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SM文芸部
2022年12月10日 20:36
このお話の、別の子から見た話です。「他人のプレイレポを書きたい」。そう伝えて会ってもらったのは、聞いていた印象よりぐっと大人っぽい女性だった。すっと伸びた背筋。筆者が何をしているか伝えると、低めの知的な声でからからと笑った。これから始める話は、当然ながら筆者による換骨奪胎があり、聞いたことをそのまま書いていることはほとんどない。例によってこれはフィクションであり、現実の人物や場所には全
2023年1月14日 08:57
他人のプレイレポを書いている、と話すと、おおむねは奇異な目でみられる。だからそういうときは、この話を読んでもらうことにしている。ある女の子に出会ったのは都内の某SMバーでのことで、仲良くなるのにそう時間はかからなかった。物書きを趣味とする筆者は、彼女の話を聞くうちに、小説の題材になってくれないかと熱心に頼むことになる。どうやって今の彼女になったのか、とても興味がわいたから。聞いた話を換骨奪胎し
2023年1月15日 07:47
「他人のプレイのレポを書いている」。これをそこらじゅうで言って回っていると、私のも書いてよ、と言ってくださる方が現れる。うれしい限りだ。ただ、今日のお話の彼はもっと積極的で。彼は、TwitterやInstagramに数多存在する、緊縛アカウントの一つ。上げている写真は控えめに言って、うん……とってもえっち。縄のお写真が大好きな筆者がインプレッションの爆撃をかましたところ、つらつらと、縛
2022年12月8日 20:32
「他人のプレイレポを書きたい」。そういうと大抵きょとんとされるので、まずは筆者が何をしているかを説明しておこうと思う。性経験の少ない筆者は、最近SMの世界をちょっぴりのぞかせてもらったばかり。知りたいことと自分の経験が全然追いつかない。ならば経験者のお話を聞かせてもらおうと、いろいろな場所で猥談を聞いている。その中で聞いた話をもとにして、換骨奪胎し小説風に仕立ててみた。筆者がある女性と会っ
2022年12月9日 19:37
前編はこちらから。※この小説は聞いた話をもとにしたフィクションであり、実在の人物、場所とは全く関係ありません。ドレスみたいな縄と童貞みたいな女私が落ち着いたら館内を「お散歩」する手はずだった。ここは独特のルールがあって、ドアを開け放っている部屋は覗きに行っていいらしい。せっかくだから二人を縛って連れて行こう、と蓮さんが張り切りだす。先ほどシャワーを浴びて、バスローブを着込んでいたゆにち