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ASDが「働く」を考える

久しぶりに記事を書いてみる。
考え事が増えてきたため、整理のつもりで。




今回の前提

あくまで、「本業」に関わるお話。
そのため、副業に関しては考えないこととする。


障害者委託訓練を利用して


障害者が社会での職業活動や生活能力を向上させるための訓練プログラムです。障害を持つ人々が就労や日常生活で必要なスキルを身につける手段として提供されます。訓練内容は様々で、事務業務、技術系業務、サービス業務などの分野があります。また、障害の種類や程度によっても異なるプログラムが提供されます。訓練期間は通常数か月から1年程度で、修了後は就労支援や自立支援などが行われることもあります。

ChatGPT3.5に「障害者委託訓練とは?」と聞いてみた

自分は今、とある企業で事務の業務をこなしている。
期間は3ヶ月で、今は半分を過ぎたところ。

業務と言っても多岐にわたる。下記は主な業務だ。

  • PCでのデータ入力

  • FAXする(今どき(笑))

  • 書類回収(自転車漕いで)

  • 清掃

事務、とはいっても事務補助、というのが正しいだろう。
なんせ出勤から退勤までデスクワークが続くわけではないからだ。


そして、ふと思いつく

これ、マックジョブでは?

マクドナルドというファーストフードチェーン店でのアルバイトやパートタイムの仕事を指します。一般的にはレジやキッチンでの調理や接客業務などを含みます。特に若い世代や学生などが多く働く職種であり、柔軟な勤務体系や短時間勤務が可能なことから人気があります。

ChatGPT3.5に「マックジョブってなに?」と聞いてみた

教えられたら誰でもできる仕事ではないだろうか。

PCの基本的なことが理解できれば、
FAXの方法を教えてもらえば、
どんな、どこで書類を回収するのか、
どこを掃除すればよいか。

聞けばすべてわかる。
困ったときに助けてくれるかは別として
分からないうちは質問攻めすれば解決する。

経験を積むことで業務は増えていくだろうが、
自分はこれらを10年スパンではやりたくない気持ちが
フツフツと湧いてくる。

ただし、これはこれまで社会経験ゼロのASDが感じていることだ。
1ヶ月半ほどの社会経験ではここまで、なんだろうか。


障害者が働くのに最も大事なこと

だが、自分は障碍者(障害者)が働く上で大事なことを
この一月半で知ることができた。

「理解よりも支援が必要だ」

世間では障害者に対して
その障害の特性を理解することが最も大事だとされていると感じる。

しかし、それではまだ足りない。

理解した先にどうすれば働きやすい環境を維持・向上させられるかを
上司が常に考える必要性がある。

上司のサポートなし、もしくは新人研修がなければ
健常者であっても会社には貢献できないだろう。

それと同じだ。
ただ一点、事前に障害の概要を掴んでおき
その人にあった働き方を上司が、企業が提供できるかどうか、だ。

そして実際に業務をこなしてみて、
障害者本人へ感想・改善点を洗い出してもらい、
どうしても苦手なことに対しては
上司がその業務中だけ常に隣にいる、などの支援を加える。

こうやってPDCAサイクルを常に回すことが
障害者雇用をより向上させていくのではないかと
障害者である自身は考えている。




最後に

今回の障害者委託訓練中に個人情報をデータ化する業務を任され、
その際にそれらを見てみると、
自分の訓練先は明らかに年功序列の会社であることに気づいてしまった。

今の訓練先には本当に申し訳ないが
この現代においてこの企業に就社することは絶対になさそうだ。
たとえ人間関係が良好であったとしても、だ。

働く意欲はある、と主治医は意見していたが
「自分よりも苦しんでいる人たちのためになりたい」という
自身の思いがある以上は
雇われるより雇う立場になる方が良いのかもしれない。


もし意見などあればコメントしてくださると嬉しいです。

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