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読まずに読書感想文?

夏休みの宿題で必ず出される読書感想文。
これって、たいてい夏休みの最後の日に慌てませんでしたか?
新学期前にいつも慌てていたうちの息子の状況を見ても、感想文どころか他の漢字の書き取りなんかもやってなくて、おちおち本を読んでる時間などありません(笑)

たいてい夜中までかかって、感想文を泣く泣く仕上げるという小学校生活も板についた6年生の夏のことでした。(現在息子は中学生です)

新学期前日に、毎年夜中までかかって宿題を仕上げるということもある意味恒例となり、彼の中では、いかに楽して読書感想文を夏休み最後の日に仕上げるか、ということを考えたのでしょう。

親としては、そんなことを考えるより、夏休みに入ってすぐにやれ! と言いたいところですが、うちの息子はいつもやらないといけないことは後回し派です。ドラえもんののび太のように家でのんびりすることが大好きな割に、6年にもなれば、いかに楽して夏休みの宿題をやるか、ということに悪知恵を働かせました。

子どもの通っていた小学校では夏休み前の終業式の日に、皆が学校の図書館でそれぞれ夏休みの宿題で書く読書感想文用の本を借ります。

「ただいまぁ~!」と帰ってきたので、「おかえり! 夏休みの本何借りた?」と聞いて子供が出した本に唖然としました(笑)


これです(笑)


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読んでいない本について堂々と語る方法
ピエール・バイヤール (著), 大浦 康介 (翻訳)

息子がこの本を出した時に吹いちゃいました!

いやいや、まてまて!

こんな(ずる賢い知恵をつけさせるような)本を小学校の学校図書で置いてあるのか! 

ということは置いておいて、彼はこの本を読んでこの本の感想文を書くのか、はたまたこの本を読んでから違う本を読まずに感想文を書くのか、それだったら違う本をちゃんと読んで感想文を書いたほうがいいのではないか、という考えが私の頭の中を巡りましたが、子供はこの本の読書感想文を出していました!

いや、読んで書いてるじゃん!

先生からは、ちゃんと読んで感想文出したの偉いね! って赤字が書いてありました(笑)

私はこの本を読んでないのですが、気になった方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

文.月乃ひかり

PS.昨日初めてnoteに登録したら、沢山スキをいただきました!
知らない方がこんなにたくさん下さるなんてnoteの皆さん、優しい……
ありがとうございます!






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