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vol.4「お菓子を食べてもOK!? 老化を抑える食事の秘訣」

vol.3までの記事では、AGEs(老化促進物質)の原因となる食後の急激な血糖値の上昇を防ぐ食べ物や食べ方を紹介してきました。しかし、「血糖値が気になるけど、甘い物・糖質のを含むお菓子は食べたい!」という人は多いと思います。

そこで今回は「間食でお菓子を食べてもなかったことになる食事の秘訣」を紹介したいと思います!


<< 目次 >>

1.ヒトが老ける仕組み
  1-1 ヒトが老ける仕組み
  1-2 糖化はどうして老化につながるの?
  1.まとめ ~ 老化をすすめるのはこんなとき!! ~
2.AGEs(老化促進物質)はどうしたら防げるの?
  2-1 AGEs(老化促進物質)の多い食べ物
  2-2 AGEs(老化促進物質)を防ぐ食事の秘訣3つ
3.まとめ

  1.ヒトが老ける仕組み

  1-1 老け方がステーキのコゲとおなじ⁉

ヒトは、AGEs(老化促進物質)という物質を作ってしまうと、糖化という現象が起こり、「体のコゲ」が増え、老化を進めてしまいます。

糖化・・・「体のコゲ」と呼ばれ、体内の糖質とたんぱく質が結びついて、細胞を劣化させてしまう現象。

糖化は、別名:メイラード反応とも呼ばれていて、実は私たちの身近なところでも見られる反応です。

メイラード反応は、食品を加熱することで、タンパク質と糖が縮合することだといわれています。

(例を挙げると・・・)

①ステーキのように焼いたときの焦げた肉の表面

ステーキの無料イラスト

②砂糖水を焦がしたときの焦げた部分(プリンのカラメル)

プリンの無料イラスト

こういった食品の焦げと同じような反応が「糖化」として体内で起こっていると思うとコワイですよね・・・。


  1-2 糖化はどうして老化につながるの?

老化現象において、私たちの身体の中で起こることは、このように医学に基づいた糖化の仕組みがあるといわれています。

糖化によって老化の起こる仕組み・・・「糖質(ごはんやパン、麺類などの主食や小麦粉製品、お菓子や甘味料、フルーツなど)を多く摂取し過ぎて、体内で使いきれずに余ると、血液中の糖(血中グルコース)が体内のたんぱく質に絡みつき、AGE(糖化最終生成物)という老化原因物質を生成してしまう」。


1.まとめ

~ 老化を進めるのはこんなとき!! ~


糖化を進め、AGEs(老化促進物質)を増やし、老化につながるのは、

その① 糖分を多く摂取したとき

その② AGEsの多い食品を摂取したとき

だといえます。


つまり、「間食で糖分をとっても、食事でAGEs(老化促進物質)を避ける食事を心がければ、結果的にAGEsは増えない」と考えられます。


  2.AGEs(老化促進物質)はどうしたら防げるの?

  2-1 AGEs(老化促進物質)の多い食べ物

ステーキの例で説明したように、AGEは加熱してこんがり焼けたキツネ色の部分に発生します。このため「焼き目のついた食品はAGEが多い」ことを目安に覚えるとわかりやすいです。


トンカツ、唐揚げ、ステーキ、焼き鳥など、揚げたり、焼いたり、炒めたりした食品には特にAGEが多く含まれます。また、ポテトチップスフライドポテト、タバコもAGEが非常に多いため、できれば避けたいものです。



  2-2 AGEs(老化促進物質)を防ぐ食事3つの秘訣

普段からAGEs(老化促進物質)を避ける生活は、間食で甘いものを食べたとしてもチャラにできる食事の秘訣です。


①ベジファーストを意識する

食前に野菜を摂取することで、食物繊維をお腹に入れることができるため、血糖値の上昇を防ぎ、AGEsの生成を抑えてくれることが考えられます。

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②AGEsの多い食品を避ける

揚げ物(とんかつ、から揚げなど)は高温の油で揚げているため、AGEsが多くなります。焼き目のある食べ物よりも、なるべく生で食べられるものは生で食べることが良いですね。

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③ファストフードは避ける

ファストフードには、ハンバーガー、ホットドッグ、フライドチキン、フライドポテトなどに代表される食品が多いです。おまけに揚げ油も使い古した油が多く、これもまた老化を促進させてしまう原因となります。なるべく避けた方が良いですね!

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3.まとめ

AGEs(老化促進物質)、老化を防ぐ食事の秘訣はどうだったでしょうか?

いつまでもカラダも健康で、肌もきれいでいたいなるべく老化を防ぎたい方にはぴったりのコラムだったかと思います。

何か参考にして頂けたら幸いです!


次回は、「糖質制限の良い面と悪い面」について書いていきたいと思います!

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