【無料配布】KPTをFigmaデータ化!リモートワークでのオンライン振り返りが最高だった話
スマートキャンプ デザインブログ デザイナーの髙松です。
昨日、2020年4月7日、緊急事態宣言が発令され、新型コロナによる外出自粛は当分続きそうですね。スマートキャンプでは3月最終週より、「在宅勤務推奨」から「原則在宅勤務」に切り替えています。
多くの企業が長期間のリモートワークを見据える必要がでてきており、通常業務をオンラインに切り替えてしのぐのではなく、オンラインをもう一つの業務の主戦場と捉えて、新たな工夫を生む必要が出てきました。
今回は、私のチームで実施したオンライン振り返りのメリットを紹介します。末尾にFigmaデータも無料で配布しているので、ぜひご活用ください!
Figmaでチーム振り返りをデジタル化
私が所属しているBOXIL開発チームではスクラム開発(※1)を採用しており、ルーティーンの一環として、週次の振り返り会があります。振り返りの目的と手順は次の通りです。
※1: スクラム開発とは、平たくいうとコミュニケーション重視の柔軟性の高い開発手法
振り返り目的
・チーム内外のできごとを共有し会う
・業務中に感じたこと、言いそびれたこと、俯瞰して思うことを話し合い、チームの改善点を探す
・デザインや開発タスクからはなれた、コミュニケーションの場作り
BOXILチームの振り返り手順(KPT方式※2)
1. 「Keepしたいこと」「Problemな困ったこと」を各3分で付箋に書き出す
2. 読み上げながらボードに貼る
3. 場に出た付箋の中から議論すべき物を1人2票で投票
4. 票が集まった上位2つについて議論する
※2: KPTとは、Keep(維持)・Problem(問題)・Try(次やりたいこと)を、主にホワイトボードとふせんを使って可視化する振り返りの方法
リモート期間前は、ホワイトボードと大量の強粘着の付箋(強粘着が大事)で実施していました。
オフィスで実施していたKPTの様子
毎週金曜に実施していたこの振り返り会は、チームの状態を把握しメンバーの共通認識を作る重要な会です。原則自宅勤務でリモートワークになりますが、この頻度を落とすわけには行きません。
そこで...。
Figmaに振り返りボードを作り、
オンラインKPTを開催することにしました!
まずは試験運用と思っていたのですが、初日から「最高!」と声が上がり、原則自宅勤務が解除された後もオンラインKPTを続ける方針となりました。
Figma化したその日からオンライン振り返りをKeepすることに
Figmaでオンライン振り返りをするメリット
Figmaで行う振り返りでは次のようなメリットが感じられました。
・振り返り内容がデータで残る
・ボードや付箋に制限がなく、自由に拡張できる
・Figmaで同時編集できるのでストレスゼロ
・エコである
オンラインでの振り返り会は、非常に効率的なうえに、コミュニケーションの場にもなります。ぜひ広まって欲しいという思いから、FigmaのKPTボードを配布したいと思います。是非、ご活用ください!
おまけ|Zoomの壁紙で、全社ミーティングを楽しく。
リモート期間中、スマートキャンプの全社イベントはZoomを使用して実施しています。面接や業務ミーティングでも多くの社員がZoomを使用しています。
「リモート中、商談や面接で自宅が映るのがつらくて...(笑)」
リモート期間も面接つづきの人事に言われたことをきっかけに、Zoomの壁紙を用意しました。
目が疲れないためのモノトーンタイプのほか、スマートキャンプらしくキャンプを取り入れたデザインや、外出できない代わりに花見バージョンも作りました。後日、落ち着いた写真背景もほしいとの声があったので、夜キャンプの壁紙も作っています。
ネタ壁紙も人気!
スマートキャンプでは、4月1日の半期キックオフでMVPや各賞の発表があります。受賞者パートに移ると、社員の背景が祭り模様に。気分やテーマに合わせて壁紙を変えるのも、Zoomの楽しみ方の一つですね。
Zoom壁紙を使ったサプライズ!
キックオフではありがたいことに社長賞をいただいたのですが、翌日、デザインチームの定例にログインすると...。壁紙を使ったサプライズが!!
ミーティングルームを使った粋なサプライズに「やられた!」と思ってしまいました。
リモートワークを創意工夫の起点に
3月の終わりから4月の始めは、本来であれば小規模から大規模までイベントが目白押しのはずでしたが、一部はオンライン開催や延期判断をしてきました。
そんな中「リモートデーも出勤日も、変わらず楽しく仕事をしてほしい!」「デザインでできることはないか?」と考え、スマートキャンプのデザイナーが行ってきた取り組みを紹介しました。
新型コロナウイルスの終息を願うばかりですが、リモート期間だからこそ、作業場をオンラインに移すことでよりよい解決策が見つかることもあります。
外出自粛の在宅期間も、より有効で創意工夫あふれるものにしていきたいですね!スマートキャンプも、新しいチャレンジを続けて、役立つ情報発信を続けていきます!
WRITER : Yume Takamatsu ( SMARTCAMP / Designer / TW: @dream_yt95 )
EDITOR : Yuta Morishige ( SMARTCAMP / Designer / TW: @MorishigeYuta )