見出し画像

駅が好きです。

初めまして。スティーーーブと申します。

写真を撮ることと、鉄道旅が好きです。物心ついたときから鉄道が好きで、その記録にとカメラを手にしたのが10年前。それから「撮る」という行為が異常に楽しくなって、いろんな写真を撮っていくようになりました。でも相変わらず、鉄道はいつも安定して好きです。いわゆる「鉄オタ」です。撮り鉄だとか乗り鉄だとか、いろいろジャンルがありますが、その中でも列車に乗り、車両でなないですが鉄道に関係するものを撮るので「乗り鉄」にも「撮り鉄」に入るのだと思います。

さて、僕は駅をよく撮っています。

世間一般で鉄道写真とは、駅の端っこや線路沿いの撮影地で主に車両を撮ることだと思います。写真の中に人などが映り込むことは、鉄道写真のセオリーではタブーとされています。しかし、そういうものを率先して撮りたいか、と言われるとそうでもありません。というのも、私が撮る写真は多くが車両の好きなパーツだったり、駅構内やそこをゆく人々、車両を絡めてスナップのような写真ばかり撮っているからです。上に書いたようなセオリーからすれば、あまり僕の写真は好ましく思われないのかもしれません。

さっきから自分のことを鉄オタだとか言っていますが、多分鉄オタのくくりで見たら知識もそんなにあるわけでもありません。もしかしたら、多分、この車両のモーターが〜〜とか、この車両の歴史が〜〜とか、そういうところは興味が無いのかもしれません。ただ列車に揺られ、いいなと思った駅で降りて、駅の写真や列車と人を絡めたスナップ写真を撮っているのが好きなんです。鉄道そのものが好きな人から見れば、僕は中途半端な人間かもしれません。

でも、何故かそれに惹かれてしまうのです。

鉄道はいわずもがな、公共の交通機関です。運転士さんが運転をし、車掌さんが案内をし、整備士さんが車両や線路を点検し、そして私達乗客が利用してこその鉄道です。鉄道に限らず何でもそうですが、いろんな人が関わってこそ、鉄道は輝くのです。人と言っても、いろいろな人が列車を使います。通勤・通学で使う人、遠くから何かを思って旅してきた人、家出して遠くへ行く人、夢破れて故郷へ戻る人…。普段使う路線、列車でも、どれだけのタイプの人が乗っているのでしょう。自分が普段過ごしている日常は、誰かの非日常でもあります。そんな様々な日常と非日常がたくさん交錯する場所が、駅だと思うのです。

言葉で表すのは難しいですが、そんなありふれたようで実は様々なドラマがある駅の「人情」や「旅情」のようなものを撮りたいのかもしれません。日々何気なく使う鉄道は、駅は、実はこんなにも素晴らしいものなんだと、今流行りの言葉でいうと「エモい」写真を、ご覧になった方々へ伝えたいのかもしれません。

この考えは、そのうち変わっていくのかもしれません。自分の中でなにか動くものがないとシャッターを切れないのが写真だと考えるので、考えの変化によって、撮る写真の雰囲気も変わっていくのかもしれません。でも、普段から鉄道を使う一人として、一鉄オタ(駅オタ?)として、いろんな駅をいろんな角度から撮って、その「エモさ」を伝えていけたらいいなと思っています。

今日はどんな駅に巡り合うんだろう。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?