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漫画における絵とことばの境界線
宮崎夏次系『僕は問題ありません』を取り上げる。これはモーニング増刊『モーニング・ツー』の2012年12月号〜2013年7月号に掲載された8作品を収録した短編集である。
まず、第一話『線路と家』より、主人公とおこの祖父が亡くなり、遺書に書かれていた家の変形ボタンを押すシーンを取り上げ、ことばを形式的に７種類に分類し、その中から特に、手紙の文面、および「聞こえ方」の表現に着目した。次に、短編集全体から
宮崎夏次系『僕は問題ありません』を取り上げる。これはモーニング増刊『モーニング・ツー』の2012年12月号〜2013年7月号に掲載された8作品を収録した短編集である。
まず、第一話『線路と家』より、主人公とおこの祖父が亡くなり、遺書に書かれていた家の変形ボタンを押すシーンを取り上げ、ことばを形式的に７種類に分類し、その中から特に、手紙の文面、および「聞こえ方」の表現に着目した。次に、短編集全体から