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[本日の外飲みワイン]ヴィーニョ・ヴェルデ アリント

ポルトガルのVINHO VERDE のARNTO

ムニエ100%、ゼロドサのシャンパーニュを飲んだあとの次の1杯、迷いますよね。

せっかくだからスッキリしたドライな感じのまま爽やかな、でも複雑味もちょっとある、クリーンな感じの「白」行きたいじゃないですか。

リースリング方面いくかどうか迷っていたら、ヴィーニョ・ヴェルデがありました!
そのチョイスはとてもいい。

ヴィーニョ・ヴェルデ(VINHO VERDE)は、ポルトガル北部とスペイン国境付近の海に面した場所で、地図で見るとこんな感じ↓

ロゴがかわいい〜

ポルトガル語で「vinho」はワインを、「verde」は緑という意味だとソムリエ試験の勉強の時に学びました。直訳すると“緑のワイン”。
ポルトガルは生産されているワインの86%が白で魚介類にいかにも合いそうな雰囲気を感じてます。

D.O.Pヴィーニョ・ヴェルデ。特におさえておくワインは「アルバリーニョ」ということで、お寿司にも天ぷらにも合うし、アルバリーニョはずっとチェックして飲食店でも勧めていたし、自分自身、塩味を感じる海のワインで緑っぽい清々しさもあるし、酸がしっかり効いていて食事にあうな〜と思っていたのでよく知ってるつもりでいました。

よくよく調べてみると、なぜヴェルデ(緑)なのか?で新しい発見。
ヴィーニョ・ヴェルデに使用されるブドウは、通常のものよりも1カ月から2カ月ほど早く完熟する前に収穫される、つまり緑色っていうのは知らなかった!
だから発酵途中に気泡がワインに残りやすくてビビビ発泡になりやすいんですって。嫌気でステンレスで醸造しているからとばかり思っていたけど、そもそもの収穫から関係あるのですね。

もちろん早摘みだから糖度が上がらないからアルコール度数低めにできるんだな。そして酸もしっかり。なんでだろう?という疑問。
こうやって飲みながら調べていくと頭に入りますね。

さて、今回は「アルバリーニョ」ではなく「アリント」。
店主のR先生曰く、「ヴィーニョ・ヴェルデはAがつくブドウ品種が重要」とのこと。「Alvarinho「Arinto」「Avesso」「Azal」かな。

アルバリーニョしか飲んだことがなかったのでそれとの比較になりますが、
アルバリーニョは、レモン、グレープフルーツ、桃、パッションフルーツ、ライチ、オレンジピール、ジャスミンみたいな、とてもフルーティーで感じのよい複雑な感じと塩気があって、とてもわかりやすい美味しいワインというのに対して、

アリントの方は、素晴らしい酸味。
リンゴ、ライム、レモンを思わせる柑橘とミネラル感。甘みや南感はあまりなくて爽やかさとエレガントさ。とてもスマートです。
ワイン単品で飲むんだったら個人的にはアルバリーニョが安定の安心感あるけど、こういうのもちゃんと飲んでおきたい。

美味しいです。
おすすめされないとなかなかたどり着けないかもしれない白ワイン。
酸味がしっかりだから結構冷やして、スパークリングワインなんかもいいだろうな。

夏に飲みたいワインです。
フルーツが入ったサラダとか、魚介をオリーブオイルとレモンでマリネしたものとか、よさそう。

日々勉強です。

ヒカル

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