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かさねかさねて


  以前『かさねてく』という詩を書いて、その詩には、ある二つの動画を添えました。

それはどんな内容かと言うと、『ある事象』と『ある事象』が重なっているなと。これとこれ似ているなと思うことを投稿させて頂きました。

  そういうことは時々ありまして。例えば夏目漱石の坊っちゃんに出てくるマドンナと、ギャツビーに出てくるデイジーは似ているなとか。ただこれは、両方知っていなければ共感してもらえないので、こういう事は あまり積極的には、言わないし、むしろ共感を得たくて投稿しているつもりはなく。ただなんとなく。あぁ似ているなと思って投稿しただけです。

 基本、ノリと雰囲気と何となくです。私が作るのものというのは。


一応、載せておきます。


さて。

  今回はそんな何となくに共感していただいた方がおりまして。(マジで !? )と驚きながらも、そういう方がいるのであれば。ちょいと解説でもしてみようかなと思いまして。

私が何をどうかさねたのかの解説です。


  上の記事を読まなくても良いように サッと言うと(じゃあ なんで載せてんなと思いますが)、宮沢賢治の『永訣の朝』という詩と、シソンヌのコント『別れ』というものをかさねて見ました。


永訣の朝 (えいけつのあさ)

  永訣の朝は、宮沢賢治の“妹が亡くなった日の朝”のことが描かれた詩です。たしか二個違いの妹です。シズやったかな、名前は。(※とし子さんでした。) ちなみにこのシズは、(トシです。とし子とも云う )

  賢治同様 優秀で、朝ドラ『あさが来た』の主人公が建てた女子大学校に後に入学してます。(たしか…たしかやで。 ※確かにそうでした) 身体が弱く、24歳とかで亡くなります。私は岩手のことばは分かりませんが、『賢治、雪とってきて』と言っているのだけは何となく分かります。(みぞれでした~。分かっていませんでした~ざんねん)          宮沢賢治は、自分の信じる宗教と父が信じる宗教の違いから よくもめます。妹が亡くなったときも、もめたのではないかと思います。そういう賢治の『大事なひとをうまく見送ることが出来なかった思い』が、銀河鉄道などに繋がっているのではないかと言われております。(諸説あり)


シソンヌ『別れ』

  キングオブコントの王者でもある 表現者・シソンヌの『別れ』というコントです。これを観たとき、声だして泣きました。そして同じくらい笑いました。今でも(あぁちょっとしんどいなて)思うときは、デトックス的な感じで観ています。

  ざっくり言うと、“妹のお葬式で 喪主の兄が挨拶をする”という設定です。無駄にあかるく振る舞うその様は、一見 不謹慎だと捉えられてしまうかもしれませんが、そこには全く不謹慎じゃない理由が含まれております。このコントをみたとき(お笑いを見ているはずなのに、泣いてもいいのだろうか)と思う自分がいましたが、そんなこと言うていられなくなりました。


  どちらの作品も、『兄が 妹を見送る』という設定です。そして歳の差も同じ二つ。

ただ私は、自分でこの二つを重ねておきながら 違うところも発見しました。(いつもこうやって共通点と 違う点を見比べて遊んでます。)

  それは何かというと賢治は、『大事なひとをうまく見送ることが出来なかった(後悔がある)』けど、

さとし(シソンヌ・コント)は、『大事なひとを “ へたくそだけど ” 自分なりに納得のいく見送り方で、見送ることが出来たんじゃないか』という所です。

(大事なひとをなくしたとき、それが出来る人はどれほどいるのか分かりませんが、これはあくまで私の感想です。)


  そしてこれもたまたまなのですが、この『かさねてく』の詩を制作しているとき、三上博史さん主演の宮沢賢治の作品を観まして。(仲代達矢さんが父親役でめっちゃよかったです) それを観たあと、宮沢賢治について少し調べたら。なんとその日がちょうど妹さんが亡くなられた日でした。11月27日です。投稿するつもりはなかったのですが、日付けの変わる直前に 慌てて投稿させて頂きました。ギリギリ投稿ですヽ(*´∀`)ノ いろんな意味で。 だからその日は投稿めっちゃ多いです。(あしからず)


それでは、この辺で

またなにかを かさねたらお知らせします。

のちほど(* ̄∇ ̄)ノ


※『永訣の朝』と『別れ』のコントは、上記の【かさねてく】の中にリンクを貼っております。みなさまの大事な時間を奪ってまで観てもらいたいとは思いませんが、自由時間やつかれたなと思うときに是非。(  ̄ー ̄)ノ




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