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豊かに書く練習を、ヒビの写真と一緒に。

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豊かに書く練習を、ヒビの写真と一緒に。

最近の記事

3方向

日々は色々な方向から交錯する 西日になりかける太陽 悩みを抱えながら僕は新居を探す ウィンドウにはレポート課題 後ろでは髪を染めることで話題が持ちきりの女の子 隣には孤独な読書 文字数はきっと進むし、髪の色は変わる 本のページが進む 風に押されて歩くとも言えずに進む

    • 余裕を持って、時々無茶をしたい

      僕は未来を生きていた。 それは同時に現在を無視しているということで。 そう、僕には現在を必死に生きる余裕も勇気もなかった。 時間の大切さと人生をより良く生きるための少しの手助けをこの映画はしてくれる。 「アバウトタイム 〜愛おしい時間について〜」 フォーカスされるのは普通の日常。 その普通の中に特別があって、愛があるという映画。 実際僕には過去に戻る力がないし、それはみんなも同じだ。 でもこの映画を見た。 これからの毎日、僕は繰り返せない毎日の中でタイムリープできるだろう

      • 薄い青と苔

        たまにはいつもと違う1日を過ごしてみるのも悪くないですよね。 昨日、人生というものは1日1日をちょっぴりよく過ごすことの積み重ねだという話を聴いて、自分に足りなかったものを自覚しました。 いつも未来での大成を考えて、今を無駄にしていたことを。 今日僕は友達と自転車で遠くに行きます。 それはいつもの日常をちょっぴり変えたいからで、それは朝の緩やかな雰囲気の中で既に変わっている。 楽しい時は楽しい、でも本当に大事なのは自転車で帰ってくるココにあるありきたりで平凡な毎日を楽しく

        • 時間の中の豊かさ

          1人で孤独ではない人は豊かな人である 思えばいつもラジオを聴いていた。 確かにいつも動画を見ていた。 誰かに寄りかかっていた。 いつも追っていた。 食べていた。 1人で流れる。 明日もその波に飲まれないかと、靴を磨く。 #最近の学び

        3方向

          チョウショク

          朝、目が覚めたことに気づいたらベッドの上で伸びをする。 そしたらマットレスの高い寝床の上から冷えた床に足を落とす。 布団を整理して、カーテンを開けて、布団に栄養を与えておく。 また夜温まっているように。 特別なことはなくて、でもこれが大切な朝。 また朝を迎えるために、1日を強く生きていくための朝なんだ。 #朝のルーティーン

          チョウショク

          今、つながり。

          幸せって心の底から感じる瞬間て人それぞれどんなタイミンングなんだろうか。 お金を沢山持ったらなのか。 幸せな過程を持てたらなのか。 新幹線の中でゲームをすることなのか。 僕の幸せは出来事の中にはない。 達成の中にはない。 繋がること、自分が繋がりの中にいるときに凄く幸せを感じるんだ。 今日ぼくはブックフェスという集まりに参加した。 一千円で全国から集まって本がもらい放題。 そんな夢みたいな話に連れられて行ったけど、そこでは歩いているだけで明いっぱいの幸せが足から注がれる場

          今、つながり。

          自分の天気

          生きているといろんな天気と過ごさなきゃいけない。 晴れているのに雨が降っていたり、晴れを加速させるように晴れが詰まっているような天気であったり。 それは単純な気候の話だけじゃない。天気と自分の天気の話だ。 別にどの天気がいいっていう訳でもないのだけれど、天気は気まぐれだし。 寄り添ってくれたり、突き放してくれたり。 気候の方をコントロールすることはちょっぴり難しいから、 そんな時に僕がとりあえずいう言葉がある。 「ああ、いい天気だなあ」 たったこれだけ。 そ

          自分の天気

          人り

          休日というものをあまり1人で過ごすことがなかった僕はすっかりと1人の休日を忘れてしまっていた。 放出することのできない孤独感、何かしなければいけないという使命感。 沢山の”感”が僕の中に渦巻いていて、その中心で僕が溺れかけていた。 1人で楽しむ、ということが僕には凄く難しい。 でも想像の通り、誰かと一緒に過ごしすぎる時には1人を求めてしまうんだ。 その相反する自分を確かに自分自身の中に感じることからは逃れられなくて、熱さで感覚を誤魔化すようにコーヒーを飲む。 来年

          人り

          声も、匂いも、生活と。

          しばらく前の秋。僕の家に猫が居たのは。 母親に似たのか、ところどころに浮かぶ縞模様。でも違和感はなくて。 とっても綺麗な白い猫でした。 数年も前の存在だけれど、その猫について会話したのは昨日。 僕の姉が「ふと、匂いがした」と家族LINEで伝えてきました。 猫のいるしあわせ。 それはいる時は勿論だけれど、いなくなってしまっても褪せない。 猫っていう生き物はそんな褪せない幸せをくれます。 そう思い起こしていたら、あの顔と声と、匂いがじんわりと冷えた風に乗って伝わっ

          声も、匂いも、生活と。

          本で「通じ合う」ということ

          僕が本を読んでいて一番気持ちいい瞬間は 「自分と同じだ!」とか「それそれ!」と自分と通じるものがあるときです。 若林正恭さんが書いた「ナナメの夕暮れ」この本にはその瞬間が何回あったことか。 僕は自分と通じるものを、自分が言語化できなかった言葉を、自分しか感じていないと孤独に包まれていた感情を感じて言語化し書いてくれている時に心がホッと暖かくなるんです。もしかしたらポッくらいかも。 それは映像でも可能だ!と言われるかもしれません。でも映像って一瞬を感じる媒体の気がするん

          本で「通じ合う」ということ