見出し画像

【イベントレポート】「関西でベンチャーに転職するってこんな感じ」を社長と話す会_公開雑談 Vol.04|SmartHRオープン社内報

はじめに

お疲れさまです!人事グループ採用ユニットのニーダ(@niida)です。
今回は、2020/11/12(木)に行われた「関西でベンチャーに転職するってこんな感じ」を社長と話す会 SmartHR 公開雑談 Vol.04 のイベントレポートです。

「SmartHR 公開雑談」とは?
『 SmartHR 社内での社員同士の立ち話』をイメージして、ラフに SmartHR のことを知ってもらえたらな、という思いから企画しました。
いわゆる「登壇」とは違った、まるで雑談のような会です。事業や仕事のことだけでなく、働く人の雰囲気も感じてもらえるのではと思います。
複数回の開催を予定しており、SmartHR のさまざまな職種の社員が登場します!

今回は、関西支社メンバー + 社長の宮田さんで雑談しました。関西メンバーはスタメンのほかに、無茶振り要員として『ガヤ』枠でスタンバってもらったメンバーもいます。
当日視聴できなかった人は、Googleドライブに録画データを格納しているので、レポートとともに是非そちらもチェックしてみてください🎥

参加者

<スタメン>
宮田さん(社長 / @miyasho88 )
今西さん(関西支社 マーケティング / @imani )
後藤さん(関西支社 パートナーサクセス / @goto.tatsuya )
東原さん(関西支社 セールス / @higashi )
<ガヤ>
大辻さん(関西支社長 / @masahide022 )
杉浦さん(関西支社 カスタマーサクセス / @sugiura )
和田さん(関西支社 セールス / @wada_kazu )
● 牧野さん(関西支社 MDR / @Macky )

画像7

今回でVol.04となる公開雑談ですが、各回が初参加の人もいます。細かい台本はなくフリースタイルかつ、生配信なので参加者は結構緊張します... !
今回ファシリテーターをやってもらった東原さんも、緊張からか冒頭噛み噛みでした!笑 でもそのお陰で(?)、終始笑いの絶えない素敵な雰囲気の会となりました。ちなみに採用担当の私が知る限り、普段の関西支社もこんな感じで和気藹々とした空気感です!

なぜ、ベンチャーに転職したのか

「ベンチャー企業への転職者は、同じくベンチャー企業からの転職者が多いのでは?」というご質問をいただくことがあります。某大手企業からの転職者であるマーケティングの今西さんに、「なぜSmartHRへの転職を選択したのか」聞いてみよう、というお話から始まりました。

東原:今西さん、なんで来たんですか?SmartHRに。
今西:「なんで来た」て、雑に聞くな(笑)
僕は新卒で入った会社が、グループ会社も含めてめちゃくちゃ大きな鉄道会社でした。そこで10年間、色々と経験しました。最初は駅ビルをつくるプロジェクトに関わって、その後新規事業開発を。
自分の中で「こういうことがやりたい」と思ってキャリア選択をしていたというよりは、いわゆる”総合職”で、ジェネラリスト志向。でも自分としてはマーケティングがやりたいと思っていたんですよ。年数を重ねるごとに、マーケティングを突き詰められるような会社に移りたいと思うようになり、転職しました。こんな真面目な感じで大丈夫なんですかね...。

(ざわざわ...)
???:やばいぞこれは。真面目でいい話の予感しかせんやんけ...

宮田:そんな中たこ焼き食べていいですか。
今西:食べましょう、ひとまず。
宮田:くくるさん。お客様です!(白ハト食品工業様、お世話になっております!)

画像2

東原:大手企業に10年勤めての転職。不安はなかったですか?

今西:
不安しかなかったですね。そもそもベンチャーに対するイメージは、自分の中では怖〜いイメージだった。連日終電まで働くのが当たり前の世界なんじゃないかとか、死ぬほど成果主義で自分はついていけるんだろうかとか。先日書いたnote の記事にも、ベンチャーへの転職不安を書いたんで是非ご覧いただきたいです。
SmartHRには「カジュアル面談」があって、それを活用して支社長の大辻さんと直接話す機会をもらいました。そこで気になってることをぶっちゃけて聞いたり、雰囲気なども理解したうえで選考を受けました。「面接とは違う形で社員に直接話が聞ける・会社の雰囲気を把握する」という機会があったのは、とてもよかった。

東原:宮田さん、うちの会社って結構大企業から転職して来る人います?

宮田:
最近増えてきましたね!初期の頃はベンチャーから来ている人がほとんどだったんですけど、今は大企業から来ている人たくさんいますね。今日も裏で配信担当をしてくれている春花さんは某航空会社出身ですし、銀行や大手コンサル会社から来たっていう人も増えてきましたね。

どう乗り越えた?『嫁ブロック』

今西:僕は結婚しているんですが、転職する時に名前も知らないベンチャー企業に行くことに関して、家族と色々話し合いました。その話をしていいですか?

東原:
これは多分、大企業以外のところに転職を考えてる人やそのご家族の方にもめっちゃ参考になる話ですね。

今西:家族が不安なのは「給料が大幅に下がるんじゃないか」とか「会社が潰れるリスクがあるんじゃないのか」とかそういうことだと思います。
なので、自分たちが思い描くこれからの人生を話し合い、例えば年収が◯◯円くらいまで下がったときにどうなるのかExcelに落とし込み、金額シミュレーションを明確に見える化して、現実的に説得力を持たせることで「給料が下がるんじゃないか不安」は解消できました。
もうひとつ「会社が潰れるんじゃないか不安」は、家族だけでなく転職を検討している本人も気になるところです。僕もそうでした。大企業にいる限りは、よほどのことがないと会社は潰れないだろうという安心・安全感がある。ベンチャーに転職して仮に潰れた場合、自分がどのように次のキャリアを切り拓くつもりなのか、そしてそのためにどんな準備をしているのか。そういうことをまっすぐに話して、納得してもらいました。

画像3

宮田:採用する立場からも、何がボトルネックになっているのかを率直に相談してもらえたら、ご家族に納得してもらうために色々やれることがあります。例えば不安を解消できるようなお手紙を書いたり、ご家族を交えての食事で直接話したりすることで、納得感や安心感を持ってもらえるように工夫しています。

今西:
親が心配する場合もあるので、日経新聞に載ったらその記事を共有したりして、「世の中的に会社がどういう立ち位置にいるのか」などがわかるように、今でも逐一LINEしてます。そしたら最近は、向こうから「これに載ってたな!」と連絡が来るようになりました。結局のところ、自分自身の気持ちが明確で、それをちゃんと言語化できるか。そのまっすぐで真剣な思いを相手にちゃんと伝えるということが一番大事ですね。

評価制度や年収、ぶっちゃけ納得できてる?

関西支社の立ち上げ、また関西カスタマーサクセスの立ち上げも担っている杉浦さんに無茶振りしてみました。

杉浦:評価制度は会社紹介資料で公開しているので既に見ていただいている方もいるとは思いますが、評価指標は明確になっているし、すり合わせも1on1の場でしっかりやれるので、納得感はあります。
年収面については、不安に思うようなことはないかなと思いますよ。今西さんも言っていたけど、僕も、ベンチャーってすごい働き詰めて、でも給与もそれに見合うものは支払われないみたいな印象を持っていました。残業したり徹夜したりして死ぬほど働いて対価をもらうという生活を、僕は実際に別の会社でしていたこともありました。そういうのに比べたら、いまは幸せな生活ができていると思います。

東原:
杉浦さんの今の生活リズムってどんな感じですか?時間の使い方とか。

杉浦:
カスタマーサクセスはお客さま訪問や打ち合わせがメインなので、結構バラバラですね。ただ、大体9時〜19時くらいの間で勤務しています。チームメンバーも大体そんな感じですね。

画像7

今西:僕は年収下がりました。それに納得できているかでいうと、できていますね。ただ、「高い報酬をもらうこと」が自分の中で最優先だという人には、正直あまり向いてないかもしれないです。
もちろんお金は大事。でも僕みたいな、30歳になっても「これからしっかりマーケを突き詰められる仕事がしたい」「ベンチャーの立ち上げフェーズに携わってみたい」という価値を買いに行くとか、年収が下がる代わりにそれに挑戦できるならと思える人にとってはより良い選択だと思います。
働くうえで自分が何を優先するのか、というのがとても大事ですね。自分の求めるものとフィットするかどうか。
安定した企業で、チャレンジよりもプライベートの生活を充実させたいという人も、それはそれで良いと思います。その反対に、年収が下がったとしてもその代わりに経験を買う。自分が何を求めているかをしっかり把握して、それに合った選択をしていくことが大事ですよね。

後藤:年収って、常に不満があるものではないかと思います。例えすごく上がったとしても、もしかしたら満足できないものではと思う。うちの会社は副業もOKなので、持っているスキルで色んなことにチャレンジできますね。僕としては、そういう多様性を認めてくれるという点でとてもやりやすい環境です。

東原:
あと普通の大企業にいたら上がらないような曲線で、会社として上がっていける。それに比例して自分たちの対価も自分たちで上げていける。それがベンチャーで働く醍醐味だと思います。

ベンチャー企業SmartHRの、リアルな働き方

今回『ガヤ』枠で参加してもらったMDR(Marketing Development Representative)の牧野さんは、以前は数千名規模のメガベンチャーで働いていました。そんな牧野さんに聞いてみましょう。

牧野:私がいたのは社員が数千名いる企業でしたが、ベンチャーだと認識していました。でも、SmartHRに入って本当のベンチャーってコレだなって思いました(笑)
今年の6月に入社しましたが、私のポジションは新設の”MDR”という職種です。同期入社の畑さんと2人で、「何をやるか」「どうやってやるか」などはじめから全て自分たちで設計していく。評価軸でさえ自分たちで決めていく感じです。これがまさにベンチャーだなって思いますね。

画像5

東原:ガヤの和田さんも話したそうにしているから、振ってみましょうかね。

和田:
ベンチャーに入っていいなと思うことは、「営業だからこれをやる」というのが決まっているのではなく、あるクライアントを開拓するために、関係する別の職種の人たちとみんなで協力しながら進めていけるのがとても面白いですね。職種の垣根を超えて協力しながら、仕事していけるのが醍醐味。

東原:
和田さんは営業としてもめちゃくちゃ成果を出していますが、お客様の理想を叶えるためにフルスイングできるのがいい。職種間の協力体制でいうと、牧野さんと和田さんなんかはよく一緒に仕事しているイメージです。

牧野:
私はMDRという職種ですが、マーケの今西さんと一緒にセミナーを考えたり、セールスの和田さんと一緒に訪問に行ったり、時にはパートナーサクセスの後藤さんと案件について相談したりすることもあり、他職種と絡まない方が少ないと思います。

今西:
横連携してチーム一丸でやっていかないと回らないから、「自分はこの職種だから」と言ってる場合じゃないですもんね。そのマインドがとても大事だと思います。

画像6

Q&A

緊張も解けてきてアツい話満載となってきたところですが、参加者の方からもたくさんのご質問をいただいたので、回答します😊

Q. SmartHRには、どんなマインドの方が多いですか?

宮田:最近「プロダクトが良い」とか「プロダクトが好き」などの"モノ"にまつわる声を、社内で聞くことが増えました。直接的にモノづくりに携わるエンジニアの人だけでなく、ビジネスサイドのメンバーもそのようなマインドの人が多いと感じています。
労働集約型もなく押し売りもしない。その文化はずっと根付いています。
仕事が好き、裁量を持って働きたい、自律駆動できる、フランク、遊び心がある。仕事なんで真面目にやるのは大事なんですが、遊び心を忘れないのが大事だと思っている人が多いです。

後藤:
入社して一番いいなと思っているのは、セールスの人たちが、「プロダクトがどうあるべきか」というのを語らないところ。それは責任分解をちゃんとできているってことだと思います。その領域のことはプロフェッショナルに任せて、セールスは、今ある状態の中で「どう売っていくか」を考えている。そういった議論をされているのをよく見かけるので、自分の仕事は何なのかっていう本質を理解しているんだと思います。とても健全な組織でめっちゃ好きです。
Q.「支社」をどう捉えるかという観点について、聞いてみたいです

今西:支社においてマーケティングを採用している会社はあまりなかった。
支社は販売拠点のひとつとされて、本社との間に主従関係が生まれてしまいがちかなと思います。
SmartHRの関西支社は、関西の地場に合った手法を自ら考えて自分たちで実行していける。宮田さんも大辻さんもメンバーも、みんながその共通認識を持っている。

宮田:
当初関西に来て他企業と交流したときに感じたことですが、プロダクトの話になると「それは東京でやってるんで...」的な雰囲気で話が弾まないなと。SmartHRの関西支社がそうなるのは嫌だなと思った。
関西で生まれた職種を東京も踏襲して、逆輸入みたいな感じになることもあって面白いですね。
Q.社長と社員の距離が離れないように、意識していることはありますか?

宮田:
うちの会社、「お酌文化」などを基本的に禁止しているんですよ。
僕が昔居た会社で、役員にお酌するために並んでいた光景があって。僕はそれが嫌いだったからやらなかったんですけど、そしたら翌日呼び出されて怒られた。
それをやらないと評価されない、それをやる人だけが出世するみたいな感じの文化でした。そんなの、優秀な人がどんどん辞めますよね。そういう非合理は嫌じゃないですか。ちゃんと仕事で成果を出せる人が評価される会社にしたいと思って、そういう合理的じゃない仕組みはやめましょうって公言しています。
Q.Sler出身の人はいますか?

宮田:
エンジニアにはいますし、営業にもちょこちょこいます。共同創業者の内藤さんもSler出身ですよ。
Q.継続利用率99.5%を実現するために、営業時点で頑張ってることはありますか?

大辻:
僕、解約って嫌いなんですよ。せっかく導入してくれたお客さまがSmartHRを使うのを辞めてしまう状況を、絶対につくりたくない。
そのために僕は営業時点で、「導入前と言っていることが違う」とか「できると思っていたことができない」とかのギャップが発生しないように、お客さまにありのままを伝えるようにしてます。

画像7

Q.関西支社の、今後の展望は?

大辻:
関西支社は、立ち上げから約1年半が経ちました。今16人のメンバーで構成されています。内定者を含めると18人。
支社で働くメンバーみんなが「入社してよかったな」と思えるように、関西支社でできることを増やして楽しい組織をつくれるようにしていきたい。
それと僕が採用活動で気をつけていることがあって、「みんな同じ」ではなくて「ちょっと違うことができる人」を採用すること。自分以外の人から学べることってたくさんあると思うし、そういう姿勢を大切にしたいと思っています。性格やできることが異なる人を積極的に迎え入れていって、関西のメンバーがより楽しく働ける環境をつくっていきたいなって考えています!

スベることを恐れて逆にスベりまくっていた最初の空気とは打って変わり、とてもアツくていい話盛りだくさんで、聞いている方もモチベーションが上がる素敵な会でした😊

おわりに

この1年半で関西支社はいい感じに成長しており、約20名の組織で2020年末を迎えることになりました。しかしまだまだ全然メンツが足りていません!
ご存じのとおり10/1に九州支店、12/1には東海支店が立ち上がり、関西をはじめSmartHRの地方拠点はこれからどんどん盛り上がっていきます。各職種に合いそうな素敵な方がいたら、是非お声掛けください!


この記事が参加している募集

#オープン社内報

22,558件