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身近なUXデザイン? 会社1日体験を作ってみた話

スマートキャンプ デザインブログ デザイナーの髙松です。

先日、スマートキャンプのプロダクトチームに採用候補者のSさんが会社1日体験に来てくれました。
私は当日スケジュールの設計を任せてもらえることになり、初めて候補者向けに会社の1日体験を作ることになりました。

今振り返ると「自社に対して良い印象を持ち帰ってほしい」という「体験」を目指して作った今回の1日体験は、最も身近で設計できるUXデザインだったと思います。

この記事では、1日体験で何を目指して設計したのか、そのために何を準備したのかをまとめていこうと思います。

(↓デザイナーが、プロダクトチームに所属している理由はこちらから...!)

なぜ 「1日体験」 だったのか

1日体験が実現したきっかけは、2次選考にきてくれたSさんとの飲み会で出た「結局は入ってみるまで会社というものはわからない」という一言でした。

入社前に行われる数回の面接やイベントを通して、会社という組織を網羅的に高い解像度で把握することは難しく、新しい情報が1つ入れば不安が3つ増える、ということも度々あります。

Sさんの場合は「会社に対するイメージは良いけれど、実際の業務中の空気感や、人とのコミュニケーションは実務に入るまでわからない」と感じているようでした。

そんな会話の流れで、マネージャーが呟いた「...1日体験とかいいかもね。」という一言に、Sさんも「行ってみたい」と答えてくださり、実現する運びになりました。

「リアルな現場感」と「歓迎されている感」を目指す

1日体験を設計することになり、まずはスケジュールを作ろう!と時間割を書き始めたところで、手が止まりました。

......あれ?
......そもそも、1日体験ってなにを体験してもらえばいいの...?

私自身は毎日会社に通っていますが、1日しか体験できないSさんに「スマートキャンプがわかった!」と言ってもらうには何が必要なのか... ?

限られた時間で体験してもらうものと、今回の1日体験からは外すものを決めるために、判断軸となる目的を2つ設定することにしました。

01. リアルな現場感を掴んでもらう

Sさんが話してくれた「実務の空気感や、人とのコミュニケーションが掴みきれていない」という課題に対しては、面接のような短い時間では十分な情報を提供することができません。

1日体験では、面接では伝えきれない情報を得てもらうために、以下の項目を踏まえて設計することにしました。

- 実際の業務ミーティングに参加してもらう
- エンジニアの開発現場に立ち会ってもらう(ペアプロはしない)
- Sさんが主役のミーティングを設定する
- 会社の改善点を隠さない

ミーティングはできるかぎりプロダクトの全体感が掴みやすいものに参加してもらい、開発はエンジニアが実際に作業している内容を説明しながら、開発環境や直近業務について共有してもらいました。
細かい施策系のミーティングや、ペアプロといった具体的すぎる業務は同席しても内容がわからず、逆に不安を残してしまう懸念があるため、1日体験の候補からは外しました。

また、当日の終わりに「1日体験者が主役のミーティング」を設けることにしました。

1日体験には、Sさんにスマートキャンプを知ってもらう一方で、社員にSさんと仕事するイメージを持ってもらう狙いもあります。当日の感想や改善点を一緒に探して議論してもらうことで、実務でのディスカッションのイメージを持ってもらおうと考えました。

今回はSさんの採用経験から、実施してよかった施策やうまくいかなかった例などを交えて意見交換ができ、弊社にとってもためになる話を聞くことができました。

02. 歓迎されている感をもってもらう

「1日体験やってるからおいで!」と言われても中々気軽に来れる人は少ないかもしれません。入社するかわからない会社に、自分だけがアウェーな状況で踏み込むのは勇気のいる行動だと思います。

それでも会社に足を運んでくれた人に、できる限り良い気持ちで1日体験をしてもらうために「必要のないストレスの排除」を心がけました。

不必要なストレスの例
- トイレの場所がわからない
- 入室の鍵が開かない
- 飲み物をとる場所がわからない
- Wi-fiがわからない
- 自分が1日体験者だと社内の人がわからない  など

普段は気にかけないような小さなことでも、緊張している状況では大きなストレスになります。事前にフォローをすることで、1日体験の内容に集中してもらいたいと考えていました。

また、こういったストレスとなりやすいものを事前に把握して、少し凝って準備をするだけで1日体験を楽しくする仕掛けにすることもできるかもしれません。今回はネームカードやスケジュール表などを事前に用意しました。

実際に用意したもの

01. ネームカード

※画像の名前はサンプルです

02. 紙スケジュール表 / Wi-fiカード

常にデバイスを持ち歩くのは大変なので紙も用意!

こういった事前準備物の他に、スケジュールの途中に休憩を挟んだり、ゲーム形式のワークショップを挟んだりなども実施しました。

デザイナーが社内イベントを設計するメリット

普段の業務において、私はWebサイトのデザインや、営業活動に関わるグラフィックデザインを担当することが多いです。
イベントの設計などは経験がないため、1日体験の設計は「普段とは違うデザイン」を経験する機会になりました。

今回、1日体験の設計を通じてできた経験を列挙します。

- 大勢ではなく、1人に向けて設計する
- 設計に時間軸が存在する
- アウトプットが無形である
- スケジュールの工夫によって、自分にもフィードバックがもらえる など

また、ちょっとした制作物もデザイナーなら業務のかたわらで準備できるメリットなどもあります。

社内の小さなイベントを企画・設計することは、取り組みやすく、デザイナーにとって発見や学びに溢れているので「何か新しいことをやりたい」というデザイナーさんにはとてもオススメです!

【番外編】 Special Thanks to wevox ...!

今回の1日体験の終わりには、Sさん+エンジニア数名+他部署の社員を含めた7名で「wevox value card」で遊びました!

巷では「チームでやってみた!」などで話題になっていますが、採用の場面でも使いやすく、活躍してくれたのでアトラエwevoxチームの皆様にお礼を言いたいです!

1日体験で使ってみて、よかったポイントをまとめてみます。

- ゲーム感覚でコミュニケーションが活性化する
- 前提となる共通知識が必要ない
- 採用応募にきてくれた人の職歴以外のことを知れる
- 初対面では話しにくい価値観について、カードに書かれたワードをきっかけに話しやすくなる

会社に「wevox values card」あるよ!という採用担当者さんは、アイテムの1つとして使ってみてはいかがでしょうか。

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WRITER : Yume Takamatsu ( SMARTCAMP / Designer / @dream_yt95 )
EDITOR : Yuta Morishige ( SMARTCAMP / Designer / @MorishigeYuta )
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