1日遅れの昭和の日を昭和が残る鶴見線で　鶴見に根付く沖縄の味　うちなーすばヤージ小　21.04.30 14:15

京浜工業地帯の喉につかえた魚の骨のような鶴見線。
戦前戦後からの日本を支え続けている重工業地域は、労働力としていろいろな地域、人達が集まっている。

ブラジル人、沖縄人っていうのがその主な人たちなのだが、街にもそれぞれにコミュニティーが形成されて特徴ある街並みを作っている。
どちらの人たちもとびきり明るいんだよなぁ。よそ者が細目で見ているから感じるだけかもしれないが。
故郷を遠く離れた境遇から、きっと辛いこともたくさんあると思う。でもそういう素振りをあまり見せないというか・・・見せているようでは遠い土地で生きていくことはできないのだろう。
こんなところで働くことになったのは、日本の景気が良かった頃の話で今となっては色々考えさせられるけれども、結局何もしてあげることはできない。彼らが提供してくれる店でなにか食ってお金を落とすことしかできないから、たまに来たとき、それくらいはしようじゃないかと思うのですわ。

今日のランチはそんな中から沖縄料理の「うちなーすばヤージ小」を選択。
この辺りの沖縄料理店としては最も人気がある店。食べログでも今日時点で3.56という高得点をたたいている。

鶴見線の弁天橋駅からほど近い（いや、決して近くないか・・・）お店は小さいけれども有名店。
バイクや車で訪れる人がほとんど。鶴見線で来る人って・・・どれくらいいるのだろう？

平日だろうが休日だろうが何しろ大混雑の人気店なのだが、コロナ禍の時間外ためか流石に・・・。
空いていたテーブル席に陣取って、頼んだのはやっぱりソーキそばとポーク玉子。
向こうのテーブルの人が食べていたポーク玉子がめちゃくちゃ美味そうだったのでつい。
だったらご飯物を頼むんだったかな？先にソーキそばって言っちゃったんだよなぁ（笑）

待つことしばしでソーキそばとポーク玉子が・・・。
ソーキそば旨いわ。

出汁がきちんと効いているソーキそばってあまりない気がする。
どこか手抜きとまでは言わないけれども味に深みや落ち着きがないのがソーキそばだと思い込んでいる。
それが、ここのは一味違う。

出汁は旨いわソーキは旨いわ。
蕎麦はうまいわ。
人気店だわ・・・当然。

そして、ポーク玉子。
いかにも沖縄って感じの料理。
ポークって、戦後沖縄からだから、豚やヤギに感じる伝統の味とはちょい違うのか？
でも、一番沖縄ぽかったりする。
ケチャップがつやつや。
もうたまりませんわ。

大満足の沖縄料理を堪能して、再び鶴見線に。
残るは鶴見区区間。
鶴見線の鶴見区エリアは重工業地帯であり住宅地であり。
不思議な雰囲気が楽しめるので・・・乞うご期待。

うちなーすばヤージ小 (弁天橋/沖縄料理)