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突然ですが、本の感想を書くのしばらくの間やめます

SNSが発達した現代では、読書好きの方がXやnote、ブログなどで本の感想を書いている。

感想を書くことによっていいねなどの反応がもらえることから、それは一種のコミュニケーションにもなっている。また、まれに記事や広告にも採用されることもある。
このようなことは読書へのモチベーションにもつながる。

感想を書くだけで様々なことにつながる、それはとても素敵なことだと思う。

学生時代の読書感想文はあまり好きではなかった僕も、SNSに感想を投稿するのは楽しいと感じるようになっていた。

しかし、僕はそれを一旦手放すことにした。

これは何も突発的に決めたのではなく、いくつかの理由があったからだ。

僕がなぜ本の感想を書くのしばらくの間やめることにしたのか?
それをつらつらと書いてみた。


本の感想を書くのをやめた理由

1.感想ありきで本を読んでいるのでは感じたから

基本的に本の感想を書く時は、読み終わった後に書く。
読みながら感じたこと、印象に残ったフレーズなどを感想として書き記していく。
僕はSNSに本の感想を投稿するようになってからは、読み終わった本の感想は基本的には書くことを決めていたが、次第に感想を書く前提になって本を読んでいるのではと感じてきた。
読みながら頭の中でどのような感想を書こうか考えたり、メモをしたり。
しかし、もっと純粋に感じたことを大切にしようと思った。
また、SNSに投稿した感想は作家さんが見ていると言われているが、それが圧のように感じたのも否定できない。読む前から「この本の感想を上げなきゃ」という気持ちになっていたこともあった。

2.色んな読書のスタイルを楽しみたい

感想を書くことが前提になっているので、1ページ目から最終ページまで全てを読んで、その後に感想を書いていた。
しかし、読書には全ページを読む、感想を書く以外にも様々なスタイルがあるのではないか、またはそれを試してみたいとの思いがわいてきた。
テレビをつけながらだったり、カフェだけでなく様々な場所で読んでみたり。読み方だって気になるページだけ読んでみたり、あとは色んなジャンルに手を出してみたり。
感想を書くことにとらわれず色んなことを楽しみたい気持ちが今は強くなっている。

3.読んで感じたことを言語化することがある程度できるようになったから

僕にとって本の感想を書くことは、誰かに本のすばらしさを少しでも広めたいというよりは、感じたことを言語化するトレーニングのような側面がある。
何百冊と感想を投稿していく中で、自分が感じたことがある程度は言語化できるようになったと感じている。
そして、今は日記によって日々の感じたことを綴ってもいる。そんな中で、全ての本の感想を書く必要性がなくなってきたものある。

4.感想を書く時間を他の時間に充てたいと思ったから

本の感想は一瞬で書けるものではなく、ある程度の時間を要する。
個人的なことにはなるが、今は読書以外にもやりたいこと・やるべきことはたくさんあって、そういったことにも時間を使いたいと思っている。
それでも本を読む時間は確保したい。そんなことを考える中で頭に浮かんだのが、感想を書く時間を読むことに充てればいいのではないかということだった。

書かないと宣言したけど例外もあります

本の感想を書くのしばらくの間やめることにした理由について書いたが、それを完全に制御するのは難しいとも思っている。

すごく面白い本に出合ったら、感じたことが自然とわき上がって書きたい気持ちを抑えられなくなるだろうというのがイメージできるからだ。

だから例外として、そういった本を読んだ時はきっと感想を上げていると思う。

そして、しばらく経ってから感想を書かないことで気づいたことについての記事も上げていけたらと思っている。


……このように宣言したが、上記の例外となる本ばかりに出会い、もはや宣言したのは何だったのかといったことになる可能性だってある。
まあそれはそれで良いこと?なのかもしれない。

いずれにしても読書を楽しみたい気持ちはこれからも変わらない。


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