見出し画像

#257 寓話の面白さ


カーテンの長さを若干間違え、ロング暖簾みたいになってしまった

ぬぬぬ・・・まあでもちょうど外扉のところなのでよしとしよう!笑


暑くなってきたので寝具を少し変更するついでに

ようやく

カーテンの色を青紺から無印良品色とでも言うのか薄い黄土色に変え

青紺色の布団をしまって麻布に変更する

部屋の大部分を締めていた青紺色がなくなったことで

いいのか悪いのか部屋の「締り」が無くなった

しかし、雰囲気はぐっと変わり

ほわーんとしたやわらかい部屋へ

薄めにしたからいい感じに朝の日差し入ってこないかなあ

なんて期待してこのカーテンが馴染むのを待ってみる



さてそんな今日は

通院で有給だったこともあり1冊本を読んだ


『藁を手に旅に出よう』


有名な寓話から

ビジネスキャリアについて読み解く面白さに

久しぶりに前のめり

自分も研修を受けている気持ちで

おおお!!

なんて思いながら読み切った


かの『オオカミ少年』

羊飼いの少年がいたずらで

「オオカミが来たぞ!」とホラを吹いていたところ

本当にオオカミが来襲してきた時に

村人に信じてもらえずオオカミによって羊が全滅してしまったという話

教訓としては

「嘘をつき続けると信用をなくし、本当のことも信じてもらえなくなる」

ということだが・・・

この本の中ではその教訓ではなく

「未来予測」にスポットを当てて考えている

そこがとても面白い



私たちはこの話のオチまで知っている

そう、オオカミが100%来襲してくると分かっている

だからこそ

なぜ強い番人を置かないのか

ホラを吹き続けた少年を番人にしたままなのか

村人たちに疑問を感じてしまうところがある


しかしだ

もし

この村にオオカミは来たことが1度もなかったとしたら

オオカミがくることを自分ごとに捉えてなかったとしたら

オオカミ来襲が羊が全滅するほどインパクトのあることだと気づけていなかったら

どうだろうかというわけである


自分の身に起きたことでないこと、知らないことは

インパクトを見積もるときに小さくなり

「たぶん、大丈夫だろう、なんとかなる」という思考になりやすい

『オオカミ少年』はその気持ちへの戒めでもあるんだなと学ぶことができる



仕事でもそうだが

実際トライアンドエラーをしてみてはじめて身にしみてわかる事が多い

そう考えると

新人・若手育成において

まだトライ数もエラー数も少ない新人にとっては

わからないことが多く

一つ一つのインパクトまでは考えられないのかもしれない

そんな視点でのアプローチも考えて見る必要があるかもしれない



結局

(天災含め)頻度に起こることでない、起こる可能性が低いこと

そして

まだ体験したことがないことに対しては

誰だって対策が疎かになりやすいということである

だからこそ

そういったことに対しても

未来予測をしっかりし

万一起きたときのことを見積もっておくことが大切だと

『オオカミ少年』は教えてくれていたのである


この本を読んでいなかったら

教訓である「嘘」に触れることも無い

嘘をついた少年を悪者にすることも無い

この視点で『オオカミ少年』を捉えることは無かった


寓話を深堀りする面白さよ!


そういえばワンピースの中でも

ウソップが村人に「海賊が来たぞ!」とホラを吹いていたら

本当に海賊が来襲してきてしまったというシーンがあったよね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?