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教育改革の必要性は痛い程分かった。では、私達はどうすれば良いのか?

3~4年程前に工藤勇一校長をカンブリア宮殿で知って以来、沢山の著書を読みました。

工藤先生の講演の中に「日野田校長」というキーワードが出てきて、この本にも辿り着きました。

相変わらず感想を上手くまとめる事ができないのですが💦

日本の教育はこのままではマズイぞ!という本の中の前半部分については、ほぼこの動画で語られています。

日本の中にいると気づかない、「世界から見た日本の立ち位置」がよく分るのでおすすめです。

ただの保護者はどうすれば良いのか?


読めば読む程分かるんです。

スマホどころか、一家に一台の固定電話すらなかったような時代から「一斉授業」というスタイルが変わっていないんだから。

これだけ情報源も、塾も、教材も溢れている時代に学校風景だけがずっと変わっていない事が限界を迎えている。

不登校や自殺は子供だけはなく、先生にも広がっている。

公教育が変わる事をずっと願っていました。

だって、工藤校長も、日野田校長も、教育界のノーベル賞を受賞した正頭先生も、皆「私立」の先生。

野本響子さんの本だって「マレーシアへ教育移住」している。

「ただの保護者」がマネできる事ではない。

アプローチは政治から?


公教育と言えば、教育委員会。
教育委員会は都道府県や市区町村に設置されていて、文部科学省を国全体を束ねている?(合ってる?)

何だか凄く大変そうなのだ。
だから工藤校長も「私立の方が改革しやすい」と発言していたのだ。

でも、公教育を受ける子供の方が圧倒的に多い。
だからこそ、私は公教育の改革に奮闘する人を応援したいと思う。

そこで注目しているのが、縁もゆかりもない芦屋市の市長。


noteもInstagramもフォローして、ひっそり応援をしていたのですが、この度教育委員会の人事案が否決されてしまったそうです。

平たく言うと「遠方の人だから」が反対理由だった模様。
このニュースのコメント欄には、市長に対して辛辣なコメントが多数投稿されていましたが、Instagramを見ると色々な思いが語られていて何とも複雑な気持ちになります。

実際のところ市議会の胸の内は分からないけど、これって安芸高田市の石丸市長と何となく似た展開に感じるのは私だけ?

きっと工藤校長も、日野田校長も、改革の途中には色々な障壁があったと思うけど「学校の中」と「政治」の世界では、規模感も何もかも違うのかな?

根回し?対話?

日野田校長の本の中に、改革する過程をこう書かれていました。

箕面高校は平均年齢55歳(当時)の学校でした。 そこに、36歳の校長がパラシュートでいきました。私はトップダウンが本当に苦手なので、右手にコーヒー、左手にお菓子持って、先生方を回って「困っていることはないですか」「やりたいことないですか」と、順番に聞きまくりました。当然最初の3ヶ月は無視されます。何回も話しているうちに、みんなぽろぽろと語ってくださるようになりました。

東大よりも世界に近い学校

勿論、両市町とも沢山「対話」をされていると思うし、政治と学校の世界では違うだろうけど。

教育ひとつとっても、いかに有権者がしっかり調べて経過を見ていかないといけないんだなと感じました。

東京都の高校授業料「無償化」だって、結局のところは財源は税金。

公共工事も、社会保障も、何もかも税金。

国民が税金の使い道に対して目を光らせて、限りある資源(時間、労働力)を何に分配するべきなのか考えないといけない。

と、「ただの保護者」の私にとっては物凄くハードルが高い事を考えてしまう今日この頃でした。

社会人になる頃、先生から「職場では宗教と政治の話は絶対にしてはいけない」って言われました。
その頃は「確かに気まずい空気になりそうだ」と思って納得しましたが、今思うと変な話ですよね。
「対立構造」だと思うから気まずくなるのであって、お互いの意見や思想を尊重して対話するスキルがあれば、何も問題ないですよね。
むしろそういう話題を避け続けた結果、世の中全体が「政治に無関心」になってしまった気がします。

最後までお読み頂き有難うございました。
今日も素敵な一日になりますように☆彡

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