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【ITプロジェクトマネージャー♯2】プロジェクトの基準はQCDじゃないですよね!


1.IT導入の成功基準はQCD?

システム導入が計画内のQCD(品質・コスト・納期)で完了した!
やった、成功で終わったね。

でも、現場の業務負荷が変わらない?新しい価値も生み出していない?
果たして、プロジェクト成功 or 失敗は、QCDなのでしょうか?

2.QCDではない評価

発足時に計画した、目的とそのKPIがありますよね。
しかし、プロジェクトが進むと、不思議と徐々に遠くに消えていきます。
本当に不思議です。
進捗報告やステコミでQCD中心で報告するからですかね。
いつの間にか議論の中心がそれになってしまうことが多いです。

QCDはプロジェクトの進行状況や結果を評価する基準ですが、
それだけでは「真の成功」を測ることはできません。

IT導入プロジェクトの成功は、
業務改善や価値創造(イノベーション)や課題解決や・・・。
つまり、経営資源を投資して企業価値がどれだけ向上したかですよね。

プロジェクトマネージャーは、
必ずその部分を忘れず運営する必要があります。
手段が目的にすりかわらないように工夫しながら推進します。

3.プロジェクトマネージャーの役割

プロジェクトマネジャーは、「真の成功」を実現するために重要な役割です。
AIで代替することが難しいと思っています。
ビジネス目標や戦略を理解し、それに基づいた判断を行う必要があります。
メンバー間のコミュニケショーンを円滑にし、合意形成を行います。
また、課題管理とリスク最小化も求められます。

プロジェクトマネジャーは、
多くの情報から適切な「判断」と「行動」が重要です。
判断1つで成否が変わる。そんな「やりがい」のある職業です。

IT導入の真のゴールに向かい、共に取り組みましょう。