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「頑張る」の土俵が変わった夏

おはようございます。

3連休が終わったかと思ったら、明日から長男は人生初の夏休み。

次男も通っている幼児教室(お受験塾)が夏休みに入り、「夏期講習期間」になりました。

待ちゆく人を見ながら思う事についての話です。


駅前には沢山の受験生

3連休中、駅前にしばらくいたら沢山の受験生が歩いて行きました。

日能研の「Nバック」を背負った子供

そして
白のポロシャツ+紺の短パンの幼児と
ネイビーのワンピース+ストッキング+革靴のお母さん。

そう、「お受験」の親子。

10分程座っているだけで、沢山の人が塾が入っているビルへ吸い寄せられていきます。

その様子を見て「あぁ、懐かしいね。頑張ってるね」と呟きながら、

ふと「じゃぁ、今年の私は頑張ってないのか?」
「子供は夏に頑張らなきゃいけないの?」とモヤっとした気持ちになりました。

1年前の夏、ネイビーのワンピースを着ていた


去年の夏、どうしても長男を行かせたい小学校がありました。

トイレに7月~10月までのカレンダーを並べて、夏期講習・秋期講習の予定をびっちり書いていました。

また、沢山の講習に付き添うために夫婦どちらも職場にかなり調整をお願いしていました。

正にチーム戦でした。

猛暑の中、朝から長男は襟付ポロシャツ、私もネイビーのワンピースにストッキング。

塾が入るビルへ向かう途中、去年も沢山の「Nバック」を背負った小学生を見かけました。

お受験の幼児は両親どちらかと手を繋いで歩いているけど、Nバックの子供達の多くは1人で歩いています。

去年、長男の志望校は系列の中学がなく
殆どの子が中学受験をする私立小学校」でした。

私はNバックの子供達を見つめながら

「あの子達は、『今日はもう行きたくない』って思う事はないのかな?途中で引き返したり、サボったりする子はいないのかな?」なんて、思っていました。

大人だって「今日はもうサボっちゃえ!」みたいな事思うし、それもアリだよ?みたいな風潮ありますよね。

そして、「もし長男が志望校に合格したら、6年後はほぼ確実にあのNバックを背負う小学生になるんだ…」と、複雑な気持ちを抱いていました。

結果的に小学校受験は不合格だったので、今でも年長の長男に負荷をかけた事を申し訳なく思う気持ちもありますが。

夏期講習へ向かう途中の会話、終わってから最寄り駅のカフェでアイスを食べた事、親子2人だけで沢山の時間を過ごす事ができました。

もし受験がなければ、1対1の時間を過ごす機会もなかったと思います。

母になる前の夏、340日スーツを着ていた


更にさかのぼると、私は「母になる前」は夏に限らず一年中、土日祝も、お盆も年末年始も関係なく「スーツ」を着ていました。

今では完全にアウトですが、出産する以前は今ほど「4週4休」等、労働時間に対する規制が厳しくなかったので、予定を目一杯入れて

個人・法人を問わない営業職として、空いている日は訪問準備、勉強会…と、予定を詰め込みまくっていました

ある年は「年間休日15日」でした。

今、こんな社員がいたら上司はクビが飛ぶと思います。完全に「厄介な社員」です(笑)

その当時だって夏は猛暑だった。

それでも私はスーツ+ストッキング+紐が切れる程思い鞄を持って歩いていました。

母になり、すっかり「カレンダー通りに働く人」と化した私ですが(豹変しすぎ)、今でも休日にかつての私みたいな人を見かけると「お疲れ様~!」と、涙が出そうです(笑)

その頃の私は、「Nバックの子供」を見ても「あのリュックよく見かけるな」位で、その子供達がどういう子供なのか全く分からず、何も感じる事もありませんでした

今年の私は「頑張っていない」のか?


駅周辺にいる受験生、お受験ママ、スーツ姿の営業マン

それと比べて、ワンピース+素足+サンダルの私は「頑張っていない」のか。

「我慢していない=頑張っていない、ラクをしている」

何となく、そんな気持ちになりました。

でも、「頑張る」って何?

そもそも「頑張らないといけない」のか?

連休のど真ん中、わざわざ1時間以上車を走らせて大きな公園に向かいながら考えていました。


子供に色々な景色を見せたい。

色々な「体験」をさせたい。

子供が少しでも「これやってみたい」「これ、見てみたい」と言ったらすぐに調べる。

この記事で紹介した「ぎん太」さんのお母さんのように、
私も「子供の興味を楽しく学びにつなげられる母」になりたい。

私自身が、小学校時代は少女漫画に没頭しすぎて

算数は苦手(ついていけない)、身近な科学、社会には無関心、本を読むのは好きでも国語という「教科」は嫌いという子供だったから。

大人になって勿体ない事をしたと思うし、「親」になってから子供の教科書や子供向けに出版された「学習系漫画」を見ると、凄く面白いし私自身が勉強になっている。

だから、子供と一緒に「どうして雨が降るのかな?」とか、

知らない言葉に出会った時に辞書で一緒に調べたり、

料理をしながら単位を学んだり、

地図を一緒に眺めているだけでも楽しい。


「子供と一緒に遊んでいるだけ」かもしれないし

「親のエゴ」が溢れているのも十分承知だけど

小1と年中の子供と過ごす夏は、この夏しかない。

だから「頑張る土俵が変わっただけ、遊びも真剣に頑張っている」

そう結論づけました。


本当に、子供の成長は早すぎますよね。

しまじろうコンサートを見ていても、オムツでお尻が大きく膨らんでるちびっ子を見て、「あぁ、もうあんな姿は見られないんだ」って、泣きそうになります(笑)

また来年は全然違う夏を過ごしているかもしれないけど。

今年は、全力で遊びます!

皆さんはどんな夏を過ごしますか?良かったらコメント欄で教えて下さい(^^)


モヤモヤを吐き出すだけのハズが、かなり長文になってしまいました💦

最後までお付き合いいただき、有難うございました。



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