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"家を建てる喜びと葛藤"【親戚夫婦の幸せへの道】

これは妻の親戚夫婦の話
共に30代で子供1人(0歳)で共働きだ
この夫婦とは家族ぐるみで
仲良くさせて貰っている
そんな夫婦はどちらも家を建てたいと言う

資産運用をしている私の意見としては
まだまだ賃貸で良いと思うのだが
持ち家か賃貸かという論争は
あえてここではしないことにする

なによりこの夫婦は意見が一致しているのだ
持ち家を手に入れるというのが
この家族の幸せの形なのだ

ある日、妻からこんな話を聞いた

『なんか家の事で揉めてるらしいよ』

どうやら家を建てる"場所"で揉めてるようだ

奥さんはA市に住みたいと言う
旦那さんはB市が良いと言う
ここで意見が食い違ってしまった

A市は今この家族が住んでいる場所だ
住み心地が良く気に入っているらしい
子供の学区の絡みもあるし
互いの職場との距離感もここが良い
というのが奥さんの意見だ

B市は旦那さんの地元だ
旦那さんのお父さんはアパート経営をしている
ゆくゆくはそれを継ぐことになるそうだ
そう旦那さんの実家はなかなか裕福である
そして近くに良い土地がすでにあるという
職場は少し遠くなるが通えない距離でない
というのが旦那さんの意見だ

この事で二回ほどかなり揉めたそうだ
結局どっちも引かず結論は出ないまま
それ以降 家についての話は
控えるようになったらしい

とりあえず子供も小さいし
今は育児に専念しようという事で
落ち着いたと言っていた

だがこのままで良いのだろうか?
"家を建てる"ことを諦めたのなら良いが
そうではない
この夫婦が"家を建てる"のは決定なのだ
だが意見の食い違いでどちらも引かず
面倒になり保留にしているだけ
つまり何も解決していない状態で
放置しているのである

結局はいつか家を建てるのなら
また同じ論争を繰り返すに決まっている
今から時間をかけて話し合いをすれば
どうにかお互いの意見を擦り合わせる事が
出来るかもしれない

だが放置してしまっては何も進まない
下手すれば数年間も立ち止まることになる
数年後に二人は何歳だろうか?
何歳から35年ローンを組むのだろうか?
その後の家計の見通しは出来るのだろうか?
問題をあげればキリが無い

そう"家を建てる"には
数々の問題を乗り越えなければならない
家を建ててからなんてさらに問題が増える
"場所"なんてそれ以前の話である
確かに場所は大事だが
そこでずっと止まっていては
この夫婦の"幸せの形"は
いつまで経っても完成しない

その時になってから
もっと早くに話し合っていれば…
なんて思っても遅いのである

家を建てない派の私だが
もし私が建てるならと考えてみたら
話に熱が入ってしまった
完全なる他人事なのにもかかわらず
妻と人の家の話で盛り上がってしまった

とりあえず親戚夫婦には
幸せになってもらいたいと心から願う

こんな私の独り言のようなnoteを
最後まで読んでくれて
どうもありがとう。

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