アメリカと日本・出産の違い
私は長女を日本で、次女をアメリカで出産した。
出産経験というのは10人10色でそれぞれにエピソードがあるものだけど、今日は2か国で出産した私の体験を書いてみようと思う。
◆妊娠時
一言でいうと、日本は検診回数が多くて丁寧。
エコー検査も毎回やってくれて当たり前だけど、アメリカではエコー検査は全妊娠期間で1~2回。少なっ!
そのかわり、性別の確認は見た目ではなく血液検査で行うので初期の段階で確定で伝えられた。
(※知りたくない場合は伏せておいてもらうこともできる)
アメリカはすぐサプリを処方してくるので、やれ鉄分だとか、やれビタミンだとかでサプリを飲むように言われた。
そのサプリのサイズが並じゃない。見たこともない大きさなのに、一口で飲めとの指示。
これは最後まで慣れることなくオエッと苦しみながら飲んでいた。
ちなみにアメリカではつわりがひどい人は吐き気止めを処方してもらえる。
私は長女のときもつわりが酷かったが、次女の時もまぁまぁ辛かった。
でも私は妊娠中に薬を飲むのがどうしても不安で、ドクターが処方してくれたにも関わらず信用せずに飲まずに乗り切った。←こういう精神が日本人。
◆出産方法
これは知っている人も多いと思うが、アメリカでは無痛分娩が主流。
私も次女のときは無痛分娩で出産した。
のちにアメリカ人のママ友ができて、それぞれの出産話に花を咲かせていたところ、「日本では無痛分娩はまだ主流ではなく、長女は普通分娩で陣痛にのたうち回りながら産んだ」と言ったら、皆に「なぜ?Why!???ジャパニーズピーポー?」という反応をされた。
私が「麻酔科医が足りないから無痛分娩をやってくれる病院が少ないんだよ」と、(おぼろげな知識で)返答するとまた「なぜ麻酔科医が足りないの?」とさらなる質問攻め。「知らん」と言って終わった。
アメリカ人ママたちは「そんなの麻酔なしで手術するようなものでしょ!?怖すぎ~~~!」と騒いでいた。
アメリカでも1割くらい?ナチュラルな生き方をしたい系の人などが普通分娩を選んで出産しているよう。
そして無痛分娩は、というと・・・
痛みが本当に無くて最高だった!(≧▽≦)
麻酔の入れ方が上手いのかなんなのか、陣痛の部分だけ痛くない。
意識もあるし、手足も動くし、力も入れられる。すごい★
陣痛が始まった頃に麻酔を入れてもらい、まだまだ子宮口が開くまで時間がかかるからと放置され、その間に私は(付き添いの旦那も)うっかり寝ていた。
そろそろ子宮口が全開になるわよ~!と起こされ、10分後にいきみ開始。
途中、次女がつっかえて吸引などされたが麻酔が効いているのでこちらは痛みなく出産終了。
次女は長女よりも500gも大きかったので無痛で本当によかった。
出産が終わり一息ついていると、隣の個室から
「うぎゃあああああ、はやく~~~~!もう無理~~~~!!!!」
「大丈夫よ!上手よ!その調子!グッジョブ~!!」
みたいな英語が聞こえてきたので、
「麻酔なしで産む人もいるんですねぇ」と看護師さんに言ったら
「え?麻酔はしてるわよ。でも出産のときは大声出してる人が多いから、あなたは本当におとなしかったわよね~」と言われた。
えーーーー!無痛分娩であんなに騒げるなんて逆にスゴイ。
◆病院の食事
日本では病院の食事が産院選びの決め手!という人もいるくらい、おいしいご飯が提供されるところも少なくない。
長女を出産した病院は普通の総合病院で、食事が特に美味しいというわけではなかったけど、栄養バランスの考えられた食事が3食提供されて、体の回復に役立った。
ところがアメリカは期待を裏切らない・・・!
THEアメリカンなメニューのみ。
レストランのテイクアウトメニューのようなものが病室に置いてあり、好きな時間に電話をかけて注文すると持ってきてもらえるシステム。
前菜、メイン、おかず、炭水化物、ドレッシング、デザート、飲み物・・・
何にするか聞かれることがありすぎて全部言うの面倒~~~~~~。
好きなものを好きなだけ頼める♪と言っても、産後の体には重いものばかり。
ハンバーガー、ミートソーススパゲティ、フライドチキン、ワッフル、パンケーキ、などなど。
私が1番美味しかったのはチャーハン!ありがとう中華があってくれて!
おにぎりと味噌汁が欲しいよーと思いながら、母乳が詰まりそうなアメリカンフードを食べていた。
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以上、日米の出産で特に違ったところを書いてみた。
◆他にも入院日数がめちゃくちゃ短かったり
(経産婦じゃ出産した日を除いて1泊)
◆病院にカメラマンが常駐していて出産後にニューボーンフォトを撮ってくれたり(撮るのは無料、買うのは高い★)
◆病院についてから出るまでは全て車いすで人が押してくれる
妊婦と産後のママは歩く必要なし
など色々とアメリカならではのサービスもあり面白かった。
日本とアメリカ、どちらが良いということもなく、それぞれの文化が特徴的で私はどちらも体験することができて良い経験になった。
思い出しながら書いていたら長文になってしまいましたが
ここまでお読みいただきありがとうございました。
では、また~!
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