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〜模試で実力を知る〜part5 4年かかったUSMLE STEP1


6-5🥊先生とのRx勉強会


毎回月に一回先生とZoomをつなぐ前に、
1時間で
その期間に勉強してきた科目からランダムで40問セットして解き、
間違えた問題その解説について
先生のお時間を割いて授業していただきました。


長いときは1時間半ほどつきっきりで解説していただく日もありました。
頑張ったね」「もう少し理解を重視して」「あと一息」「いい感じ
こういった何気ない先生の一言に支えられながらなんとか走りました。

本当に本当にありがとうございました
この先生の手厚い補助がなければメンタルの弱い自分一人
走り続けることは難しかったと思います。


皆さんには私のこの経験を通して
とにかく自分が信頼できるメンターを見つけてほしい、
自分の可能性を疑わずに信じてくれるメンターを探してほしいと思います。
すぐにでなくとも、そのような対象になってくれそうな人物に対しては
アンテナを張っておいてほしいなと思います。


自分は先生と出会うまでに1年間かかりました。
それまでにはFacebookで発信されていた勉強会や、
人伝いに聞いた講習会に何度も参加しました。


しかし今思うと参加していただけで、
メンターを見つけるという発想はなかったように思います。
もう少し自分から積極的にアプローチする気概が必要でした。

そして試験の勉強期間に関しては、
当時想定していた1年ではなく
2年から2年半を目安に計画するのが最も安全だったかな。。と反省しています。



ネットには4ヶ月で合格!260点で受かる方法!
という異次元の合格体験記しかなく、心を蝕まれていました



しかし安心してください。面白い体験談は面白い方に任せておけばよいのです。
自分はもっと自分のことにフォーカスする必要がありました。

   6-6🚧模試という絶望:そして3度目の休息


先生と立てた予定表では、
6ヶ月の契約のうち3ヶ月はRxを一周に使う。
そしてその後模試を受ける。
余った期間で改めてRxの二週目に入り理解を深める。

ということになっていました。

6月末からは学校の定期試験なので、
3月から始めた勉強は6月中旬に一度Rxをストップ。
その時点での進捗は、、、

演習を終えた問題数は1500/2300、
未履修科目が5/23。

???

そうです。完全にオーバーヒートして予定より大幅に遅れていました。
終わらない課題到底及ばない能力の結果
日々遅れを取っていき、


最終的には予定の半分程度にとどまり、消化不良を起こしていました。
頑張ってはいたけれど、低学年のうちの医学の学習を怠っていたため
基礎から臨床へのスムーズな理解に繋げられず
無謀な暗記に片足を突っ込んでいました。

しかし、定期テストはやってくるので
一度Rxは休憩し定期テストへシフトチェンジ

先生も呆れた様子はなく、のんびりやっていこうというスタンスで
受け入れてくださっていました。


定期試験を終えた7月半ばから改めてRxを開始し、
定期テストと同じ範囲であった未履修範囲を進めました。


皮膚・運動器や感覚(耳鼻咽喉科など)は、
比較的大学の範囲の学習で太刀打ちできた分
進みは良かったと思います。

そして来たる2021年の8/5。
初めての模試を受ける日がやってきます。
(この時点で6ヶ月の契約のうち5ヶ月が経過しているので計画表はすでにパーになっています)

ここに至るまで何度も模試を受けるようにアドバイスはいただいていました。
しかし一方で、模試を受けることを頑なに拒否していた自分がいたのも確かでした。

私は心の中では
問題集を適当に解いていたことがバレてしまう。」
Mousedictionaryが無かったら単語すら読めないに違いない。」
「絶対に解けないからとんでもない点数を取って先生を呆れさせてしまう。
「100点換算だったら絶対に18点ぐらいだ。
そう怯えていました。

しかし受けるしかないので、土曜日を丸一日空けて模試を受けました。

チキった結果、模試の時間は時間制限なしというチートを使いました。

その結果やいかに…



(画像荒くてすみません。
古くてもう見れなくなってたので、
当時の適当なスクリーンショットしかなく…)


146点。

0点じゃないやん!結構行けてるんちゃう?
と思ったあなた。
ありがとうございます。違います。
正答率にしてみればわかりやすいですね。
70問/200問ということで正答率35%

Rxの正答率とほぼ一緒です。
さらに時間制限なしというチート付きです。



世間に転がっている合格体験記の模試の成績
初めての模試で190点前後を叩き出し、
そこから順調に20ずつ増やしていく経過をたどることが多いと思います。


しかし騙されないで!
ネットという恐ろしい海で合格体験記として残っている情報には
強烈な生存者バイアスがかかっているのです。
受からなかった人や途中で諦めた方の模試もきっとこんな感じなはずなのです。

合格にたどり着けなかった方は合格体験記を書かず
合格した方でもこうして合格体験記を書くこと自体稀です。
私のように合格者の底辺スレスレを滑空している人間ならなおさら
合格体験記など書きません。
なぜなら馬鹿にされるのがわかっているからです。

合格体験記で見る模試の点数が高いのにはこう言ったカラクリがあるのです。

だからこそこの場を借りて言いたい
合格者の大半はこういった苦しい経過で進んでいるはずだ。
優秀な合格体験記と比べて、自分の価値を決めてしまわないでほしい。
諦めてしまわないでほしい。


だって合格はあなたの目の前にあるんだもの!!!



ちなみに、模試自体の設定する合格最低点は194点、
つまり120問/200問を取れれば合格です。

私は今回の問題の解き方を、時間無制限で設定していました。


NBMEという模試は解き方を2つの種類から選べます



  • 各ブロック1時間15分で50問✕4ブロックを解き切る

  • 時間無制限でとにかく50問✕4ブロックを解く


私は時間制限をしたら半分も解けないだろうと言う恐怖感から
時間制限を排除してしまいました。

他の皆さんの出した点数は、自分の半分の時間の中
怒涛の勢いで解いての結果ですので一切比べることはできません。

皆さん本当にすごいと思います。
自分は模試を受けるという事実で潰されかけていましたので
この時点での精一杯でした。

模試を解いているときは何連続も意味の分からない文章を読まされ、
Mousedictionaryがない中でとにかく悪戦苦闘しました。

半分が過ぎたあたりで4時間ほどが過ぎており、
解きながら自然と涙がこぼれてきました

もしもこれで一点もなかったらどうしよう。
合格点はおろか、絶望するような点数だったらどうしよう。

とにかくそういった気持で一杯でした。
そして一通り解き終えたときは、もぬけの殻と化していました。


解き始めたときは明るかった日差しも、
解き終えたときには日が沈んで真っ暗になっていました。


すぐに先生に電話をして慰めてもらいました
ありえないくらい慰めていただきました
本当にありがとうございました。


  6-7模試を受けた感想


模試を受けた感想としては、
Rxの知識でいくつかの選択肢は切れる。
そしてmousedictionaryがなくなっても意外と単語がわかる。でした。



Rxと全く同じと言う問題は数えるほどでしたが、選択肢が間違えていることはなんとなくわかるように成長していました。

そして、これまでRxを闇雲に解いてきたけれど
単語は読める!見たことある!
少なくともRxの演習をしてきた3ヶ月は無駄ではなかったのだなと

そう思いました。
模試に関しても今後改めて記事を書きたいと思っています



  6-8🥊CBT対策とUSMLEの再開


そして、Rxの期限である9月が近づいていく中で
またもや4年生の中期試験CBTも刻一刻と近づいてきていました。
そこで私はRxを解く筆を一度止めました

両方を並行して進めるのは現実的ではないと思ったことと、
全国で順位の出るCBT、
6年生の採用試験で提出を求められるCBT
本気でやったほうがいいと直感的に思ったからです。

日本語の知識を増やし、
医学英語に反映させようと思ったのも大きかったです。
また英語の勉強をしていた分、他の学生と比べて
基礎医学に対してのモチベーション
病態生理に対しての興味は強くなっていたのも影響していたと思います。


そして2ヶ月後、CBTを受験しました。
結果は目標としていた90%には乗らず、
87.9%:IRT640という結果でしたが
万年再試験を受けていた身としてはかなり満足の行く結果でした。
さらに気づいたら入学時129位だった成績は学年で15位というところまで来ていました。

ここらへんではもう学校の試験で落ちることはなく
進級発表を恐れる気持ちはなくなっていました。

CBT対策についても今後記事にしたいと思います。

そしてCBTの終了と同時にRxを3ヶ月延期して再開することを決めました。


この頃にはCBTの知識も相まって
一日30問ほど解ける体力と地肩
ができていました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回の記事はここで終了したいと思います。
読んでくださって本当にありがとうございます!!!
また一歩づつ日々のタスクをこなしていきましょう😊

次回の記事は




でお送りしようと思います。
より具体的な勉強方法について提示させていただければ幸いです。

ではまた!



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