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[大学1年生が考える就活の疑問]雇用形態について

皆さん、こんにちは。
株式会社prdインターン生で、一橋大学商学部1年生の酒井です。

前回に引き続き「大学1年生が考える就活の疑問」シリーズの記事を書いていこうと思います。(勝手にシリーズ化しました笑)今回は雇用形態について取り上げていきます。

まずは、この記事を執筆する段階での僕のイメージについて書くと、

・就活=正規雇用での採用を目指す
・多くの非正規雇用の方々=正規雇用への転換を目指している
・正規雇用の方が非正規雇用より収入や雇用の安定性が高い

という感じです。ざっくりと言うと正規雇用の方が非正規雇用よりも理想的だと考えていました。
僕の個人的意見ですが、同じように考えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、そんな正規雇用と非正規雇用の違いをみた上で、本当に正規雇用の方が理想的であるのかどうか検討していこうと思います。

■雇用形態の種類 

まずはどのような雇用形態が存在するのかについてみていくことにします。

まず、雇用形態には大きく分けて

・正規雇用
・非正規雇用

の二つが存在します。正規雇用は一般的に「正社員」と呼ばれている人たちの雇用形態を指します。会社員と言われて最も想起しやすい雇用形態ではないでしょうか。一方で非正規雇用にはたくさんの種類があり、雇用の仕方や働き方なども様々です。

それでは、次に正規雇用労働者と非正規雇用についてそれぞれ詳しく説明していくことにします。

■正規雇用

前述の通り、正規雇用されている労働者については「正社員」をイメージしていただくのがわかりやすいと思います。まずは正社員の定義を示すことにします。定義は以下のような感じです。

特定の企業と継続的な雇用関係を持ち、その企業の就業規則で定められた所定労働時間の上限まで労働する者であり、かつ直接雇用されている労働者のこと。

つまり正社員とは、労働契約に期限がなく、フルタイムで働く労働者を指します。

では正社員の強みについてみていくことにしましょう。

・転職の際に有利
・一般的に生涯年収が高い(正社員の生涯年収は平均2〜3億円)
・安定して一定の収入が保証される
・継続的な雇用が見込める
・キャリアアップにつながる
・非正規雇用に比べてローンの審査が通りやすい
・福利厚生が手厚い
・社会的信用が得られる

上記のように正社員にはかなり多くの強みがあることがわかります。次に非正規雇用について考えていくことにします。

■非正規雇用

まずは例の如く非正規雇用労働者の定義について示します。

正規雇用以外の有期雇用労働者を指す。

すごいシンプルですね。確かに簡単に言えば正規雇用の反対ですもんね。少し補足すると、非正規雇用労働者とは一定期間のみの雇用契約に限定して働く労働者のことですね。

また、正規労働者は正社員しかありませんでしたが、非正規労働者は正社員以外全てを指すため非常に多くの種類があります。非正規労働者の種類は以下の通りです。

・パートタイマー
・アルバイト
・契約社員
・派遣社員
・ギグワーカー
・フリーター(フリーアルバイター)
その他たくさん

(ちなみにですがフリーターとは、15~34歳のパートやアルバイトで働いている、または求職する意思のある無職の人のことを指すそうです。年齢が限定されていたんですね。僕は初めて知りました。要するに若者に限定して使う言葉ということですかね。)

非正規労働者の利点としては以下のようなものが挙げられます。

・転勤がない
・それなりに稼ぎながら、自由で独立心のあるワークスタイルを実現できる
・仕事上の責任が正社員に比べると軽め
・残業が少なめ
・仕事に対するストレスは少ない
・雇用期間に期限があるため、スキルアップしたらさっと転職ができる。
・フルタイムで働くことが難しい人でも働くことができる

こうやってまとめてみると、正社員の強みと比べてどちらかというと消極的なものが多いように感じました。あくまでイメージですが。

では次は両者を比較していこうと思います。

■比較したら?

正社員の方が雇用の安定性があったり、給料が比較的高かったりするため、生活が安定するようです。僕個人の意見ですが、結婚するならバイトの人より正社員の人という人は大勢いるように感じます。また、会社側の視点からみると雇用期間が決まっている非正規労働者よりも正社員のスキルアップを目指すのは当然ではないでしょうか。他にも「ローンの審査が通りやすい」という利点がありましたが、プライベートにまで影響するんですね。正社員強い。
こうしたメリットがある一方で会社側から任される仕事は、非正規労働者の仕事よりも責任が重いものであることが多いです。つまり、より多くのストレスを感じる可能性があるということですね。他にも、転勤しなければならない場合があったり(家族同伴でいく場合も多いようですね。大変。)、フルタイムで働かなければならないため時間的な自由が少ないというデメリットもあります。また、これは現代の問題点の一つかもしれませんが、正社員という肩書きが形骸化している側面も見受けられるようになってきています。というのも、前述のメリットを享受できる代わりに長時間労働を強いられる上、労働量に見合わない低い賃金水準に喘いでいる例が散見されます。高度経済成長期のうちは若いうちの努力が将来報われるという展望も見えたかもしれませんが、低成長や現状維持が続く現代において、将来、今より大幅な待遇の向上が見込めなくなってきています。

先ほども書きましたが、非正規労働者の強みは、正社員のそれと比べると消極的なものが多いように感じました。土地を離れられない人にとっては転勤のない非正規労働者という選択しかないでしょうし、育児や介護などで時間の制約がある人にとってはパートタイマーが現実的な選択肢であると言えるのかもしれません。いくら消極的であるとはいってもそうした人たちが働く方法としては非正規雇用が最適なのであれば問題ないでしょう。
自分の夢や目標のために非正規労働者として働いている人も多くいます。駆け出しのミュージシャンや売れていない芸人さん(失礼)が生活費を稼ぐためにバイトをするのがわかりやすい例ではないでしょうか。仮に彼らがフルタイムで正社員としてバリバリ働いていては夢に向かって活動することは難しいですよね。(一例ですがOfficial髭男dismのメンバーはメジャーデビュー前には普通にサラリーマンや学生だったので深夜1時に集まって朝まで練習していたそうです。確かバズリズム02でみました笑 この生活を続けるのは流石にしんどいですよね。)夢追い人にとっては非正規労働者という選択が普通になっているのではないでしょうか。

■まとめ

両者のメリット、デメリットを比較してみましたが一長一短で、正直なところその人にあった雇用形態を選ぶのが最も良いと感じました。

正社員のメリットを調べる中で日本人の間で正社員至上主義のような考えが共有されているのだと感じ少し危機感を抱きました。この考えが固定観念なのかはたまた高度経済成長の遺物なのかはわかりませんが。正社員というだけで箔が付く状況は今の時代に見合ったものではないように思います。また、同様に非正規雇用が正規雇用よりも劣ったものではありません。それぞれの事情がありますし、今は自由な生き方を目指す人も多くいます。そうした人たちにとっては非正規雇用が最適な選択肢と言えます。言葉尻を責めるようであれですが、「非」正規雇用と呼んでいるあたり、に問題があるようにも思います。なぜなら正規雇用以外全てをひっくるめて、「その他」としてしまっているのですから。だから多くの人が正規雇用を目指して就活に必死になっているのではないでしょうか。

今以前のことはわかりませんが、少なくとも現代では正社員が正義という時代ではないでしょう。新卒採用で狂ったように一斉に正規雇用を目指すことが正解かどうかは一度深く考えてみる必要があるように思います。

お読みいただきありがとうございました。今後も定期的に投稿していきますので是非チェックしてみてください!


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