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【雑談#7】1か月『note』を書いてみた。褒め談:研究者のSNSと本業への影響。

 『note』をはじめてちょうど1か月がたちました。そのご報告と研究者のSNSの紹介、本業への影響を記事にします。
 1か月『note』に24記事アップの結果です。pv数=2,866、スキ数=450、スキ数/pv数=15.9%、pv数/記事=120、コメント数=9です。
 応援してくださった皆様、ありがとうございます!

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 最初は、いずれ本にする内容を書き溜めておこうという下心でした。それが、「読んでもらえて嬉しい」という素直な気持ちに立ち返り、とてもよかったなと振り返っています。スキやフォローをしてくださったクリエイターの皆様の文章を読むのも新鮮でした。最初のころに反応してくださった方は、継続して応援してくれていて、心強くも思っています。
 ありがとうございます。

 あと、『note』の褒めて伸ばすの徹底ぶりは、すごいなと感心しました。何かと褒められますよね。大学教育は、基礎的な部分は、正解に近いものが存在するので、出来る出来ないがはっきりしてしまいます。そのため、褒めて育てるのが苦手だったりします。もちろん、ゼミとかでは良いところを見つけて、褒めるようにします。
 それでも、システマティックな褒めの体制は作りづらい。内発的動機づけは、100回の指摘に対して、1回の褒めの質が問われ、難儀なものです。特に、今年は顔や普段の姿を見ない分、難しさを肌身に感じました。プレゼンまでのプロセスが見ずらいので、褒めどころがつかめないもどかしさがありました。

 『note』の場合は、小さな成功を一貫して褒める仕組みで、プロセスを褒めるスタンス。そして、クリエイターの皆さんが褒めあう仕組みも実際に励みになることを体験しました。
 また、コメントをいただいたのは、一番、励みになったかもしれません。読んでいただいている実感が一番湧くのはコメントかもしれないですね。自分も気になるクリエイターには、コメントを書こうかと思っています。

 加えて、「哲学」の記事で「うれしいお知らせです!」をもらったのは、意外でしたが、書き続ける意欲は湧きました。

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 本業の話をします。クリエイター名にあるように普段は工学者として、研究成果を論文にすることを生業の一つにしています。この業界にもニッチなSNSがあったりします。ResearchGateというプラットフォームです。ここも多少ですが褒めをしてくれたり、研究者間でやり取りをする場です。

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ResearchGateは、成果が出ると紐づいて表示されます。
自分の論文がどのように他の研究者に解釈されているのかが、
俯瞰的に分かるので、便利です。

 「Congratulations!!」、「あなたの論文があなたの組織で一番読まれました!」、「あなたの論文が引用されました。」などなど。また、研究者から論文をシェアしてほしいとコメントが来たり、データの入手方法、異なる地域での分析手法の転用は妥当かを教えてほしいとか、政策づくりに助言が欲しい、頼むから俺を雇ってくれ!!、などが割と気軽に相談がきます。

 特に、途上国の若い研究者からのコメントは、丁寧に返信します。やはり資金力がない組織や個人だと、論文を買ったり、最新の情報にアクセスするのが大変なんです。英論の出版社だと1本=30$とか取ります。なので、拙著でよければ協力します、というスタンスです。ただ、この金額、出版社が儲けるだけで、私の懐には1円も入らないのですよね。。。
 まぁ、論文が本人の利益とつながったら、科学のプラットフォームは崩壊するかもしれません。特許は別ですけどね。ボランタリーに頑張るわけです。
 困っている人が明確だし、貢献できることは純粋に嬉しいものです。もちろん、やがて引用してくれれば、自分の論文の価値が高まりますし、彼らが偉くなると、講演会とかに招待してくれたりと、還元してくれることもあります。それはおまけみたいなものです。そうやって世界中の研究者とプラットフォームの力でつながれるのは、ありがたいことだと感じます。

 そんなわけで、研究者の社会でも、『note』のように褒めるプラットフォームは、大事だな実感しています。それが研究者同士だけでなくて、それ以外の人に伝わるようになればな、とひそかな野望があります。だって、最先端の知見って、ビジネスにもライフスタイルにも直結しているので。もったいないですよね。

 続いて、本業への影響を書きます。『note』を書き始めて、本業の論文書きに影響したか?です。
 1か月でだいたい24記事で20,000字くらい書きました。これって、論文1本分くらいなので、その分、論文書いたほうがよいんじゃないか、とも思ったんです。

 でも、実際は、同じ1か月で、日本語の論文=46,385字、英語の論文=8,014 wordsを書いていました。加えて、図表も20個くらい作りました。もちろん、数式も書きました。研究費の〆卒研・入試シーズンの中で、かなり書けています。本業がおろそかになったら本末転倒だ!!といういい意味のプレッシャーになっていたと振り返っています。
 あと、時間当たりの文字数を意識するようになったのは、『note』のおかげですね。目標は、1500字/30分です。

 結論、『note』を始めて、本業の文章量も増えていて、これは意外な喜びでした。書く癖、褒め合う仕組み、習慣化は、まだまだ成長の余地を感じさせてくれます。どうもありがとうございます、と感謝している次第です。

 お読みくださり、ありがとうございます!!!!

 これまでの文章は、『サステイナビリティ私観』をご覧ください。
 応援してくださる、と嬉しいです。!!!

サステイナビリティ私観_コラム編

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