過ごしてますよ』と言うけれど、僕自身は色んなことがありすぎて、思い出すのも大変なくらい忙しない。 そんな記憶を辿る中で、その日はたまたま医療関係者が集った故か、久しぶりにコロナ禍関連の話題になった。アフターコロナの一見平穏無事な世の中
旅するスーパースター、蕎麦宗です。 物事を終える時、きちんとケジメを付けるのが僕の流儀だ。 たとえ疎遠になっていたとしても、もし仮に喧嘩別れしたとしても、その時に世話になった事には変わりないのだから、出向かないまでも、せめてたった一言のLINEなりメールなりをする方が良い。と思っているけれど、それはあまり一般的ではないようだ。 ここ数日を使って4カ所へ閉店の挨拶に出向いてきた。 最初は亡き妻の両親。ちょっと遅い時間だったこともあり、 『話したいことがあって』
旅するスーパースター。蕎麦宗です。 昨日、彩雲を見た。 ずいぶんと昔から空を眺めるのが好きで、通勤の自転車からも、出先の街を歩いている時も、ふっと気がつくと天高く見上げていることが多い。 2020年の新型コロナウイルス騒動で、世界中の経済活動がストップした時があった。あの時の空はこの上なく青く美しく、僕が生まれてからの半世紀の間で一番美しかった。 そのコロナ禍も落ち着き、地球上の人々の活動は平時と変わらぬ状態には戻った。しかしながらそれでも空は美しい。空の青さは
旅するスーパースター、蕎麦宗です。 今回のこの記事、なんと100週連続投稿だ。 実際には2020年1月11日にnoteを始めてから毎週一回以上の投稿をずっと続けているので、連続230週を超えていると思われる。 この表示が出るようになったことはnoteを書き続ける意欲にも寄与してる。そして、一つの嬉しい区切りのそんなタイミングに、【区切り】のお知らせをするのもまた奇妙で興い。 さて、2005年5月9日に伊豆の三島に開業した手打ち蕎麦屋《蕎麦宗》は、2024年9月9
旅するスーパースター、蕎麦宗です。 引き続いて手放し断捨離中で、さて鉄道模型をどうするか!?となった。 根っからのアウトドア&スポーツ人間の僕が、唯一のインドア趣味として小学5年生から続いているのが鉄道模型。社会人になって復活の後、すっかり意気消沈して片付けたのは9年前。若き友人コウノスケにあげたその話は【サンタクロースは本当にいる】に書いた。 その後再復活して4年ほどになるが、この度また手放すことにしたのは、人生が大きく舵を切ることになるからで、詳しくは近く書
旅してないスーパースター、蕎麦宗です。 還暦を潮に、ここしばらく勤めていた仕事先を辞めたというお客さんがいた。未だ会社に残っている元同僚との食事で、蕎麦宗を使ってくれたのだった。 予約で来て下さったその日は、伊豆に線状降水帯の警報が出て実際に大雨が降っていた。 『大変でしたね、こんな日に。ありがとうございます』 そんなだったので店内は閑散としており、ご挨拶のお天気話を終えた後も、僕はその色々な会話に耳を傾けた。どうやら定年より前に勤め先を辞めたようだ。 『と
旅するスーパースター、蕎麦宗です。 袴田事件をご存知だろうか。1966年に静岡県清水市の民家で味噌製造会社の専務一家4人が殺害された事件の通称である。 その犯人として逮捕・投獄された袴田巌さんが無実を訴え、60年近い長期に渡って闘い続けた再審の結論がいよいよ下されんとしている。 味噌樽に隠し漬けられた血痕の付いたTシャツが、一年後に真っ赤な鮮血のまま証拠として現れ、それが決め手となったという。実にあり得ない話だが、そういった不可解な検察の捜査や捏造疑惑、あるいは裁