20181218観光

【ビジネスチャンス】観光を軸に国内産業振興できないか

訪日客があれよあれよという間に3000万人突破する見込みらしいです。しかしGDPで見ると1%に満たないとのことです。日経記事には以下のように書かれています。

買い物だけでなく、訪日客が長期滞在しながらさまざまな体験を楽しむコト消費を強化し、リピーターもつかめるようなコンテンツの開拓も今後の課題となる。

航空便の増発増便や宿泊施設の整備なども課題としてあげられています。ここでは記事を基にいくつかの点から観光産業の振興及び日本の基幹産業までどうすれば育つかということを考えてみたいと思います。

まず移動から。観光産業における移動という点で見た産業は航空便などの外国と日本をつなぐ路線と、国内における移動利用に利用するものです。航空便について日経記事ではLCCを取り上げていました。日本を訪れる人の増加はLCCによるものが大きいようです。
なぜLCCによる移動が日本に来る人における移動で目立つのか…考えられるのは訪日客の方が富裕層よりも中流層の方が多いからではないかと考えられます。つまり観光産業において世界的に見た価格水準で質の良いサービスを中流層向けに提供できることが日本における観光産業の存在感を増すことに必要なことではないかと考えるわけです。

以前テレビで訪日客の方について特集しているものをいくつか見たことが有りますが、日本という国の観光地は文化自然遺産のような(神社や風景となる自然など)ものに注目が集まっているようでした。それを考えるに日本を訪れる人には足を使ってほしいと、日本人として考えるわけです。

日本の旅館はすべてが高級ではないですし、むしろ低予算でも質の高いサービスが提供できるのは日本の観光産業の特筆すべき点ではないかと考えるわけです。有名な観光地といえば京都、銀座などですが、せっかく来たのに京都に2泊3日ではもったいない!と思えるようなプロモーションを日本国内外で展開するべきではないかと考えます。

訪日客の方が移動する手段をどうするか、というのは先に書いた中流層の方が多いのではないかという点に戻り考えると、新幹線の他にも普通列車や快速列車の利便性を増すことや、高速バス、航空便でも国内LCCなどの使用をもっとパッケージで考えるなどをすべきではないかと感じます。移動の際の乗り換えは日本人ですら国内旅行で悩む点です。都会なら地下鉄などもありますが、地方になると路線バスしかないところすらあります。それらをパッケージで売り出すことを考えてみてはどうなのだろうかと考えます。

交通アクセスを都道府県や市町村で考えるべきです。市町村における交通アクセスを各都道府県の大学や官公庁、地域ベンチャーなどで協力しモビリティマップを作成するのは一つの案としてありではないでしょうか。地域ベンチャーと言っても各地域の企業だけでなく、温泉旅館の組合や商店街などがマンパワーを出して、それを大学などで英訳し官公庁が示す。その音頭を国がとるなど。もちろんひとつの例ですが、これにより海外だけでなく国内観光も活性化するでしょうし、産業や分野を超えたつながりにより各地域における産業振興も合わせて期待できます。NHKの番組でつくっていたようなレイヤーを用いたマップを作るなど、でしょうか。

観光産業は多くの分野にまたがった産業であることからどこから進めるべきか悩むところではあると思います。しかし逆手に取れば観光振興から日本の新しい産業が生まれるチャンスでもあるわけです。また人を大切にする国づくりを行うことで国内外の人を大切に出来る国が出来上がるのではないかと感じます。つまり産業振興のための国力を観光産業を基に振り分けることで、日本の国内産業活性化やそれ以上に繋がるのではないかと考えます。観光振興を軸に、それだけではない産業振興を行うことは可能ではないでしょうか。

人生に必要なのは勇気と想像力、そして少しのお金とはチャップリンの言葉ですが、勇気は別にしても(笑)、想像力はnoteのスキが示してくれます。少しのお金を記事を呼んで役に立ったならば志として頂けると本当に嬉しいです。書籍代として本を購入し、勉強してそのお金を還元できればと思います。