上海2

トロンのバイクで通勤したい(上海旅行/2日目)

毎回トロンに乗りたい。
【1日目 https://note.mu/smaragdein/n/nd07cfa2e0ffa

ディズニーランドはその道行から始まっている

 地下鉄でディズニーランドへ。車内では荷物の詰まった手提げ型の大きなバッグを持った人が、車内販売のように乗客に声をかけて歩いている。荷物とはディズニーランドで売っている耳付きのカチューシャだった。私のところにも見せに来たが首を横に振るとそのまま進んでいった。しつこくないのでまだいいか。
 売り歩いているのはその人1人かと思いきや、あと3人くらい来た。商魂がすごい。というかそれパチモン? 彼らはディズニーランドの駅の1つ手前で降りて行った。また折り返してディズニー行きの電車に乗るんだろうか。

ディズニーランドに入りたい

 駅に着いて、ディズニーランドのゲートの方まで来た。開園前でも人が並んでいるのは東京と同じ。まず荷物検査があるはずなのだが、この列でいいのか分からないのにとりあえず並ぶ。ここでいいのかなあ、と思っていたら前に並んでいたのが日本人だった。聞くと「私たちも分からないけど並んでいる」と言う。本当に大丈夫?
 開園時間が近づくと列が動き出した。その先にあったのは荷物検査。よかった。ちなみに前に並んでいた日本人は列の抜かしあいに敗れて私の後方にいた。
 電子チケットを買っていたので、チケットカウンターのお姉さんに画面を見せたら「ここじゃない。先に進め」と言われた。引き換えが必要だと書いてあったけど入園ゲートで引き換えるのか。ゲートで画面とパスポートを見せたら紙のチケットがもらえた。無事に入国。

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待たないディズニーって最強じゃない?

 園内は広いとは言っても、乗らないアトラクションもあったので1日あれば十分だった。上海ディズニーのいいところは、なにより待ち時間が少ないところ。人気アトラクションで大体30分待ちだった。行ったのが国慶節後の土曜で、中国では平日扱いの日だったのもあっただろうが。私は並ぶのが嫌いなので、待つというストレスが無いのは本当に良かった。ここなら「ディズニーランドに行くと別れる」というジンクスも生まれなかったかもしれない。
 アトラクションでは「トロン・ライトサイクル・パワーラン」と、「カリブの海賊 バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー」がぶっちぎりですごかった。

 トロンはバイク形のコースターに跨る姿勢で乗るジェットコースターなのだが、コースターをバイク形にしようと言った奴はマジで天才だと思う。スピード感も最高。一部コースが屋外に出ており、外にいる人は夜になるとバイクの装飾の青い光が駆け抜けて行くのが見られる。見ている側も楽しいってパーフェクトでしょ。あと5000回乗りたかった。

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 カリブの海賊は日本にもあるけど、あれと上海のカリブの海賊を同じものとは言えない。少なくとも私が口に出したらジャックスパロウに口を裂かれてしまう可能性があるので恐ろしくて言えない。
 このアトラクションは没入感がすごい。最初に乗った時、船の最前だったのもあって、ものすごい感動を覚えた。前からすごいと有名だったらしいが、私は何も知らずに初体験できて本当に良かったと思っている。東京のでは満足できない体にされた。


 あとは「ソアリン」も乗ったし色々楽しんだけど、印象に残っているのは『アナと雪の女王』の「フローズン・シング・アロング・セレブレーション」。シアター系なのだが開演時間が近かったので何も考えず「行ってみるか」ということに。
 いざ開演したのだが、大事なことを忘れていた。中国語が分からない。話の流れを雰囲気でしか掴めない。クリストフはかっこよかった。でもショーの歌がメインなのでそんなに困らなかったかも。歌詞も全部中国語だったけど。

ポップコーンバケットって買っても次に行くとき持っていくの忘れる

 どんな味のポップコーンがあるのかと見ていたら、さくらんぼ味があった。紙箱に入っている方が欲しいが、言葉で伝えられないので紙箱の値段のお金を出す。壮年の女性のキャストさんは分かってくれたようで安心していたら、小さなカップにポップコーンが乗っているものが差し出された。な、なんだろう、と一瞬困惑したが、試食させてくれるということだった。
 私は中国語を話せないし、私の前に並んでいた女の子たちに怒る(?)ようなやりとりをしていたのもあり、恐めの人かと思っていたので親切さに驚いてしまった。普通に美味しかったのでそのまま購入。買ってから口に合わなくて残念な思いをする可能性はあったが、それも覚悟して買おうと思っていたので優しいなと思ったし、最初から最後まで笑顔で対応してくれて嬉しかった。

フォースの意思って何

 そもそも中国のディズニーランドに行こうと思ったのは、『スター・ウォーズ』のエリアがあるからだった。今回一緒に来てくれた彼氏のパダワン(仮名)がすごいSWオタクなのである。私も香港でR2-D2と写真を撮りたかったのだが、上海のカイロ・レンに会うことにした。ただ、現在SWエリアは休業中であった。私がそれを知ったのは出発の2週間前。パダワンは「大丈夫、フォースの意思が俺達を引き合わせる」とか言っていたが、当日見られたのは落ち込むパダワンの姿だった。ダークサイドに堕ちそうな顔をしていた。

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ホテルに帰るまでがディズニーランドです

 お土産を買ってディズニータウンも歩いたので満足。また地下鉄でホテルに戻る。ちなみに、帰りの電車でもディズニーのグッズを売り歩く人はいた。ねえ、それパチモンですか?


ディズニーの世界。同じ世界なのに見たことがない景色だから不思議な感じだった。
最終日の3日目は朱家角に。
【3日目 https://note.mu/smaragdein/n/n4f7a9809eebe


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