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noteリリース裏ばなし ~地域の外から関わるということ【前編】〜

はじめまして。このnoteの立ち上げプロジェクトに、東京から関わった泉です。この記事では、地域の外からどのようにプロジェクトに関わったか、また、どんなことを感じたかをご紹介したいと思います。


後編はこちら  (←只今 編集中!)

南小国に関わったきっかけ

人口約4,000人の南小国は、熊本県阿蘇にある小さな町。と言っても、
今ひとつ実感がわかないのですが、東京23区で最も人口が少ない千代田区でさえ、南小国の1/2の広さに、なんと14倍ちょっとの人が住んでいるそうです。うわぁ、東京は人が多すぎますね。

その町とご縁を頂くきっかけとなったのは、WEB上の兼業募集の記事。そのときは、「みなみ、しょう・・・くに?」と、読み方さえ分からなかったのでした。

【ふるさと兼業 九州・熊本地域 募集ページより】

↓当時の募集記事をご覧ください↓

https://furusatokengyo.jp/project/kyushu_okinawa/kumamoto/p9009/

「まちづくりという形の無いものをやってみたい、関わってみたい方を募集します」とのこと。ちなみに、私はごく普通の会社員をしていて、「プロボノやっています」「兼業やっています」というキラキラした人たちは、すごいなーと思いつつも、自分はちょっと苦手と思っていました。でも、この記事を読んだとき、とても素直に「あ、やってみたい」と感じ、手をあげてみることに。

プロジェクトが始まる直前まで、自分の中で膨らみすぎてしまった期待と、本当にできるのかな?という不安で、心がザワザワとしていた感覚を、今もはっきりと覚えています。

プロジェクトってどんなことするの?

いよいよプロジェクトがキックオフ。

プロジェクトの参加者は、南小国の担当者さん2名、東京・神奈川からの兼業2名(私はここ)、そしてコーディネーターさん1名の計5名。緊張感はありましたが、初回のオンライン会議では、スタート前のザワついた気持ちがなんだったのだろう?というほど、スルスルとお話が進みました。


キックオフの時の資料表紙。まだみんな、少し緊張気味の表情?

具体的なプロジェクトのテーマは、「まちづくりの会社の情報発信」です。

私は本業では、企業のブランド価値向上のための施策を企画・実行しています。南小国で担当してくださるお2人のお話から、SNSでの情報発信を通じて、南小国という地域のブランディングをしていきたい、という強い思いが伝わってきました。

このため、いきなり情報発信の方法を考えるのではなく、どんな南小国ブランドを作っていきたいのかを、チームの中でしっかりと言語化していくことからスタートしたいと考えました。

「既存のブログの課題って、なんだと思いますか?」とか「情報を届けたい人を、できるだけ具体的に書き出してみてください」など、私から次回の打ち合わせのテーマを設定して質問を投げかけます。それについて、翌週までに担当の方や、関係者の方とディスカッションして、考えをまとめてきてもらいました。

始まってみると、チームの皆さんの感度の良さに毎週驚かされました。南小国らしさを表現する言葉がポンポン飛び出してくるのです。

「南小国の人って、ど根性(!?)で、参加型。傍観しないんですよー(笑)」「歳を重ねても、新しいことにチャレンジする人が多いっていうか・・・」「人で動いているよね?」「役場の町民への関わり方が、他とは全然違うんですよ」などなど。ご自身も移住された経験から感じている、南小国らしさや発信したいイメージが言葉としてあふれ出して、止まりません。

見えてきた方向性は?

ある時、「情報を届けたい人としては、町内の在住の人や、近隣に住んでいる採用候補の人に届けたいのです」というお話が出てきました。「ええっ?SNSで情報発信するのですから、日本全国の人に届けたいのではないのですか???」と私。

そう、SNSだから広く一般の方に向かって発信したいのだろうと考えていたのは、私の思い込み。

南小国のSNSでは、「しごとコンビニ」という、サービスを活用してもらう近隣の住民の方にも情報を届けたかったのです。一方で、南小国の情報を広く一般の方(地域の外の方)に知ってもらいたい情報もある。

「広く一般の方」向けと「近隣の住民の方」向けの情報が混在するため、サイトを訪問した人が迷子になってしまいそうだ、という課題が明確になってきました。こうして徐々に情報発信のための、チームの目線が揃ってきました。

スタートから5回のオンラインディスカッションを経て、情報発信したい南小国のブランドイメージと、SNSの立ち上げで解決すべき課題の仮説ができてから、現地に視察にお伺いすることに。

今回のようにやや複雑なプロジェクトでは、ディスカッションを重ねてから視察をするのが効果的だったように思います。逆に、目的がシンプルなプロジェクトでは、早い段階で現地を体験することが効果的かもしれません。

現地視察は、プロジェクトの中間ぐらいに実施


さぁ、いよいよ南小国へ。
視察で感じたことは次回の記事でご紹介します!
最後までお読み頂きありがとうございました。


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