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某企業の経営理念を作り直して提案してみた・・・

授業のケースの話です。前回の授業で「指名予告(笑)」をいただいたので、何も準備しないでは臨めない!と思い、経営理念を作り直して提案する、ということを試みてみました。

予告通り(笑)、本日指名され、プレゼンをしてみました・・・。

当然ながら、プロである先生から勝利を勝ち取ることはできませんでしたが、ただ、経営理念を作り直すという試みの中で気づいたことがあります。

・歴史のある会社の経営理念には、脈々としたストーリーがある。

・経営理念が行動指針であったり、成功体験に繋がったりしていると、(それがたとえ時代にそぐわなかったとしても)変えるのは容易ではない。

本日の授業のケースで取り上げた企業では、結果として経営理念を変えたのですが、変える前の経営理念は「神棚に預けた」とのこと。

えっ?!神棚に預けるって…。一瞬思考停止しましたが、簡単には変えられない、捨てられない、それが文化であり風土であり、歴史である。。。なるほど!

私の興味関心の中心は、経営理念浸透によってそこで働く組織成員の心理にどのような変化が生じるのか、というものですが、

ただ、文化・風土・歴史といったマクロ的な視点を、バサッと切り落とすことはできないなと思いました。

脈々と受け継がれている理念が浸透していればいるほど、組織や制度に入り込んでいて、洗い流すことはできない。ただ、組織や制度に入り込んでいるからと言って、それが組織成員の心理に染み入っているのかというと、そういうわけでもない。空気のように当たり前になっているからこそ、変えようと思ったときにかえってトリガーになってしまう。変革の阻害要因になってしまうんですね。

ただ、これこそまさに逆機能といいますか、理念の果たす役割が果たされていないようにも映ります。だからこそ、組織成員の心理 といったミクロの視点が大事になってくるのでは?と思いました。

マクロ的な視点ももちろん大事なので、ミクロとマクロの両輪をどう回していくかが、理念浸透、更には会社の成長、そこで働く成員にとって大事なんだろうなぁと感じたのでした。

楽しい夏季集中授業も、あと1回で終わりかぁ・・・。淋しい。。。もっといろいろなお話聞きたかったなぁ。。。湯水のように次から次へと話題提供をしてくださっていて、本当にリスペクトです。どういう脳の構造になっているんだろう・笑


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