小暑のセルフケアをお伝えします。
2023年の小暑は7/7~22までの時期。
旬のうり科の食べ物、特にゴーヤ、スイカ、きゅうりなども身体の熱がこもるのを防いで冷ます働きがあります。
うまくエネルギーを発散することで健康な身体に。
南国の果物の、マンゴーやバナナ、パイナップルも◎。
また、薬膳では小麦は、精神を落ち着かせる働きをすると言われています。
米、小麦、とうもろこし、大豆、じゃがいも、カボチャ、ニンジン、蜂蜜は、氣や血を補い、潤いを与えて消化器系の疲れを取って食欲を増進、痛みを和らげて元気を出します。
冷たい料理には薬味をたっぷりのせることで、消化を助けてくれます。
利尿作用のあるきゅうりと、潤いを与える甘味のニンジンの酢の物。むくみ対策や夏バテ予防にどうぞ。
湿度の多い日本の夏に、身体にこもりがちな湿気を取り除いて水や血を身体に循環させるために必要な良質な筋肉です。
それらを作るのはたんぱく質で、肉や魚や豆腐などがあります。大根とニンジンをすりおろしてそえると消化吸収も良くなり、身体の元気が出る食事に。
また、各人の体質に合わせた食事も大事です。
家族の人数が増えるにつれて、コミュニケーションが手薄になりがちです。そのようなときに、創意工夫することも重要となります。
そのためには、同じ料理も良いですが
「回転させる」=「上手く機能させる」
ことで色々な栄養を総合的に摂れるようになり、健康的な身体を保つことができます。
もちろん食事作りには一人一人の力も必要ですが、やはり家族でフォローし合える関係があるという特徴があると強いと言えます。家族の誰か一人の負担が大きくなりすぎず、楽しく、効果的な家事が出来たら料理する時間も作れますよね?
一人一人の力が発揮されて、各家庭の健康力が発揮し伸びることで、全体が良くなり「健康大国」になります。そして、私たちの身体にとって基本的で大切なことは動いて食べて休むこと。
栄養の取り方について、効率の良い食べ方の紹介をします。それは、回転食をとることです!これは、持病があったり、服薬している方もそうでない方も共通です。
回転食をとるとは、具体的には、
①毎日同じものをとるのではなく、色々なメニューを変えましょう。
②添加物や農薬を避けましょう。
そのためには、食事や間食をできる限り家庭でとります。
③市販のドレッシングなどを控えて、しょう油、みそ、酢、砂糖、塩、料理酒、みりん、植物油などできるだけシンプルな調味料を使います。
④野菜や米についている農薬を落とすため、ゆでることやよく洗うことを心がけます。
たとえば、家族の中で一人だけ、食事をかえるのは難しいと思います。
つまり、家族の病気に対する正しい理解と協力が大切です。
レシピを考えるのが大変!日々とにかく時間がないよ、そんな方はこちらのレシピを参考にどうぞ。(食べ物アレルギーがある方は、代用も可能です。)
また、高齢者の水分補給や栄養補給にはゼリーも適度に取り入れると良いです。
熱中症の時にはOS1ドリンクやOS1ゼリーを飲んで水分と塩分補給を。
~簡単OS1の作り方~
水500ml
塩ひとつまみ…1.5g
親指、人差し指、中指でつまむ
砂糖20g…大さじ2ペットボトルの蓋に三杯
お好みでレモン汁…大さじ1
※これらを混ぜる。
※清潔に洗って乾かしたペットボトルを使うと楽に作れます。
交感神経が高まりやすい夏の時期の、自律神経を整えるためのツボも紹介します。
『腎』
◾️血行を良くして代謝を上げる.
水分代謝を高める.むくみの改善.
『肝』
◾️肝機能の調節をして、代謝を上げる.
気の流れを改善し、血行を良くする.
肌荒れやダイエットに.
『面頬』
◾️美白に効果的.顎の筋肉に作用し、引き締めに.
『内分泌』
◾️ホルモンバランスを整えてくれるツボ.ホルモンの乱れからくる肌荒れなどに効果があるほか、生理のトラブルにもお勧め.
◾️『肺』
肺の機能を高めて、皮膚に潤いを与える効果があるツボです.皮膚の質を高めることができる.
◾️『眼』
むくみや眼のたるみ、小じわと眼の周りのリフトアップに効果的.眼精疲労の改善に。
次はもっとも暑さの厳しくなる大暑です。今の梅雨明け前、梅雨明け直後のタイミングでしっかり暑さ対策をしましょう。