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NY→ボストン推し活ひとり旅【第1話 序章】

2023年9月18日から26日まで、実に15年以上ぶりのアメリカ東部の旅を決行しました。

やや前置きが長くなりますが、この旅には並々ならぬ思いがありました。

  1. 愛してやまないピアニストの角野隼斗さんのアメリカデビューは必ず遠征すると以前から決めていた。
    想像より早くそれが決定し、しかも以前自分が留学していた大好きな街ボストンで、ボストンポップスとの共演!

  2. 学生時代にタングルウッド音楽祭に両親を連れて行ったにも関わらず、取るに足らない理由で私だけボストンポップスのコンサートを聴き逃してしまったリベンジをしたかった。(←ことの詳細はコチラに)

  3. 昨年(2022年)末、ブロードウェイミュージカル「オペラ座の怪人」終幕のニュースを知り、終わる前にもう一度観ておきたい!(←前回は99年、大学卒業祝いで行った)とクリスマス時期めがけて計画を立て、全てチケットも押さえてあったにも関わらず、体調不良で直前に泣く泣くキャンセルしていた。
    「オペラ座〜」は終わってしまったけど、このチャンスにボストンへ行くならNYでミュージカルも観たい!

上記のような理由で、今回の旅は絶対に何があっても行く!と思っていました。

ところが、8月頭から持病(というのか?)の肋間神経痛が出てしまい、いつもなら長くても1か月程度で治るので、今回もそうだろうと甘く見ていたら…9月に入っても治る気配がない。。
痛みが引く時は急に消えるので、その一筋の可能性を信じていたものの、9月2週目に入っても毎朝起きる度にピキーンと左脇付近に走る痛みにガッカリする日々が続きました。
神経痛そのものでというより、動く度に刺されるような痛みに耐えるのにどこかの血管が破裂するんじゃないかと寿命が縮む思いでした。

経つ前日までに痛みが引かなかったら、また断念しなきゃならないのかな…と焦りと不安がむくむくと…でも「気持ちが負けちゃいけない!今回は何が何でも絶対行く!」と強く念じてました。
もし本当に天からのNGのサインが出る時は、前回のように万事休す…の状態で完全に行けなくなるはずだから、ここまで来たら行ける行けないは天の采配に任せよう、と決断を委ねました。

学生の頃から疲れがたまると発症してきた肋間神経痛についても今回YouTubeなどで片っ端から色々調べました。
過去にペインクリニックや整体、鍼灸院などあちこち回りましたが、原因がわからずで。。ロキソニンなどの鎮痛剤も全く効かないので、改めて病院を探したりトリガーポイントを触診されるようなストレスを考えると不毛に思い、自分の匙加減でできそうな肋間神経痛に効くストレッチ動画などを観てあれこれ試したりしました。

内科的な原因じゃないなら、やはり身体を動かした方が良さそうなのに、どうしても痛みが外出を億劫にさせていて動けない。
1か月以上続く痛みに気持ちが疲れて、もうHPが限りなくゼロに近くなっていました。でも、このままウチにこもってじっと痛みに耐えるばかりでは心身ともに本当にやられてしまう…と、かなりギリギリの気持ちでした。

そんな状態でしたが、完全に心折れてしまう前にどうしても大好きなボストン・チャールズリバー沿いの散歩に行きたい!あそこなら深呼吸して気持ちよく歩ける…絶対生気が回復できる!っていう確信のようなものがありました。そして絶対にかてぃんさんのアメリカデビューを見届けるんだ!と、これも譲れませんでした。

不思議なことに、出発直前になっても、痛み以外には私を引き止めるようなことは何も起こらず、むしろ全てスムーズに準備は進んでいました。
これは思い切って行って来い!の天からのサインだと思いました。

それでもどうにか少しでも痛みが軽くなるよう、そして無事に行って帰ってこれるよう出発前日まで1週間毎日願掛けに写経したりもしました。
きっと見えない存在が守ってくださるように…と願って。

般若心経は長いので百字の偈で…。


出発前日、痛みに戦々恐々としながらも荷造りに集中していると、少し不安が払拭されてきたようでした。そして「もう迷わない!」と決めました。
もしも何かあったら私の人生はそこまでだったということだ!…と、大袈裟だけどそのくらいの気持ちでした。でもきっと大丈夫、という根拠の無い自信のようなものもありました。

もう行くしかない!!!

次回へ続く。。

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